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(2023年04月13日更新)

プラン・インターナショナルは、ジェンダー平等の実現にむけ、国内外でさまざまなアドボカシー(政策提言)活動に取り組んでいます。

このたび、日本における女の子と若年女性のリーダーシップの現状を、データを用いて包括的に論じた「ガールズ・リーダーシップ・レポート2023」を発表しました。これは、日本の15~24歳の女の子および若年女性が「政治・経済・地域社会」でリーダーとして活躍するための提言をまとめたものです。

リーダーになることを躊躇する女の子たち

15~24歳は、進学や進路、パートナーとの出会いや結婚、出産など、ライフステージの変化を経験する時期です。
レポートでは、女の子が政治や経済、地域社会で活躍することを躊躇する背景に、年齢が上がるにつれて内面化されていく女の子自身のジェンダー・ステレオタイプがあることに言及しています。固定化されたジェンダー・ステレオタイプは、女の子への期待の低さや、進路選択の制約につながり、彼女たちの将来にも大きな影響を及ぼします。

写真:進路におけるジェンダー間格差(レポートより)

ステークホルダーへの提言

女の子のリーダーシップを育むためには、社会規範やジェンダー規範の見直し、学校や職場における環境整備など、多くのステークホルダーの理解と協力が不可欠です。
レポートには、保護者や家族、学校、政府および自治体などに対する具体的な提言も盛り込まれています。

主な提言

保護者・家族へ:
ジェンダー・ステレオタイプは誰もが持つことを自覚すること
学校へ:
進路指導や学外活動でのジェンダー平等を推進すること
政府・地方自治体へ:
政府が進める少子化対策において、女の子および若年女性の声を反映させること
国会議員/市区町村議員に女の子および若年女性が将来立候補できるための制度設計を行うこと
民間企業へ:
男女間賃金格差の解消を推進すること

写真:アドボカシーグループリーダー 長島美紀

アドボカシーグループリーダー 長島美紀のコメント
プランは、女の子が「学び」、「自分の人生を自分で決定」し、「おかしいと思うことに声を上げる」ことができるよう働きかけるとともに、率先して物言う女の子の存在を社会が認め、女の子をがんじがらめにしてきた「こうあるべき」という規範を変容させることを目指し活動しています。今回のレポートは、女の子や若年女性が学校や職場、地域社会でリーダーシップを発揮する機会を妨げ、リーダーになる意欲を奪う要因を調査しまとめたものです。
日本でも、女性活躍推進の重要性が叫ばれて久しいですが、背中を押されたとしても女性はいきなり活躍できるわけではありません。幼いうちから若年女性になる過程で段階的に、家庭、学校、職場、地域社会などあらゆる場での経験の積み重ねとそれらの経験から育まれる自信や自尊心が、女性の活躍を可能にするのです。
残念ながら、これまで日本では「女の子のリーダーシップ」に対する注目度が低く、対策が講じられることもありませんでした。しかし、女性の活躍を推進するためには、「女の子」の活躍を阻むものを明確にし、その障壁を取り除いていくための効果的な施策が求められています。
何より重要なのは、すべての女の子や若い女性が、「自分には無理だから」とあきらめてしまうのではなく、自分の可能性を信じて自ら立ち上がり、おかしいと思ったことに声をあげる「勇気」を持つことです。
このレポートが、国や地方自治体、メディア、教育関係者、NGOなどのステークホルダーだけではなく、すべての女の子たちが、リーダーシップを持つことについて考えるきっかけになることを願っています。

プランは、女の子や若年女性たちが声をあげ、リーダーシップを発揮できる社会の実現を目指して、引き続き活動していきます。

レポートはこちらからご覧いただけます。

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