(2024年07月24日更新)
約5900キロを駆け抜ける過酷な「アフリカ・エコレース」を完走したことで注目を集めた、ライダーの田中愛生さん。スポンサー※として、レース後にセネガルのチャイルドを訪ねた様子について伺いました。
- ※「プラン・スポンサーシップ」でチャイルド(プランの活動地域で、地域の人々を代表する子ども)と交流する支援者のことを“スポンサー”と呼んでいます。
スポンサー:田中愛生さん
チャイルド※:モワッサさん(6歳)/セネガル
- ※「プラン・スポンサーシップ」でプランとともに活動し、村を代表してその成果を私たちに伝えてくれる子どもたち。

音楽やお揃いの服で歓迎

「幼稚園に通うために片道10Km以上を歩く人もいると聞きました。他にも色々な課題があると思うので、今後も現状について学んでいきたいです」
チャイルドに初めて会ったときの印象は、シャイで可愛い男の子。最初はもじもじして打ち解けるのに時間がかかったところが6歳の子どもらしくて、素直な反応が見られたのがうれしかったです。プラン・スポンサーシップがつないでくれたご縁で、遠く離れたセネガルに住む男の子に会いにいくというのは不思議でしたしワクワクする体験でした。
集会所では、村の皆さんが総出で音楽を奏でて歓迎してくださいました。その音楽はエネルギッシュでこれまでに聞いたことのないリズムが新鮮で、驚かされました。チャイルドの家族や地域の方々が笑顔で迎えてくれ、その場にいた全員でダンスを楽しんだのは心に残る思い出です。貴重な現地のお茶やナッツ、そしてチャイルドとお揃いの生地で作った服をプレゼントしていただいて、感激しました。

セネガルのプラン職員と一緒に
渡航には色々と不安がありました。でも、セネガルにあるプランの事務所に到着すると、まず最初にセキュリティについての説明があり、訪問者と子どもたちの安全を第一に考えてくださっていることが伝わって安心できました。国や文化の違いをていねいに説明くださったこともよかった点です。そして、職員のみなさんがチャイルド一人ひとりを気にかけ、とても明るく使命感を持って仕事をされている姿に深い感銘を受けました。
夢を追う姿を見せたい

レース中にサハラ砂漠にて
今回のチャイルド訪問は、「アフリカ・エコレース」に参加したことがきっかけです。学生時代から途上国の問題に関心があって、プラン・インターナショナル主催の勉強会などに参加していました。レースでセネガルに行くことになり、セネガルの子どもを支援したいとプランに相談して、プラン・スポンサーシップを始めることになったのです。サハラ砂漠などを走り抜け、セネガルの首都ダカールの海岸を走ってゴールしました。チャイルドの村を訪ねたとき、村の長が地域の方たちに、私がラリーに出場したことを話してくれたことがうれしかったです。

アフリカ・エコレースで見事、ゴールに。5年の歳月をかけて準備したそう
バイク好きの父親の影響で、大学進学後に二輪の免許を取得しました。レースにはずっと興味がありましたが、「バイクは危ないし女の子だから」と、約10年間もレース出場をためらっていました。レースを終えて強く感じるのは、周囲の目を気にせず自分の情熱に従って進むことの大切さ。男の子でも女の子でも、自分が追求するものを信じて突き進んでほしいです。私は自分の行動を通じて、チャイルドや世界の子どもたちに、夢を追い求める勇気と決意を示していきたいです。
田中愛生さんの訪問スケジュール
| 2023年 12月15日(金) |
日本を出発、ラリー出場のためモナコへ |
|---|---|
| 12月30日(土) | ラリーをスタート |
| 2024年 1月14日(日) |
ラック・ローズ海岸(セネガル)にゴール |
| 1月15日(月) | ダカール(セネガル)へ到着
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| 1月16日(火) |
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ルガ活動地域について

プランは1982年からセネガルで活動を開始。ルガ活動地域のチャイルドの数は約7,000人、うち約170人が日本のスポンサーを持つチャイルドです。この地域は結核患者が多く、2023年は結核症状のある1,556人を医療施設に紹介しました。また、妊産婦の死亡率削減を目指し、医療従事者と協力してシステムや設備の改善と、看護師と助産師の再教育を行っています。

- ※2024年7月発行のプラン・ニュースの記事を再編集し掲載しました。






