
寄付の募集を締め切りました。ご支援いただきありがとうございました。
プラン・インターナショナルは、2020年3月31日から、「新型コロナウイルス対策緊急支援」を52カ国で実施しています。現在までの活動の進捗をご報告します。
背景
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大は、世界各地に深刻な影響をもたらしています。安全な水の供給や医療設備が十分ではない地域では、感染症への対策が脆弱であるため、対応が急務です。特に感染が確認された国々では、強い危機感とともに手洗いを含めた衛生知識の普及と定着などの予防対策を一層強化しています。
また、感染の拡大は、もっとも困難な状況にある人々、なかでも女の子と女性の安全を脅かし、差別や不平等を助長する恐れがあります。プラン・インターナショナルは、特に見過ごされがちな女の子への支援を最優先に、感染予防対策を行っています。
活動のハイライト

生理用品を受け取った女の子(インドネシア) / ©プラン・インターナショナル

感染症の予防法を伝えるコミュニティ・ボランティア(マリ) / ©プラン・インターナショナル

正しい手洗い方法を提示した手洗い場の設置(カンボジア) / ©プラン・インターナショナル

電話で家庭学習のサポートを受ける女の子(ジンバブエ) / ©プラン・インターナショナル

食料支援を受け取る女性(パラグアイ) / ©プラン・インターナショナル

職業訓練の一環としてマスクの作り方を習う女の子(ベナン) / ©プラン・インターナショナル

遠隔教育を受けるため、ソーラーラジオを受け取る女の子(シエラレオネ) / ©プラン・インターナショナル

GBVなどを相談するヘルプラインの提供(ウガンダ) / ©プラン・インターナショナル
活動内容
新型コロナウイルスの感染が拡がるなか、プランの活動国52カ国の約5170万人に支援を届けることができました(2020年6月末時点)。感染予防のための衛生啓発活動や衛生用品の配布を行うと同時に、食料・経済支援、休校が続く国々での家庭学習のサポートや学校再開のための支援等を行いました。また、調査の結果、外出制限や経済的困難など保護者のストレス増加によって、女の子へのジェンダーに基づく暴力(以下、GBV)が増加している状況が浮き彫りになりました。そこで、プラン・スポンサーシップ等の活動で培ったコミュニティとの繋がりを生かし、子どもや青少年が中心となりGBV予防啓発活動を行いました。プランは、今後も新型コロナウイルス感染症が子どもたち、特に女の子へもたらす影響を注視し、刻々と変わる状況に対応しつつ、迅速に支援を提供していきます。
おもな活動の成果
| 地域 |
活動国52カ国 |
| 期間 |
2020年3月~ |
2020年度 おもな支援内容と対象 |
アジア地域
- インド:生理用ナプキンを含む衛生キットの配布(約7万8000世帯)
- ミャンマ―:国内避難民への職業訓練の一環として、青少年によるマスク製作(2万3000枚)
- タイ、ラオス、ベトナム:学校再開のための学校用衛生用品の配布、手洗い場の設置
- バングラデシュ:妊娠中や乳幼児を抱える人を対象にしたカウンセリング・サービスの提供(6670人)
- カンボジア:家庭内暴力防止のため、メガホンを使った啓発セッションを57回実施(5万6493人)
中東・アフリカ地域
- ザンビア、マリ、モザンビーク:テレビ・ラジオを通じた、新型コロナウイルス感染症予防やGBVの啓発メッセージ発信
- エジプト、ケニア:経済的に困難な状況にある世帯への現金給付(6937世帯)
- シエラレオネ:プラン・スポンサーシップ支援の2地域を含む3地域において栄養強化米を配布(1万6540人)
- タンザニア:学校再開に先立ち新型コロナウイルスの感染予防に関する小・中・高校の教員研修実施(3902人)
中南米地域
- パラグアイ、ニカラグア:衛生用品の配布(パラグアイ:約1万6000世帯、ニカラグア:約1万9793世帯)
- ハイチ、パラグアイ、ブラジル:新型コロナウイルス感染症予防啓発
- ペルー:プラン・スポンサーシップに参加している世帯への緊急現金給付(約2万世帯)
- ホンジュラス:家庭学習のための教材や絵本の支給
- グアテマラ:コロナ禍のジェンダー不平等への影響について調査実施
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現地の声
ヤムピオウさん、12歳、プランが運営する学習センターに通う女の子(ブルキナファソ)
「新型コロナウイルス感染症を予防するために、プランからマスクが配布されました。マスクがなければ学校も再開されないし、テストを受けることもできません。学校にまた通い始めたらいい成績をとって、先生になりたいです」
ダイアナさん、21歳、女性(ケニア)
「私はひとりで子どもを育てながら小売をしていました。しかし新型コロナウイルス感染症の影響で収入がなくなってしまい、日用品を買うこともできなくなりました。プランが衛生用品や生理用品を支給してくれたおかげで、正しい衛生管理ができています」
メトゥリさん、13歳、女の子(インドネシア)
「これまでは友だちと遊んだあとでも手を洗う必要はないと思っていました。でもプランが家に手洗い場を設置してくれて、正しい手洗いについて教えてくれてからは、石けんで丁寧に手を洗うようになりました」
ユシエルさん、18歳、女性(ペルー)
「遠隔授業が始まっても、家にタブレットやパソコンがなかったので勉強できませんでした。プランが支援してくれたタブレットのおかげで、また授業に参加できます。大学でも工学を専攻して、将来同じような境遇にある人のためになる仕事に就きたいです」