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「わたカフェ」移転リニューアルがもたらす新しい可能性~女の子のための居場所・相談プロジェクト(日本)~

(2025年05月30日更新)

プラン・インターナショナルは、日本の女の子や若年女性を支援するため、「女の子のための居場所・相談」プロジェクトを実施しています。

写真:新「わたカフェ」のオープニングセレモニーで発表するプラン・ユースグループ

新「わたカフェ」のオープニングセレモニーで発表するプラン・ユースグループ

女の子が差別や偏見によって弱い立場に置かれがちな状況は、途上国に限ったことではありません。日本国内でも多くの女の子や若年女性が、ジェンダーに基づく差別や不平等、暴力にさらされ、困難に直面しています。

このプロジェクトでは、家族など身近な人に頼ることができない15歳から24歳の女の子のための居場所「わたカフェ」(東京都豊島区)と、全国からアクセスできる「チャット相談」を通じて若年女性を支援しています。

2025年1月、より広い場所へ移転し新たなスタートを切った「わたカフェ」の様子をご紹介しながら、活動の近況をご報告します。

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これまでの歩みを大切に 新たな場所で再スタートした「わたカフェ」

写真:旧「わたカフェ」最後の日、利用者が残してくれたメッセージ

旧「わたカフェ」最後の日、利用者が残してくれたメッセージ

2020年の8月にパイロット事業として開所した、女の子の安心・安全な居場所「わたカフェ」では、専門職スタッフが温かく迎え入れ、軽食や飲み物のほか、生活応援品も提供しています。
いつでも気軽に立ち寄ることができる空間づくりを心がけ、2024年12月までの4年半で5,881人の女の子たちを受け入れてきました。なかには、生活の困りごとや将来への不安など、一人で抱えてきた悩みをスタッフに打ち明ける女の子もいます。
「わたカフェ」の認知が少しずつ広がったことで利用者数が増え、従来のスペースが手狭になってきたため、より広い場所に移転することにしました。

  • ※若年女性支援の経験がある、社会福祉士、精神保健福祉士、臨床心理士、助産師など

「小あがり」や窓際のソファー席も設置 広がる過ごし方の選択肢

新たな「わたカフェ」は以前の場所から200メートルほど離れた場所に移転し、最寄り駅から近くなりました。これまで利用していた女の子たちも変わらず足を運んでおり、定員は1.5倍に増加。さらに、横になることができる小あがりスペースや窓際のソファー席も設置し、思い思いの過ごし方ができるよう工夫しています。

写真:靴を脱いで過ごし、横にもなれる小あがり

靴を脱いで過ごし、横にもなれる小あがり

写真:1人で過ごしやすい工夫を施したレイアウト

1人で過ごしやすい工夫を施したレイアウト

また、相談スペースを2つに増やしたことで、個別相談を希望する利用者を待たせることなく対応でき、ボードゲームなど友だちと一緒に楽しめる場としても活用できるようになりました。一人で静かに過ごしたい人と、誰かと交流したい人とでゾーン分けができる点も、大きな改善といえます。

写真:安心して話ができる相談室、複数人で遊ぶ場にも

安心して話ができる相談室、複数人で遊ぶ場にも

スタッフの声

臨床心理士 布施 彩子

写真:臨床心理士 布施 彩子

新しい場所で「わたカフェ」が再オープンして4カ月が過ぎました。プラン事務局の池袋オフィスが隣接し、利用者の女の子たちが専門職スタッフ以外の職員たちと、廊下などで挨拶を交わすこともあります。母体であるプランが見守ってくれていることは、利用者たちにも伝わっているようです。
居場所というのは「居心地の良さ」と「安全性」が不可欠です。新しく広い「わたカフェ」は、ハード面の居心地の良さや安全性は増した気がします。もう一つ大切なのは、ソフト面の居心地の良さや安全性をいかに高め、維持していくかですが、これは利用者を支援する私たちスタッフが、どのように居心地がよく安心できる雰囲気を作っていくかにかかっています。

様子を観察しつつ、監視にならないように。話すきっかけを作ったり、気にかけていることを伝えるために声をかけるけれど、侵入的になりすぎないように。
居心地がよく安全な居場所は、そこに集う人の心の自由を育て、支えていきます。新しい「わたカフェ」が、そんな場所になるように日々、居心地を整えていきたいと思います。

「わたカフェ」を利用する女の子たちからも、新しい場所に移転して、「たこ焼きパーティをしてみたい」「ヨガや筋トレをしたい」など、さまざまなリクエストが寄せられるようになりました。まだ新しい場所に移転したばかりで、日々の運営に追われていますが、こうした利用者の声をカタチにできるように、利用者の女の子と一緒に、新しい「わたカフェ」を作っていきます。

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