(2026年03月11日更新)
2016年1月、ペルーにおける「子ども主体の地域防災」プロジェクトの寄付募集が始まりました。
アンデスの山岳地帯では、洪水や寒波、山火事などの災害が繰り返し発生し、学校の損壊や交通遮断など、子どもたちの生活に深刻な影響を与えています。
このプロジェクトでは、住民参加による災害対応計画の策定や学校での防災教育を通じて、地域の人々が自らの行動で災害リスクを減らしていけるよう支援します。活動は、現地スタッフ、防災教育のノウハウを持つ団体、リマの日系人グループの方々と協力して進めていきます。
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プロジェクト紹介
活動の対象地はアンデスの山岳地帯クスコ州に位置し、大雨による洪水、山火事、寒波などの災害にたびたび見舞われる厳しい環境です。災害のたびに校舎が損壊して授業ができなくなる、交通が遮断されるなど、人々の生活にも影響が及んでいます。
クスコ市から車で約3時間。パウカルタンボ郡には、インカの伝統が今も息づく
しかし「災害は神様の怒りによるもの」という考えが根づき、防災や減災に積極的に取り組む土壌がありません。地域行政による災害対応計画にも、地域の実態や気候変動による環境の変化が十分に反映されていません。さらに男性優位の考え方が根強く残っているため、女性や子どもに配慮した視点が求められています。
「CENEPRED(国家災害危機防災評価センター)」との最初の打合せで、4地区の行政へのサポートを要請。左から2人目がプロジェクト・コーディネーターのジーナ、右から2人目がクスコ現地事務所長のボリス
プランはまず、対象地域の災害対応計画の見直しから着手します。住民、特に女性をはじめとした脆弱層の参加を得て新しい計画を作り、その普及を支援します。さらに、子どもたちにも分かりやすい防災教材を制作し、対象校で活用するほか、防災の啓発活動に参加している首都圏の子どもたちと交流するなど、さまざまな取り組みを行います。こうした取り組みを通して、子どもたちをはじめ地域の人々が防災意識を高め、自ら行動できるよう支援します。
プロジェクト担当者の声
プログラム部
山形 文
気候変動によると言われる災害被害は世界中で年々増大しています。災害大国・日本に住む私たちの多くがその脅威を感じているのではないでしょうか。しかし、地球の裏側、ペルーの山岳地域では、災害を「神の御業」と信じ、受け入れる人々が多いことに驚きます。行政や住民の防災への関心は薄く、どこか他人事のようにも見えました。
私はこれまで、東日本大震災やフィリピンの台風ハイエンなど、国内外の被災地で「平時からの備えによって防げる、あるいは軽減できる被害がたくさんある」ことを学んできました。このプロジェクトでは、対象地域の行政、世帯、学校、それぞれのレベルで地域が災害に備え、対応し、回復する能力を高めることを目指します。
また、クスコ州の対象地域は、男性優位(マチスモ)の価値観が今も残っている地方です。私はこの防災への取り組みがジェンダー平等を促進するチャンスにもなると信じています。新たに結成する地区防災委員会ではメンバーの半数を女性とし、さまざまな意思決定の場で女性の参加を促します。女の子や女性が自らの能力を発揮し、強化していくにつれ、男の子や男性の意識や行動も変わっていくことが期待されます。これから約2年にわたり、活動の様子をお伝えしていくことを楽しみにしています。
「子ども主体の地域防災」プロジェクトへの支援を受けつけています
実施地域 :
ペルー クスコ州
活動内容 :
- 活動1-1:住民参加型のファシリテーショントレーニング
- 1-2:住民参加による地区防災計画の策定または改訂
- 1-3:住民フィードバック・ワークショップ
- 1-4:地区防災計画発表イベント
- 1-5:地区防災計画の周知・啓発活動
- 活動2-1:地区防災委員会の設置および能力強化
- 2-2:地区防災委員会による防災啓発活動
- 活動3-1:保護者対象の防災ワークショップ
- 3-2:学校防災計画の策定または改訂
- 3-3:学校防災委員会の設置および能力強化
- 3-4:学校防災団の設置および能力強化
- 3-5:学習環境の防災対策促進
- 活動4-1:防災教育方針ワークショップ
- 4-2:防災教育ツールの制作および配布
- 4-3:子ども防災クラブの結成および能力強化
- 4-4:子ども防災クラブとともに行う啓発活動
- 4-5:子ども防災クラブメンバーの防災会議への参加
主な対象者 :
クスコ州パウカルタンボ郡の4地区の地区行政官、対象10校の生徒、校長・教師、保護者
- ※このプロジェクトはJICA(国際協力機構)との業務委託契約のもと実施しています。日本人職員が現地に出張し事業統括を行います。
- ※各国の男女格差を測るグローバル・ジェンダー・ギャップ指数では、ペルーは148カ国中57位(『The Global Gender Gap Report 2025』世界経済フォーラム)
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