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エジプトは、アフリカの北東の角に位置しています。人口密度が高く、ナイル川沿いのたった8%の土地に多くの人々が居住しています。中所得層の国でありながら、国民の大多数は経済成長の繁栄を享受することなく、人口の半数近くが貧困状態のなかで生活しています。人口過剰、収入や富の分配の不平等、経済不振などが、貧困の主な原因となっています。2011年初めに若者が率いた市民抵抗運動はエジプト全体に広がり、民主主義の新しい時代と変化が訪れました。

基本データ

首都
カイロ
面積
約100万km2(日本の約2.6倍)
人口
1億1,453万人(2023年 世界銀行)
言語
アラビア語 都市部では英語も通用
宗教
イスラム教、キリスト教(コプト教)

※ 出典:外務省ウェブサイト

エジプトの歴史・社会情勢

エジプトはナイル川流域で古代文明が発展し、ピラミッドなどの遺跡が今も世界的遺産として残っています。18世紀末の近代化を経て、1952年の革命で王政が廃止され共和制となりました。2011年の「アラブの春」以降は政治体制の再構築が進み、現在は経済改革や財政再建、都市と農村の格差是正、若者の失業対策などが大きな課題となっています。観光業やスエズ運河収入が重要で、地域情勢の影響を受けやすい点も特徴です。

エジプトの宗教

エジプトは古代から多神教が栄え、太陽神ラーやオシリス信仰、死後の世界観がミイラや壮大な建築に反映されました。中世以降はイスラム教が主流となり、礼拝やラマダンなどが生活習慣に深く根づいています。また、コプト教徒も独自の伝統を守りながら共存しています。音楽や舞踊、工芸など多彩な文化が古代遺産と重なり合い、歴史の積み重ねがエジプト文化の魅力を形づくっています。こうした多様性が現在の社会にも息づいています。

エジプトが抱える問題

  • 女の子の中途退学が多く、教育格差が大きいこと

    エジプトでは女の子の中途退学が多く、特に中等教育以降の就学が難しくなってきます。家庭の経済状況や早すぎる結婚(児童婚)、家事労働の負担が背景にあり、教育の継続が難しい女の子が多く存在しています。

  • 女性と若者の失業率が高く、特に女性の雇用機会が限られていること

    女性や若者が仕事を得る機会が乏しく、特に若い女性は社会的慣習や職種の制約により就業が難しい状況です。これにより貧困の連鎖が生じ、将来の経済的自立が妨げられています。

  • 若者の意見がコミュニティ運営に反映されないこと

    地域の多くの組織では若者の声が十分に取り入れられておらず、意思決定に参加できる機会が限られています。そのため、若者自身のニーズが反映されにくく、地域づくりへの主体的な参加が進んでいません。

  • 子どもが家庭や学校で体罰や虐待の危険にさらされていること

    教育現場や家庭で体罰が依然として行われ、子どもたちが心理的・身体的な危険にさらされることがあります。安全な学習環境が十分に整っておらず、子どもの権利が守られにくい状況にあります。

  • 自然災害への対応力が弱く、難民流入が地域の負担になっていること

    洪水や地震などの自然災害に対する備えが不十分で、被災時の対応が遅れがちです。さらに近年は周辺国からの難民が多く流入し、インフラや公共サービスへの負担が増し、地域社会の脆弱性が高まっています。

プラン・インターナショナルの取り組み

  • 1.乳幼児保育と就学支援の推進

    保護者への情報提供や子育てトレーニングを行い、子どもの健やかな発育を支えます。あわせて、特に女の子や障害のある子どもたちが学校に通い続けられるよう、就学を後押しする取り組みを進めます。

  • 2.若者の経済力強化

    起業をめざす若者へのスキル育成や、地域の経営者向けの意識啓発を実施し、若者の雇用機会を広げます。また、コミュニティ貯蓄貸付グループの活動を通じて、若者が安定した収入を得られる力を高めます。

  • 3.住民参加の推進

    若者グループのリーダーシップを育て、コミュニティ組織の強化につなげます。これにより、透明性のある意思決定や予算配分が進み、地域住民が積極的に参加できる環境づくりを促します。

  • 4.暴力からの子どもたちの保護

    児童婚や女性性器切除(FGM)への理解を深める啓発活動を行い、女性向け識字教育を通じて女性の力を伸ばします。さらに、家庭や学校での暴力・虐待から子どもを守るため、子どもグループを中心に保護の仕組みを整えます。

  • 5.自然災害や紛争への対応力向上

    災害時における子どもの保護や教育を重視した人道支援を実施します。また、緊急時の行動計画づくりを支援し、子どもや若者が主体となる災害リスク軽減の取り組みを促進します。

エジプトでの活動

エジプトでの活動一覧

プラン・インターナショナルのデータ

プラン・スポンサーシップを通じて、チャイルドと交流できます。

活動開始年
1981年
チャイルド数
19,959人
日本のスポンサーを持つチャイルド数
576人
現地事務所
統括事務所:カイロ
# 2035 カイロ
# 2061 ベヘイラ
# 2062 ギザ
# 2069 カリュービア
# 2078 アシュート
# 2084 ソハーグ

プラン・スポンサーシップでご支援をいただくと、地域を代表する子ども(チャイルド)と手紙で交流することができます。

※2025年11月現在

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