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教育が「伝統」と「未来」を守る~グアテマラ出張記~

リレーション開発部
関根 真美

America中南米

事務局より

更新)

リレーション開発部の関根です。プラン・スポンサーシップをご支援くださるスポンサーの皆さまと活動地域の子ども(チャイルド)との交流促進を担当しています。2022年8月、初めての出張でグアテマラへ。先住民族が多く暮らすプランの活動地域では、子どもたちや人々との忘れられない出会いがありました。出張を通じて得た気づきや学びをお伝えします。

マヤ系先住民族の美しい民族衣装

写真:ロンディさん(21歳)と娘のサラちゃん(2歳)

ロンディさん(21歳)と娘のサラちゃん(2歳)

日本からメキシコを経由して、合計15時間の空の旅。その後首都グアテマラ市から陸路で移動し、ようやくプランが活動する農村地域に到着しました。町を歩いていてまず目についたのは、女の子や女性の美しい民族衣装でした。グアテマラはマヤ系先住民族が人口の約40%を占めています。なかでも私が訪問したバハ・ベラパス県では、90%以上が先住民族の人々です。 女性たちが身につけているのは、長くボリュームのあるスカート。動きづらいこともあるのではと尋ねると、彼女たちは口々に「この衣装は民族の誇り」だと話します。2歳の娘を持つロンディさんは「もちろん、運動するときや日常生活のなかでズボンや短いスカートをはくこともあります。でも私は民族衣装が大好き。娘にもずっと着てほしいと思っています」と話してくれました。

公用語の教育が将来の可能性を広げる

写真:小学校教師、リカルド先生

小学校教師、リカルド先生

今回の出張では、地元の小学校を訪問する機会もありました。教師のリカルド先生にお話を伺いました。民族の言葉であるマヤ語しか話さない家庭で育った子どもは、学校に入学しても公用語のスペイン語で行われる授業についていけず、留年や中途退学をしてしまうこともあるそうです。プランは子どもたちが就学前にスペイン語を身につけられるよう、幼稚園での就学前教育支援も行っています。個人的には「スペイン語の習得を支援することは、彼らの伝統であるマヤ語を尊重しないことになるのではないか」という思いが少なからずありました。しかし、現地の先生方のお話しを伺い、公用語のスペイン語を学ぶことは、子どものよりよい学びを後押しし、知識や技能といったライフ・スキル(生きていくために必要な力)を身につけることに直結していることが分かりました。それがひいては「伝統を守る」手段にもなるのだと実感しました。

写真:調理を担当する女性たち

調理を担当する女性たち

訪問時はちょうどお昼時だったので、給食室では子どもたちのために、グアテマラの国民食「カルド」と呼ばれる鶏のスープと茹で野菜の調理中でした。グアテマラでは子どもたちの慢性栄養不良が問題となっているため、学校給食で栄養豊富な食事を提供することは、子どもたちの教育の継続にもつながります。調理を担当する女性たちは毎日100人分以上の食事を作っているそう。「大変だけど、子どもたちが元気に学校へ通ってくるように、私たちもがんばって働かなくちゃね」という言葉から、子どもたちの学びを支えようとする女性たちの思いが伝わってきました。

未来にむけて行動を起こし始めた女の子たち

「マチスモ(男性優位主義)」が根強く残る中南米では、女の子や女性たちは弱い立場に置かれ、男性の強さの象徴としての暴力の被害に遭ったり、女の子だからという理由で十分な教育を受ける機会を得られずにいます。プランはグアテマラにおいて、子どもたちの教育以外にも、子どもの権利推進にむけたさまざまな取り組みを行っています。訪問中に出会った17歳の女の子、ヘイディさんは、プランが実施する「性と生殖に関する健康と権利」のプロジェクトに他の女の子たちとともに参加しています。週に一度の勉強会では、保健省の女性職員や女性の医師を講師に迎え、性暴力や早すぎる結婚(児童婚)などから身を守る方法や、性と生殖に関する健康サービスの利用などについて学んでいます。

写真:胸を張って自分の意見を発表するヘイディさん

胸を張って自分の意見を発表するヘイディさん

ヘイディさんたちは、ただ学ぶのではなく、参加する女の子同士のネットワークをつくり、保護者や先住民族リーダーへの意識啓発も行っているそうです。「自分に役割が与えられたことで、責任の果たし方を学びました。得た知識は、より若い世代にも共有していきます。私たち女の子が起こしたアクションの結果は、この先の未来できっと実を結ぶはずです」と力強く話してくれたヘイディさん。次の世代への責任を語る凛とした姿に感動しました。

写真:活動地域の女の子たちと

活動地域の女の子たちと

日々の業務を通じ、活動地域の状況はある程度「分かっている」つもりでいました。しかし今回、子どもたちや保護者、それを支える地域の人々と触れ合うことで、文字や数字では表しきれない生活の様子や悩み、思いを感じることができました。この経験を業務にも活かすとともに、さまざまな場で発信していきたいと思います。子どもたちの未来を創るために、これからも皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。

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