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日本の若い女性に与える影響を初の独自調査~新型コロナウイルス(COVID-19)~

Because I am a Girl

アドボカシー

(2020/05/12更新)

新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大は、世界中で女の子や若い女性たちをジェンダーに基づく暴力や性的搾取の危険にさらしています。プラン・インターナショナルは、世界中でこうした事態に警鐘を鳴らし、感染対策における女の子と女性への支援を訴えています。2020年4月、日本でも、女の子や若い女性の実態を把握するためのアンケート調査を行いました。

世界中で何百万人もの女の子や女性たちが、犠牲に

世界ではロックダウンによる社会活動や経済の急速な停滞に伴い、性的・身体的・心理的虐待などの犠牲になっている女の子や女性の数が激増しています。近親者による暴力や虐待の危険にさらされている女の子や女性たちは、社会との繋がりがない場合が多いため、電話相談やシェルター、心のケアなどの必要不可欠な公共サービスを利用できずにいます。各国政府が即座に対処しなければ、多くの女の子や女性たちが、さまざまな分野で十分な支援を得られず、ときとして暴力や虐待の犠牲になってしまいます。

写真:世界中で何百万人もの女の子や女性たちが、犠牲に

日本の若い女性の声を聴く

ジェンダー格差の大きな日本では、新型コロナウイルス(COVID-19)の若い女性への大きな影響が危惧されます。しかし、若い女性は、さまざまな物事を決める場に参加する機会が少ないため、彼女たちの声は政策を決定する人たちに届きにくい現状です。こうした実態を把握するため、2020年4月15日から26日の期間オンラインで、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響に関するアンケート調査を実施しました。
対象はジェンダーに基づく暴力の被害、家事労働や看護などの無償ケア労働の増加、さらに経済的な悪影響が懸念される15~29歳までの女性です。(有効回答数364)

グラフ

経済的不安

  • 失業と収入減への不安を感じている女性 32.8%
  • 実際に収入が減った 32.4%
  • 中長期的な不安で失業と収入減をあげた女性 42.4%
  • 政府に中長期的にして欲しい対策でもっとも多い回答は、生活困窮者の支援 63.2%

ほか、世帯主へ行われる現金給付についても、ドメスティック・バイオレンス(DV)被害以外にもさまざまな事情を抱えた家庭があるため、女性へ届かない可能性や家父長制的な支援方法に懸念する回答もありました。

ジェンダーに基づく暴力

  • 家族、恋人、友人とのけんか・不和が増えた 12.8%
  • 中長期的に政府に行って欲しい対策「DV、子どもへの虐待防止、被害者救済対策の強化」 41.8%

ほか、「DV被害増加の報道をみて怖い」という精神的不安を訴えた回答もありました。

性と生殖

既婚者、子どもがいる女性、妊婦の女性は、そうでない女性より新型コロナウイルス(COVID-19)の影響に以下のような不安を感じている人が多い傾向であることがわかりました。

  • 妊娠すること
  • 母子感染
  • 医療崩壊による出産への影響
  • 妊婦が妊娠期間中に感染すること

ほか、SNS上で、この時期に妊娠している女性に対して無責任だと批判する投稿や、「コロナベビー」と言ってからかう投稿をみて精神的に追い込まれていると回答した女性もいました。

マイノリティ

差別の拡大への懸念

  • 在日だと、感染していても国から見放されてしまうのではないか
  • 中国のルーツを持っているため、新型コロナウイルス(COVID-19)は中国からきたものだと差別を受けるのではないか
  • 通院による感染リスクや支援サービス縮小への不安(障がいのある女性)
  • 周囲が同性パートナーのことを知らないため、感染した際に緊急時にパートナーに連絡ができないという不安(同性パートナーがいる女性)

アンケート調査のまとめ

日本でも「女性である」という理由で受ける影響として、家事・育児の負担増加、女性は非正規雇用者が多いことから解雇等の経済的な影響をより受けるのではないかという不安、ドメスティック・バイオレンス(DV)や性暴力の被害への不安、さらにマイノリティ女性が受ける差別や困難への懸念があることが、明らかになりました。また、1年後の先行きにも、さまざまに不安を感じている人が9割以上いることがわかりました。

プランは、日本政府に対して、アンケートで明らかになった課題に基づき、若い女性への経済支援の拡大、若い女性へのジェンダーに基づく暴力の予防および対応強化、妊婦の支援を拡大、マイノリティ女性の意見の反映と特別な配慮、さらに恒常的なジェンダー格差解消への取り組みと多様性の推進といった対策について要望書を提出しました。

緊急時には平時の社会の歪みが顕著になる傾向があります。プランは、引き続き、女の子や若い女性が声を挙げる機会をつくり、新型コロナウイルス(COVID-19)感染症対策に当事者の意見が反映されるようにアドボカシー(政策提言)活動をしていきます。

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