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「国際ガールズ・デー2022」に寄せて、理事長池上清子からのメッセージ
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女の子だから
(更新)
プラン・インターナショナルは、毎年10月11日の「国際ガールズ・デー」に寄せて、女の子たちを取り巻く課題とその解決にむけた取り組みを広く社会へ呼びかけています。2022年の「国際ガールズ・デー」を前に、理事長池上清子のメッセージをお届けします。
2022年は、国際ガールズ・デーが国連総会で採択され正式な記念日となってから10周年を迎える節目の年です。
この10年間、プラン・インターナショナルは、女の子や若い女性たちがこれまで「当たり前」と考えられてきた固定観念に疑問を持ち、声をあげ、自分たちの意志で未来を選択できるよう、国際社会や各国政府にも働きかけながら、社会の制度そのものを変える試みを続けてきました。しかし、紛争や飢餓、気候変動、そして新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と、世界が直面する危機が多様化・複雑化するなか、ジェンダー平等にむけた歩みは大きく後退しつつあります。
世界的な分断と格差が拡大してしまった現代社会においてまず大切なことは、私たち一人ひとりが他者の立場に立って考え思いを寄せる共助の気持ちを持つことです。
今年の国際ガールズ・デーでは、差し迫った危機の一つである気候変動をジェンダーの視点から捉える「女の子たちと気候変動」をテーマとしました。
気候変動は人類共通の重要課題ですが、その影響を最も受けているのは女の子たちです。プランの調査では、気候変動の影響などにより経済的に困難な状況に陥ったことで、中途退学や早すぎる結婚(児童婚)を余儀なくされたり、性的搾取の被害に遭う女の子が増えていることが分かっています。
人類共通の課題である気候変動を広い視点からとらえ解決策を講ずるためには、日本の私たちが世界に目を向け、弱い立場に置かれている女の子たちの状況を知り自分事化する一方で、女の子たちが持つ潜在的なパワーを引き出してともに声をあげることが、大きな力になると信じています。
公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン理事長
池上清子
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