(2025年09月05日更新)
2025年8月30日、プラン・インターナショナルは他のNGO※とともに、セミナー「ロヒンギャ危機を忘れないで―現場からの声と支援のいま」を東京・神田の会場およびオンラインで同時に開催しました。当日は、会場とオンラインあわせて64名の方々にご参加いただきました。
- ※主催:ロヒンギャ難民支援有志NGO(公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン、特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR Japan)、特定非営利活動法人グッドネーバーズ・ジャパン、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン)
大規模な武力衝突から8年…ロヒンギャ危機の今
セミナーの冒頭では、立教大学准教授の日下部尚徳氏が登壇し、ロヒンギャが難民となった歴史的背景や、過去10年間でバングラデシュ政府や市民が難民受け入れにどう対応してきたかを説明しました。
さらに、2021年のミャンマーでのクーデター以降、ロヒンギャ難民を取り巻く状況が急速に悪化したこと、これまでロヒンギャ支援の半分以上を担ってきた米国政府の拠出停止による支援現場の危機的状況など、ロヒンギャの人々が現在直面する困難を分かりやすく解説しました。
4団体によるロヒンギャ難民支援活動の最前線
続いて、現場で支援を続けるNGO 4団体が、それぞれの分野における取り組みを発表しました。難民を助ける会(AAR Japan)は障害者の支援、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは水・衛生およびシェルター(仮設住居)分野の支援、ワールド・ビジョン・ジャパンはジェンダーに基づく暴力の予防・対応について報告。
プランからは、「ロヒンギャ難民の識字教育」プロジェクト※を担当する内海職員が登壇し、ロヒンギャの若者たちが置かれている状況、教育支援の成果、現在の課題などを紹介しました。
- ※このプロジェクトは、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の支援のもと実施しています
質疑応答では、「高校生として、日本にいる私たちに今できることは?」「将来、ロヒンギャの教育支援に携わる方法は?」などの質問が寄せられました。オンライン配信の終了後、会場ではグループディスカッションや全体共有も行い、参加者の皆さんと登壇者が対話する時間を多く設けました。会場・オンラインともに、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!
当日参加できなかった方、もう一度発表内容を見直したい方は、こちらの動画をご覧ください。
参加者の声
ウクライナや中東の難民がピックアップされがちな世の中で、他にも日々生きていくことすら大変な人々がいることを改めて学ぶことができ、すごく勉強になりました。
それぞれの視点や想いをもって参加されている方たちが多く、参加者同士でグループ対話する時間もあって、とても良かったです。たくさんのジェンダー課題が話されているにも関わらず、LGBTQ+の話がなかったことが気になりました。
日本のNGOがどのような活動をしているのか具体的に知ることができました。今後もアンテナを張って、この問題を忘れないようにしたいです。
主催NGO一同、今回のセミナーを通じてロヒンギャ危機や難民支援への関心が高まり、長引く難民生活を継続して支援する重要性への理解が広がっていくことを願っています。






