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生理を取り巻く現状~新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックの中で~

世界の各地から

(2020/06/03更新)

新型コロナウイルス(COVID-19)への感染予防に、途上国でも清潔な水と石けんでの手洗いが広く認識されてきています。感染拡大を防ぐことが優先されているなか、世界中の女の子と女性たちが毎月の「生理」で課題に直面しています。生理については、タブー視され差別や偏見をともなう場合が多く、そうしたものに対処しながら女性の尊厳と健康を守ることは極めて重要なことです。

生理用品の不足と価格の上昇

日本でも商品購入者の急増により、一時的に生理用品が買えない状況が起きました。日本に限らず、世界の多くの国で生理用品の品不足や価格の上昇が起こっており、プラン・インターナショナルが活動する途上国の国々も例外ではありません。また、月経衛生管理に関する基本的な情報やサービスの利用ができなくなり、新型コロナウイルス(COVID-19)の外出制限中の生理期間を過ごすのに、世界中の女の子と女性が困難に直面しています。

月経衛生管理に関するプランの調査
プランは5月中旬に、30カ国の「水と衛生」の分野で働く専門家にオンライン調査を実施しました。その回答をもとに、5月28日の「月経衛生の日」に「新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミック中の月経衛生管理」のレポートを発表しました。
調査では以下のことが明らかになりました。

写真:プランが発表したレポート

プランが発表したレポート

  • 商品不足またはサプライチェーンの混乱による製品の入手が制限された 73%
  • 生理用品の交換、洗濯、廃棄する場所や施設利用が制限された 68%
  • 商品価格の上昇 58%
  • 情報やサービスへアクセスができない 54%
  • 月経を管理するためのきれいな水の利用回数の減少 51%
  • 使用後の生理用品の処分のする衛生的な環境の減少 47%
  • 差別や偏見、有害な文化的慣習の増加 24%

調査に参加した専門家の一人は、「価格が上昇しただけでなく、感染拡大が生計や世帯収入に大きな影響を与えているため、パンデミック以前よりも、生理用品の購入に使えるお金が少なくなっている」と指摘しています。また、専門家の68%が、公衆トイレの使用が制限されたり、使用料がかかることにより、女の子が自分の生理中に必要な水道やシャワーなどを含めた施設の利用にも混乱が生じていると報告しました。

ケニアでの活動

ケニアではこれまで、学校で生理用品の無償提供を実施していました。この支援は、生理が始まると学校を中途退学せざるを得なかった女の子たちの、就学継続と修了にむけた活動として大変有効でした。しかし、感染症のために学校が休校となり、生理用品の無料配布の機会を失い、女の子たちを取り巻く状況は悪化しています。

現地の声

写真:非公式集落に住むジャシンタさん

非公式集落に住むジャシンタさん

ジャシンタさん 15歳 首都ナイロビにある非公式集落に暮らす女の子
「非公式の集落に住んでいる多くの女の子と若い女性にとって、生理には費用負担を伴います。生理用ナプキンの購入が困難なだけでなく、多くの女の子はトイレを使うために料金を支払わなければなりません。この地域のほとんどの洗面所では、サービスの利用に15セント(約16円)が必要です。たとえ利用を1日に1回にしても、1週間に約1ドルが必要で、1週間の生理期間をやり過ごす手段が限られています。費用を抑えるには下着や体の洗浄をがまんするしかありません。男の子は水浴びができない私たちを臭うとほのめかし、あざけりのあだ名をつけて呼びました。ひどく自尊心を傷つけられ、自信をなくしました」

写真:コミュニティの洗面所

コミュニティの洗面所

ジャミマさん ジャシンタさんの母親
「新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、夫も仕事がなく、私の野菜売りの商売で家計を支えていますが、お客さんも経済的に困窮しているため、支払いをしてもらえないこともしばしばあります。食料、家賃、そして日々のニーズに対する支払いはさらに困難になっています。テーブルに食べ物を置くことと、洗濯施設や生理用品を利用することを比べたら、どちらを優先するかは明白です。
非公式の集落にはプライバシーがほとんどなく、女の子たちは心無いあざけりのなかで過ごさなければならなければなりません。

写真:野菜を売る母親のジャミマさん(左)

野菜を売る母親のジャミマさん(左)

それでなくても都市の発展から取り残され、自信をなくしている人々は、自分自身を嫌い、精神的に苦しみ自殺をする可能性もあります。プランが『女の子のためのシャワー』で支援してくれたおかげで、一つ心配事が減り安心できます」

  • ※地域で実施している「安全で包括的な都市」プロジェクトに、新型コロナウイルス(COVID-19)の対応として「女の子のためのシャワー」を組み入れ、集落内の洗面所の使用にかかる女の子の負担を軽減しました

障がいのある人々や避難を余儀なくされた難民のような周縁に置かれているコミュニティの人々が、こうした問題の影響をより大きく受けることがプランのこれまでの活動のなかでわかっています。世界的感染拡大への対応において、女の子たちの生理中の健康と衛生を優先する必要があります。引き続き、政府や保健機関に対し、女の子や女性たちが、安全に、そして尊厳を持って月経衛生管理をできるよう求めていきます。

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