ブルキナファソはサハラ砂漠の南側に位置する西アフリカの内陸国で、複数の国と国境を接し、地域の安定において重要な位置を占めています。人口構成は若年層の割合が高く、子どもが多いことが特徴です。貧困層の多くは農村地域で暮らしており、人々の主な生計手段は農業に依存しています。気候は地域によって差があり、乾燥しやすい地域がある一方で、比較的降雨に恵まれる地域も存在します。しかし、降雨の不安定さや自然条件の厳しさから農業生産性は低い状況が続いており、食料不足が生じやすく、子どもたちの栄養不良にも影響を及ぼしています。
基本データ
- 首都
- ワガドゥグー
- 面積
- 27万4,200km2(日本の約70%)
- 人口
- 2,355万人(2024年 世界銀行)
- 言語
- フランス語、モレ語、ディウラ語、グルマンチェ語、プル(フラニ)語等約60言語
- 宗教
- 伝統的宗教57%、イスラム教31%、キリスト教12%
※ 出典:外務省ウェブサイト
ブルキナファソの歴史・社会情勢
ブルキナファソは西アフリカの内陸国で、1960年にフランスから独立し、かつてはオートボルタと呼ばれていました。独立後はクーデターや政変を繰り返し、政治的な不安定さが続いています。近年は武装勢力による治安悪化が深刻化し、国内避難民の増加や教育・保健など社会サービスへの影響が課題です。農業中心の経済は気候変動や治安の影響を受けやすく、貧困の長期化も懸念されています。持続的な発展には国際支援と制度改革が求められています。
ブルキナファソの宗教
ブルキナファソではイスラム教、キリスト教、祖先崇拝や精霊信仰を基盤とする伝統宗教が共存し、宗教間の寛容さが社会の大きな特徴です。約60の民族が暮らし、言語や音楽、舞踊、仮面文化、工芸など多様な文化が受け継がれています。太鼓演奏や祭礼、口承文学は地域社会の結束を支え、宗教や民族の違いを超えた共生意識が日常生活に根づいています。
ブルキナファソが抱える問題
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子どもの権利と教育機会が十分に守られていないこと
ブルキナファソでは、子どもの権利に対する理解が十分に広がっておらず、生きる権利や平等な教育の機会が、すべての子どもや若者に十分に確保されている状況にはありません。特に貧困や社会的慣習の影響により、教育から取り残される子どもが少なくありません。
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母子保健と衛生環境が不十分で命のリスクが高いこと
安全な水の確保や手洗いなどの衛生習慣が十分に定着しておらず、予防可能な病気による乳幼児の死亡が課題となっています。また、母子保健サービスの不足により、妊娠期や出産後に適切なケアを受けられない女性も多くいます。
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若者の病気予防と健康に関する知識が不足していること
HIVをはじめとする感染症や病気予防に関する正しい知識が十分に行き渡っておらず、若者が適切な予防行動や治療につながりにくい状況があります。健康に関する情報へのアクセスの差が、若者の将来にも影響を及ぼしています。
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障害のある子どもや女の子の教育と就業機会が限られていること
障害のある子どもや女の子は、教育を受ける機会が十分に確保されておらず、学校を修了できないケースも少なくありません。その結果、必要な知識や技能を身につけることができず、将来の就業機会が制限されています。
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気候変動によって食の安全が脅かされていること
気候変動の影響により、干ばつや洪水が頻発し、農業に依存する人々の暮らしが不安定になっています。食料の生産や確保が難しくなり、栄養不足や貧困の悪化など、食の安全保障への影響が深刻化しています。
プラン・インターナショナルの取り組み
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1.母子保健の向上
母子保健サービスの質とアクセスを高めるため、小児疾患対策やマラリア予防、母子のHIV感染防止に取り組みます。あわせて、家庭で実践できる母乳育児や栄養管理について保護者へ情報提供を行い、母子の健康改善を支援します。
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2.水と衛生環境の改善
屋外排泄ゼロを目指した意識啓発を進めるとともに、学校や地域で安全な水と衛生環境の整備を支援します。給水設備やトイレの設置を行い、思春期の女の子を含むすべての子どもが、衛生面の不安を抱えることなく安心して通学できる環境づくりを進めます。
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3.インクルーシブ教育の推進
障害のある子どもや女の子、中途退学を経験した子どもなど、弱い立場に置かれた子どもも含め、誰もが質の高い初等・中等教育を受けられるよう支援します。安全で学び続けられる教育環境の整備を進めます。
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4.子どもの保護の強化
地域に根ざした子ども保護の仕組みを強化し、早すぎる結婚(児童婚)や望まない妊娠を防ぐための意識啓発を行います。あわせて、10代の若者に対し、性と生殖に関する健康と権利(SRHR)についての正しい情報や相談機会を提供します。
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5.若者の生計の安定と社会参加
若者が安定した収入を得られるよう、起業や就業に向けた支援を行います。また、子どもや若者が地域や行政の意思決定に参加できるよう、グループの能力強化やネットワークづくりを通じて社会参加を後押しします。
ブルキナファソでの活動
プラン・インターナショナルのデータ
プラン・スポンサーシップを通じて、チャイルドと交流できます。
- 活動開始年
- 1976年
- チャイルド数
- 29,270人
- 日本のスポンサーを持つチャイルド数
- 438人
- 現地事務所
- 統括事務所:ワガドゥグー
# 1002 ポニ
# 1003 クリテンガ
# 1004 サンマテンガ
# 1005 ナメンテンガ
# 1006 バム
# 6124 ジロ
プラン・スポンサーシップでご支援をいただくと、地域を代表する子ども(チャイルド)と手紙で交流することができます。
※2025年12月現在






