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「つながり」を糧に感染症の困難を乗り切る~ブラジル~

世界の各地から

(2020/06/10更新)

ブラジルの現状

ブラジルは、現在新型コロナウイルスの感染者数が、アメリカに次いで世界で2番目に多いとされています。最初サンパウロで増加した感染はその後すべての州へ広がり、5月下旬からは一日の感染者数の増加は世界でもっとも多くなっています。ブラジルはこれまで感染予防のため封鎖措置を実施し、学校も休校としてきました。しかし、政府はこれ以上の経済状況の悪化を避けるために、6月から制限を緩和する方向に動いています。

ブラジルは人口の4分の1が貧困層であるという統計がありますが、プラン・インターナショナルが活動するブラジル北東部は、住民の半分が貧困層とされています。感染予防のために経済活動が停止したことで、人々は日々の糧を得ることも容易ではありません。貧困により、十分な水道施設が整備されていない地域も多く、感染症の予防に必要な手洗いが十分にできる環境にはほど遠いのが現状です。

写真:マスクのつけ方を学んだ子どもたち

マスクのつけ方を学んだ子どもたち

緊急支援チームの立ち上げと食料・衛生キットの配布

プランは、2013年からブラジル北東部のサンルイ、コド、テレジーナの各活動地域のコミュニティで、プラン・スポンサーシップを通じて意識啓発を中心とした地域開発を行ってきました。プランの活動地域では、新型コロナウイルスの感染拡大と都市封鎖(ロックダウン)のために、地域に暮らす人々の生活は困窮しています。プランは、緊急支援チームを立ち上げ、もっとも必要とされる食料や衛生用品などの基本的ニーズを満たす支援を開始しました。

写真:プランの緊急支援チーム

プランの緊急支援チーム

南半球のブラジルではこの夏、雨量が非常に多く一部の農村地域への道が雨で損傷しトラックが通れない場所がありました。地域のコミュニティ・ボランティアたちが手押し車や自転車に積み替えを手伝い、無事にコミュニティへ届けることができました。プラン・スポンサーシップの活動を行っている地域には、コミュニティ・ボランティアがいます。地域に暮らし、それぞれの仕事を持ちながらプランのトレーニングに参加し、地域の人たちへ情報を伝えたり、スポンサーとチャイルドをつなぐ通信物の集配や手紙書きを手伝ったりとさまざまな活動をする人たちです。今回の配布も、そのコミュニティ・ボランティアの協力なくしては行えませんでした。配布の前には、感染症予防のためのトレーニングを行い、必要な保護具を使用して行いました。1万2000世帯以上の配布を目指し、この活動は州政府に引継がれ支援が実施される予定です。

緊急支援物資の荷下ろし

緊急支援物資の荷下ろし / ©プラン・インターナショナル

遠隔地のコミュニティへ物資を届ける/

遠隔地のコミュニティへ物資を届ける / ©プラン・インターナショナル

支援物資の受け渡し

支援物資の受け渡し / ©プラン・インターナショナル

2カ月分の食料を受け取る母子

2カ月分の食料を受け取る母子/ ©プラン・インターナショナル

緊急支援物資の荷下ろし

遠隔地のコミュニティへ物資を届ける

支援物資の受け渡し

2カ月分の食料を受け取る母子

現地の声

コンシタさん(支援を受けたコミュニティのリーダー)
「プランはこれまでも水道の設置や健康の促進、教育などについて支援を提供してくれましたが、この非常時には、食料や衛生用品を届けてくれました。プランに支えられて心強く感じます」

オンラインキャンペーンの実施

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者数が国中で増加し、世界保健機関(WHO)の勧告に従って州や地方自治体によって移動制限が課されています。これは、感染の数を減らすための最善の策ですが、反面、社会的孤立をすすめ、特に子どもや女性、若者たちへの家庭内暴力、心理的暴力、性的暴力の増加を伴うため注意が必要です。

写真:

プランは、活動する州の政府機関や市民団体など40と協働し、暴力から子どもや女性、若者を保護するオンラインキャンペーンを展開しました。ソーシャルネットワーク上のコンテンツを通じて、暴力事件の通報を促し、身の周りに起こりうる危険とその予防、自分を守るための手段について知らせるキャンペーンです。残念なことに、家が必ずしも安全な場所とは言えず、ブラジル国内で毎年約50万件発生しているといわれる性的暴力は、自宅またはその周辺で起きています。
#QuarentenaSimViolênciaNãoキャンペーンは、現在も行われており、24時間体制の通報窓口も用意され対応に当たっています。

若者たちとオンラインでつながる

新型コロナウイルスの感染予防のため全国の学校が休校となり、プランとともに活動する若者たちもミーティングができなくなりました。プランはオンラインミーティングを設定し、若者たちが孤立することなく外の世界と連絡を取り合い、活動を続けられるようにしました。ジェンダーの不平等と闘う力を与えることに重点を置いた「ガールズ・リーダーシップ・スクールグループ」や、サッカーを通じて女の子をエンパワーする「ラ・リーグ・プロジェクト」など、これまでプランとともに活動をしていた若者たちが、インターネットやSNSを駆使してオンラインでつながりを保っています。

写真:オンラインミーティング参加者のひとり

オンラインミーティング参加者のひとり

家での待機生活で外部から隔離され、情報も滞るなか、オンラインでつながることで、一人ではなくサポートがあるという精神的な励ましになります。また、正しい情報に接し、身の回りで起きるかもしれない暴力からの身の守り方や、通報手段の確保としても安心です。

現地の声

写真:2019年ラ・リーグのメンバーとイベントで(左がルシアナさん)

2019年ラ・リーグのメンバーとイベントで(左がルシアナさん)

ルシアナさん 18歳、ラ・リーグ・プロジェクト参加者
「2年前からラ・リーグ・プロジェクトに参加していますが、このプロジェクトに参加できたことは、私の人生で最高の出来事の一つです。サッカーのトーナメントに出場しながら、自分たち思春期の女の子を守る法律や権利について、適切なコミュニケ―ションの仕方など、いろんなことを学びました。いま新型コロナウイルスの感染拡大のなかで起きるさまざまなことに、対処する力を身につけることができたと思います。新型コロナウイルスが収束して、みんなと会える日を楽しみにして、今を乗り切りたいと思います」

コロナ禍での活動の課題

移動制限や学校休校などで急激に需要が高まったICT技術ですが、すべての人が利用できるわけではありません。活動地の多くは遠隔地で、電話網の無い地域もあります。インターネットの使用も、家族と共有しあったり、近所の人や知人から借りたりなど制限がある地域も少なくありません。これから南半球は冬を迎え、新型コロナウイルスの影響は長引くことが予想されます。オンラインでのプロジェクト実施は引き続き重要な部分を担います。比較的普及している携帯電話やラジオの活用を含め、関係機関と協力して引き続き支援活動を実施していきます。

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