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中央アフリカ共和国は、アフリカの中央部に位置する内陸国です。長年にわたる政情不安や武装勢力の影響により、国内避難民や周辺国へ難民として逃れる人が多く、人道支援が必要な状況が続いています。国内全域で教育、保健、水と衛生などの基本的な社会サービスが著しく不足しており、特に女の子を含む子どもや弱い立場に置かれた人々が、学びや健康の機会を十分に得られないまま、厳しい生活環境のなかで暮らしを強いられています。

基本データ

首都
バンギ
面積
62万3,000km2(日本の約1.7倍)
人口
533万人(2024年、世界銀行)
言語
サンゴ語(公用語,国語),フランス語(公用語),各種部族語
宗教
キリスト教,イスラム教,伝統的宗教

※ 出典:外務省ウェブサイト

中央アフリカ共和国の歴史・社会情勢

中央アフリカ共和国はフランス植民地支配を経て1960年に独立しましたが、その後もクーデターや武装勢力による衝突が繰り返され、政情不安が長期化しています。特に2013年以降の内戦は社会の分断を深め、国内外に多くの避難民を生み出しました。現在も治安は不安定で、地方では統治が行き届きにくく、教育や保健、水と衛生など基礎的な社会サービスの不足が続いています。和平に向けた取り組みは進むものの、安定と復興には国際社会の継続的な支援が欠かせません。

中央アフリカ共和国の宗教

中央アフリカ共和国ではキリスト教が多数派で、カトリックやプロテスタントが広く信仰されています。あわせてイスラム教や伝統宗教も受け継がれ、宗教的多様性が社会に根づいています。多様な民族が暮らし、音楽や舞踊、口承文化、工芸などの伝統文化が地域の生活を支えています。長年の紛争は宗教や民族間の緊張を生んだ側面もありますが、近年は宗教間対話や共生を重視する動きが、社会の安定と再生に重要な役割を果たしています。

中央アフリカ共和国が抱える問題

  • ジェンダーに基づく暴力が広がっていること

    紛争や避難生活の影響により、性暴力や早すぎる結婚(児童婚)、家庭内暴力などのジェンダーに基づく暴力が深刻な課題となっています。家族と離れて暮らす子どもも多く、特に女の子は性別を理由に被害を受けやすく、心身の安全が脅かされるとともに、学びの継続や将来の自立の機会が大きく制限されています。

  • 子どもへの暴力と教育機会の不足が続いていること

    家庭や学校において体罰が繰り返され、子どもの権利が十分に守られていません。紛争や貧困の影響で就学や学習の継続が困難となり、十分な教育を受けられない子どもが多くいます。特に女の子は家事や結婚を優先されやすく、学びの機会を失うことで、将来の選択肢がより大きく制限されています。

  • 安全な水と衛生環境が整っていないこと

    安全な飲料水の利用が限られ、屋外排泄の習慣が残る地域も多く、衛生的な生活環境が確保されていません。その結果、子どもたちは感染症や栄養不良のリスクにさらされ、健やかな成長が妨げられています。

  • 保健医療や社会サービスへのアクセスが不足していること

    医療施設や社会的支援体制が十分に整っておらず、子どもや女性が必要な保健医療サービスを受けにくい状況が続いています。紛争の影響で支援が届きにくい地域も多く、特に女の子は成長期や思春期に必要な支援を十分に受けられず、命や将来の健康に深刻な影響を及ぼしています。

プラン・インターナショナルの取り組み

  • 1.子どもの保護の促進

    ジェンダーに基づく暴力や虐待、ネグレクトから子どもを守るため、子ども本人や保護者、コミュニティが正しい知識と対応力を身につけられるよう支援します。あわせて、被害を受けた子どもが適切な保護や支援につながるよう、行政や地元組織と連携した仕組みづくりと人材育成を進めます。

  • 2.すべての子どもたちに対する教育の質の向上

    紛争によって教育を中断せざるを得なかった子どもを含め、すべての子どもが安全で質の高い教育を受けられるよう、学習環境の改善と教育普及に取り組みます。また、コミュニティ運営の幼児教育を支援し、保護者や保育者が子どもの健やかな成長を支えられるよう後押しします。

  • 3.若者の経済力の向上

    女の子や若い女性、中途退学者、国内避難民や帰還民を含む若者を対象に、職業訓練や就業支援を行います。自立した生計手段を得ることで、貧困の連鎖を断ち切り、将来への希望を持てるよう支援します。

  • 4.水と衛生の改善

    子どもが健康に生活できるよう、安全な飲料水の確保と衛生環境の改善に取り組みます。あわせて、正しい衛生習慣の普及を進め、感染症や栄養不良の予防につながる持続的な環境づくりを支援します。

中央アフリカ共和国での活動

中央アフリカ共和国での活動一覧

プラン・インターナショナルのデータ

活動開始年
2014年
現地事務所
統括事務所:バンギ
ボサングア
ベルベラティ
ボダ

※2026年1月現在

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