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誰もが平等に教育を受けられる社会を目指して

  • ネパール

プラン・インターナショナルは、2023年3月からネパールのマデシ州ダヌーシャ郡で、女の子や障害のある子どもに配慮した教室や衛生設備の建設・修繕、教師の能力強化に取り組んでいます。

イラスト:42歳のタミダはミャンマーで裕福な家庭に生まれました。

ネパール南東部には、ネパール政府が「排除されたグループ」と呼ぶ少数民族マデシの人々が暮らす地域があります。マデシの人々は、カーストやジェンダーによる差別に直面しています。
また、学習環境の整備も遅れており、200人以上の生徒に対してトイレは一つしかない学校もあるほか、学校に通っていない子どもも多くいます。

イラスト:タミダは5人の娘と2人の息子を出産しました。しかし2017年、ミャンマーのラカイン州で暴動が勃発。末の息子は足に障害があるため、タミダがずっと背負って逃げました。

プランは、学校に通っていない子どもを特定するため、地域住民によるボランティアグループを立ち上げました。このグループの運営を担うのは、プランに協力する現地のNGO。

そこで働くアミティは、14歳のプジャに出会いました。プジャは11人きょうだいで、4年前に中途退学してからは、ずっと弟たちの面倒をみていました

イラスト:難民キャンプに到着し、しばらくすると若者を対象にした識字教育のための有償ボランティアを探していることを聞きました。

アミティが何日もかけて面会を続けていたある日、プジャは勉強を続けたかったことを小さな声で打ち明けました。
アミティは家族に対して教育の重要性を説明し、ギフト・オブ・ホープの「学習支援セット」から制服や教材なども提供しました。

  • ※ プランが実施する子どもたちにギフトを贈るキャンペーン

イラスト:タミダの仕事は、親しみをこめて「おばさん(Auntie)」と呼ばれています。「おばさん」の役割は、識字教育に通う女の子のサポートです。

4年以上も学校に通っていなかったプジャにとって、再び学校に行くことはかなり勇気がいりました。
アミティは遅れた学習を取り戻す補習授業があることや、プランの支援で開催された女子サッカー大会があったことなどを伝え、プジャが安心して楽しく学校にいけるようサポートしました。

イラスト:タミダの娘たちも読み書きを学びはじめ、足が不自由な末の息子も、プランや周りのサポートを得て識字教室に通うことができるようになりました。

いま、プジャが通う学校では手すりやスロープを備えた校舎が整備されています。今後は、男女別トイレや生理のときに休む休憩室も設置されます。先生たちは、ジェンダー平等や障害に配慮した教え方を学んでいます。

友だちに囲まれて勉強に励むプジャは、将来はネパール語の先生になりたいという夢をもっています

※ illustration by Noriyuki Goto
2025年4月発行のプラン・ニュースの記事を再編集し掲載しました

この活動は皆さまの寄付により支えられています

「ジェンダー平等推進のための教育」プロジェクト(ネパール)

「ジェンダー平等推進のための教育」プロジェクト(ネパール)

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