誰もが平等に教育を受けられる社会を目指して
- ネパール
プラン・インターナショナルは、2023年3月からネパールのマデシ州ダヌーシャ郡で、女の子や障害のある子どもに配慮した教室や衛生設備の建設・修繕、教師の能力強化に取り組んでいます。

ネパール南東部には、ネパール政府が「排除されたグループ」と呼ぶ少数民族マデシの人々が暮らす地域があります。マデシの人々は、カーストやジェンダーによる差別に直面しています。
また、学習環境の整備も遅れており、200人以上の生徒に対してトイレは一つしかない学校もあるほか、学校に通っていない子どもも多くいます。
プランは、学校に通っていない子どもを特定するため、地域住民によるボランティアグループを立ち上げました。このグループの運営を担うのは、プランに協力する現地のNGO。
そこで働くアミティは、14歳のプジャに出会いました。プジャは11人きょうだいで、4年前に中途退学してからは、ずっと弟たちの面倒をみていました。

アミティが何日もかけて面会を続けていたある日、プジャは勉強を続けたかったことを小さな声で打ち明けました。
アミティは家族に対して教育の重要性を説明し、ギフト・オブ・ホープ※の「学習支援セット」から制服や教材なども提供しました。
- ※ プランが実施する子どもたちにギフトを贈るキャンペーン

4年以上も学校に通っていなかったプジャにとって、再び学校に行くことはかなり勇気がいりました。
アミティは遅れた学習を取り戻す補習授業があることや、プランの支援で開催された女子サッカー大会があったことなどを伝え、プジャが安心して楽しく学校にいけるようサポートしました。

いま、プジャが通う学校では手すりやスロープを備えた校舎が整備されています。今後は、男女別トイレや生理のときに休む休憩室も設置されます。先生たちは、ジェンダー平等や障害に配慮した教え方を学んでいます。
友だちに囲まれて勉強に励むプジャは、将来はネパール語の先生になりたいという夢をもっています。
※ illustration by Noriyuki Goto
2025年4月発行のプラン・ニュースの記事を再編集し掲載しました
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