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【経過報告】グアテマラ「先住民族の小学校教育」プロジェクト

(2025年10月30日更新)

プラン・インターナショナルは、2024年3月から、グアテマラで「先住民族の小学校教育」プロジェクトを実施しています。現在までの活動の進捗をご報告します。

プロジェクト背景

写真:「先住民族の小学校教育」プロジェクト(グアテマラ)

プランが活動するキチェ県は、国内でも先住民族の割合が非常に高い地域です。この地域では、小学校における教育の質に課題があります。主な要因は、教師の教科理解度の低さや、予算不足による施設・教材の不足です。また、教育の重要性を十分に認識していない保護者も少なくありません。そのため、子どもたちは就学を続けるよりも家事や労働を優先せざるを得ず、多くが学ぶ機会を失っています。さらに、先住民族の言語を母語とする子どもたちは、小学校に入学してから初めてスペイン語を学ぶため、授業についていけず中途退学につながることもあります。

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活動のハイライト

  • 写真:建設された図書館
    建設された図書館
  • 写真:建設された図書館で読書をする子どもたち
    建設された図書館で読書をする子どもたち
  • 写真:教育の重要性について学ぶ保護者たち
    教育の重要性について学ぶ保護者たち
  • 写真:学校で歓迎してくれた子どもたち
    学校で歓迎してくれた子どもたち
  • 写真:授業の質を高めるために教材を寄贈
    授業の質を高めるために教材を寄贈
  • 写真:研修のフィードバックをしあう教師たち
    研修のフィードバックをしあう教師たち
  • 写真:建設された図書館
  • 写真:建設された図書館で読書をする子どもたち
  • 写真:教育の重要性について学ぶ保護者たち
  • 写真:学校で歓迎してくれた子どもたち
  • 写真:授業の質を高めるために教材を寄贈
  • 写真:研修のフィードバックをしあう教師たち

活動内容

今期は、小学校2校で新たに図書館を建設し、さらに別の3校では既存の教室を改修して図書コーナーを設置しました。子どもたちが本に親しみ、自然と読書習慣を身につけられる環境を整えた結果、現在では教師と児童が協力して図書館を管理し、主体的に活用しています。

また、教師を対象に、算数の指導方法や子どもたちの情緒面でのサポートに関する研修も行いました。プロジェクト開始当初は「算数の教科書の使い方が分からず、使えていない」といった声や、人前で話すことに苦手意識を持つ教師も多くいました。しかし、指導書の導入やトレーニングを通して自信を持って発言する教師が増え、より質の高い授業ができるようになっています。

さらに、保護者向けには、ゲームなどを通じて教育の重要性や子どもの権利について学ぶワークショップを行いました。参加者からは「キチェ語で行ってくれるので理解しやすく、発言もしやすい」といった声が寄せられています。現地の文化を尊重し、教師や保護者の気持ちやニーズに寄り添うことが、活動の成果につながっています。

現地の声

  • リリアンさん、23歳、教師

    写真:リリアンさん、23歳、教師

    プランの能力強化のワークショップは毎回非常に待ち遠しいです。ワークショップの最大の魅力は、劇やゲームを通じて楽しく学べること、他校の先生とのネットワークを通じて指導法のフィードバックをし合えることです。ワークショップで学んだ内容は、授業に応用しやすく、確実に子どもたちの学びと集中力の改善に繋がっていると実感しています。また、他校の先生との繋がりも大きな支えになっています。
    私は小学1年生の担任をしているため、算数と国語の基礎学力を育てることが一番大事な時期だと認識しています。プランのワークショップに参加し、自分自身の指導法を改善することによって、子どもたちにより質の高い学びの場を提供できると思っています。

  • マテオさん、53歳、教師

    写真:マテオさん、53歳、教師

    算数のワークショップに参加するたびに「時間が足りない!もっと学びたい!」と感じます。私たち教師は、子どもたちに正しい知識を教えるために常に新しい知識を蓄えておく必要がありますが、なかなか時間が足りません。テストや宿題の添削が優先され、自分たちの学びの場が後回しになりがちなので、プランのワークショップは本当に役立っています。
    私は20年以上小学校教師をしていますが、長年にわたって教材や施設の整備不足という教育現場の課題を目の当たりにしてきました。実際、現在も1つの教室を2学年で分けて使用しているため、子どもたちにとって理想的な学びの環境にはまだ程遠い状況です。引き続き、グアテマラの子どもたちへのご支援をよろしくお願いいたします。

主な活動の成果

地域 キチェ県、サン・アントニオ・イロテナンゴ市
期間 3年(2024年3月~2026年3月)
2025年度
主な支援内容と対象

教師の能力強化のため研修を実施

  • 授業改善や情報共有を目的とした教員ネットワークの設立(26人、うち女性13人)
  • 教員向けのポジティブ・ディシプリン(ほめて伸ばす教育)、ジェンダー平等、児童の将来設計に関するトレーニングを3回実施(79人、うち女性43人)
  • 教員向けの算数に関するトレーニングを4回実施(77人、うち女性41人)

児童・保護者の能力強化のためワークショップを実施

  • ジェンダー平等や将来設計に関するワークショップを4回実施(13校)
  • 保護者対象の教育の重要性やジェンダー平等に関する意識啓発ワークショップを実施(延べ2,498人)

教育環境の整理

  • 小学校2校にて図書館の建設(2棟)
  • 小学校3校にて図書コーナーの設置(3校)
  • 児童及び教員を対象に図書館・読書コーナーの管理トレーニングを実施(延べ721人)

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