南米大陸の内陸国ボリビアは、30以上の先住民族の故郷といわれ、多様な伝統や文化が今も暮らしに根付いています。天然ガスや鉱物などの天然資源に恵まれながらも、歴史的に続いている富の不平等な分配、政情不安、国際価格に左右されやすい産業構造により、著しい所得格差を抱えています。とくに、都市部と農村部、さらには先住民と非先住民の格差が拡大し、その影響は農村部で生活する人々、先住民族、女性、子どもなど弱い立場に置かれた人々を直撃しています。家計を助けるなどの理由により、多くの子どもたちが危険を伴う鉱山や農業などの児童労働に従事しています。また、頻発する干ばつ、洪水、豪雨、土砂崩れなどの自然災害に対して脆弱です。
基本データ
- 首都
- ラパス(憲法上の首都はスクレ)
- 面積
- 110万km2(日本の約3倍)
- 人口
- 1222万人(2022年 世界銀行)
- 言語
- スペイン語およびケチュア語、アイマラ語を中心に先住民言語36言語
- 宗教
- 国民の大多数(95%以上)はカトリック
※ 出典:外務省ウェブサイト
ボリビアの歴史・社会情勢
最終氷期(氷河期)より、人類がチチカカ湖周辺に何らかの形で定着したと考えられていますが、詳しい歴史についてはわかっていません。紀元前1500年頃からチリパ文化がはじまり、人々は狩猟や植物採取などをしながら生活を営んでいました。紀元前200年頃からはティワナク文化が出現し、祭祀建造物などが残っています。15世紀後半にインカ帝国に征服され、16世紀にはスペインの植民地となり、「アルト・ペルー」と呼ばれるようになります。ポトシ銀山の発見は経済の中心産業を生みだしました。1825年に独立しましたがその後、混沌とした時期が続きます。1879年から始まった太平洋戦争ではチリに敗れ、太平洋沿岸部を奪われた結果、内陸国となりました。
ボリビアの宗教
国民のほとんどがキリスト教(ローマ・カトリック)を信仰しています。その他にプロテスタントや福音派などを信仰している人々もいます。フォルクローレと呼ばれる音楽が有名で、アンデス地方のオルロで開催されるカルナバル(カーニバル)は、クスコ(ペルー)やリオデジャネイロ(ブラジル)とならんで南米三大祭のひとつといわれています。銀山があったポトシや、ティワナク文化の残るティワナクが世界遺産に登録されています。
ボリビアが抱える問題
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乳幼児死亡率が高いこと
新生児死亡率や5歳未満児死亡率が高い傾向にあります。また、違法な人工中絶などにより大量出血や感染症などで妊婦の死亡率も高いです。
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10代の妊娠が増加していること
女の子の20%が早すぎる結婚(児童婚)をしています。なかには望まない妊娠や性的虐待による被害によるものもあります。児童婚や早すぎる妊娠・出産により教育の機会が失われています。
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農村部の若者、女の子たちの就労の機会が少ないこと
農村地域に暮らす若者たち、特に若い女性が仕事に就ける機会が少なく、経済的に自立することができません。
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子どもたち若者が地域の意思決定に参加できないこと
地域に暮らす子どもたち、若者、特に女の子や女性たちは、コミュニティの意思決定に参加する機会が少ないため、子どもや若者たちの意見が反映されにくい状況にあります。
プラン・インターナショナルの取り組み
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1.乳幼児保育の普及
母親や新生児、子どもを対象とした保健プログラムを実施し、母子の保健や成長に必要な栄養などに関する知識を提供することで、子どもたちが健やかに成長できるよう支援します。
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2.若者の性と生殖の健康に関する知識の強化
若者、特に女の子や若い女性が、性と生殖に関する健康と権利についての正しい知識を身につけ、児童婚の弊害を学べるよう意識啓発やトレーニングを実施します。
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3.若者の就業支援
農村地域に暮らす若者たち、特に女性たちに職業訓練や技術トレーニングの機会を提供し、若者たちが貯蓄や会計などの知識を増やし、就業や起業ができるように後押しします。
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4.子どもの参加を推進
子どもや若者たちには参加する権利があることを伝えます。自分たちで考え、意見を述べられるような場を増やし、積極的に社会参加できるように支援します。
ボリビアでの活動
プラン・インターナショナルのデータ
プラン・スポンサーシップを通じて、チャイルドと交流できます。
- 活動開始年
- 1969年
- チャイルド数
- 31728人
- 日本のスポンサーを持つチャイルド数
- 654人
- 現地事務所
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# 4001 サンタ・クルス
# 4002 スクレ
# 4005 アルティプラノ
# 4007 タリハ
プラン・スポンサーシップでご支援をいただくと、地域を代表する子ども(チャイルド)と手紙で交流することができます。
※2025年11月現在






