ドミニカ共和国は、カリブ海に浮かぶイスパニョーラ島の東部約3分の2を占め、ハイチと隣接しています。ちょうどハリケーンの進路と重なるため、毎年6~11月はハリケーンシーズンとなります。砂糖、コーヒー、タバコなどの農業、鉱業、軽工業が主な収入源でしたが、近年、観光業が成長しています。経済成長がみられる一方、社会開発が遅れ、都市部と農村部の格差が広がり、依然として農村部では深刻な貧困問題を抱えています。
基本データ
- 首都
- サントドミンゴ
- 面積
- 4万8442km2(九州に高知県を合わせた広さ)
- 人口
- 約1123万人(2022年 世界銀行)
- 言語
- スペイン語
- 宗教
- カトリック
※ 出典:外務省ウェブサイト
ドミニカ共和国の歴史・社会情勢
先コロンブス期にはアラワク族、シボネイ族、カリブ族などの先住民族が暮らしていました。1492年にヨーロッパ人として初めてコロンブスが上陸し、やがてスペインの植民地となりました。当時は金鉱採掘が盛んでしたが、酷使された多くの先住民族が命を落とすことになります。1600年代に入ると、ヨーロッパの海賊が一部を占拠しはじめ、フランスから独立したハイチの支配下に置かれるようになります。ハイチの植民地支配に反発した勢力によるドミニカ独立戦争、その後再度のスペイン支配を経て、1865年に完全独立を果たしました。独立後もアメリカによる干渉や、独裁政権、ドミニカ内戦など不安定な状態がしばらく続きましたが、現在は行政、立法、司法が独立した民主主義国家となっています。
ドミニカ共和国の宗教
多くがカトリック、福音派、プロテスタントなどのキリスト教を信仰しています。クリスマスや公現祭、聖金曜日など宗教にあわせた祝祭日があります。イスパニョーラ島にある「サントドミンゴの植民都市」は16世紀に建てられた大聖堂や病院、学校などがある歴史的都市として、世界遺産に登録されています。
ドミニカ共和国が抱える問題
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乳幼児保育の仕組みが整っていないため、多くの子どもが就学前教育を受けていないこと
ドミニカ共和国では幼児教育の参加率が48%
※で子どもたちの多くが就学前教育を受けていません。就学前教育を受けないまま初等教育に入ると、集団生活や基礎的な学習についていけずに、中途退学につながる可能性があります。 -
子どもたちが安心して学べる学校環境が整っていないこと
家庭内で教育の重要性が理解されていない、教師の質の低さに加え、貧困や学校での暴力など、子どもたちが安心して勉強を続けることができる環境が整っていません。
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10代の女の子たちの望まない妊娠が多いこと
早すぎる結婚(児童婚)の弊害や権利に関する知識が少ないため、
18歳未満で結婚する女の子が31%
※にのぼります。児童婚が女の子たちの教育や就労、社会参画への機会を阻んでいます。 -
貧困家庭の子どもたちは、危険を伴う児童労働に従事せざるを得ないこと
貧困家庭の子どもたちはお金を稼ぐために日雇いの仕事をせざるを得ない状況になっています。教育を受けていないと性的搾取の対象となり、辛い状況から逃れるために悪事に手を染めてしまう子どもたちもいます。
プラン・インターナショナルの取り組み
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1.乳幼児総合保育の推進
5歳未満の乳幼児の成長を後押しするため、保護者へのトレーニングを行います。また父親の育児への参加や年齢に会わせた子育て法を推進するため、コミュニティ母親アドバイザや子育てグループを通じて、情報提供を行います。
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2.質の高い教育の提供
授業についていけない子どもたちを対象に、訓練を受けたボランティアの指導のもと学習できる場を学校の内外で提供します。また、保護者学校を通じて教育の重要性や子どもの権利についての親たちの意識を変え、子どもたちの可能性を伸ばせるように後押しします。
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3.子どもの保護の強化
子どもや家族へのトレーニングを実施して、子どもたちが自分の権利や身を守る方法、虐待を受けた際の通報の仕方などを学ぶことができるように支援します。
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4.若者の経済力、社会参加の強化
自尊心やチームワーク、リーダーシップといった意識啓発や、就業や起業に役立つスキルの習得、そして、金融サービスの利用法など、将来に役立つライフ・スキルも身につけることができるように支援します。
ドミニカ共和国での活動
プラン・インターナショナルのデータ
プラン・スポンサーシップを通じて、チャイルドと交流できます。
- 活動開始年
- 1987年
- チャイルド数
- 6519人
- 日本のスポンサーを持つチャイルド数
- 130人
- 現地事務所
- 統括事務所:サント・ドミンゴ
# 3003 レヒオナル スール
プラン・スポンサーシップでご支援をいただくと、地域を代表する子ども(チャイルド)と手紙で交流することができます。
※2024年8月現在






