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(2025年03月05日更新)

ハイチ緊急支援

寄付の募集を締め切りました。ご支援いただきありがとうございました。

ハイチを「見過ごされた人道危機」にしないために

ハイチでは現在、政情不安のさらなる激化や武装集団同士の抗争の深刻化により、「国家崩壊」とも表現されるほどの厳しい人道危機が続いています。しかし、残念ながら日本では、その実情が十分に報道されていないのが現状です。
この記事では、ハイチでいま何が起こっているのか、どのような支援が求められているのかをお伝えするとともに、私たちにできる具体的な支援方法をご紹介します。

ハイチで何が起こっているのか

写真:貧困と飢餓が深刻化している
貧困と飢餓が深刻化している

カリブ海に位置し、西半球で最も貧しい国とされるハイチは、長年にわたる政治の混乱や相次ぐ自然災害の影響で深刻な被害を受けてきました。こうした要因が重なり、国内の社会基盤の整備が進まず、貧困や飢餓が深刻化しているにもかかわらず、日本では大きく注目される機会が少ないという現状があります。

国連世界食糧計画(WFP)によると、ハイチでは人口の半数にあたる540万人が急性の食料不安に直面しています。飢餓の背景には、情勢不安や都市部の治安悪化が大きく影響しています。首都ポルトープランスでは、ギャングの抗争や暴力が横行し、その混乱を避けるために多くの住民が避難を余儀なくされています。その結果、安心して働いたり農業を続けたりすることが難しくなり、貧困と飢餓がさらに悪化する悪循環に陥っているのです。

最大の犠牲を強いられているのは子どもたち

武装集団の抗争により治安が極度に悪化するなか、特に深刻な影響を受けているのは子どもたちです。
国際移住機関(IOM)によると、現在104万1,000人以上が国内避難民となっており、その半数以上が子どもたちとされています
教育の場が奪われるだけでなく、栄養不足に陥り、時には暴力の危険にさらされているケースもあります。

写真:自宅で教科書を読む女の子。「学校に通う途中、空腹で倒れそうになります」
自宅で教科書を読む女の子。「学校に通う途中、空腹で倒れそうになります」

プラン・インターナショナルの支援活動

プランはハイチでの人道支援活動を強化するため、2025年1月から日本での寄付募集を開始しました。

  • 緊急支援
    避難・強制送還された子どもと家族への多目的現金支給、食料・水・衛生キットなどの提供
  • 心理社会的支援
    暴力を受けた子どもたちへの個別・グループ支援の実施、特に女の子と若い女性のニーズを重視
  • 家族の追跡と再会
    保護者のいない子どもの家族を探し、再会を支援
  • 地域における子どもの保護
    子どもの保護委員会の設立や、保護リスクの啓発を推進

あなたの寄付が大きな力に

大きく報道されない今こそ、あなたの関心と寄付が、ハイチの子どもたちに穏やかな暮らしと未来への希望をもたらす大きな力となります。

子どもたちの声

カティアナさん(10歳、小学校3年生)

写真:カティアナさん(10歳、小学校3年生)

家に食べ物がなく、何も食べられないまま眠ることもあります。毎日川に水汲みに行かなければならないので、宿題ができない日もあります。でも、コミュニティに新しい給水ポンプができて助かっています。将来は医師になりたいです。

ナタリーさん(17歳、シングルマザー)

写真:ナタリーさん(17歳、シングルマザー)

暴力を振るう元パートナーから逃れた後に、妊娠が分かりました。現在は6カ月になる娘と国内避難民キャンプに身を寄せています。今一番必要なのは、安心して暮らせる場所、それから赤ちゃんに食べさせるもの、そして仕事です。プランからベビーキットをいただいたり、赤ちゃんの世話の仕方のアドバイスをもらったりしています。そういった支援は頼れる人がいない私にとってとても貴重です。

  • ※ベビーキット(簡易ベッド、タオル、衛生用品、体温計など)。また、同行者のいない若い母親にはミルクやシリアルなどの食料品、おむつなども配布

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