ギニアビサウは国土面積が九州とほぼ同規模の、西アフリカでも比較的小さな国です。農業や漁業に依存する脆弱な経済基盤のため、多くの人々が国際貧困ラインを下回る厳しい生活を送っており、食料や住居など基本的な生活条件が不安定です。こうした状況は子どもたちの健康や栄養にも深刻な影響を及ぼし、就学が難しい子どもや中途退学を余儀なくされる子どもも多く、教育環境の脆弱さが大きな課題となっています。
基本データ
- 首都
- ビサウ
- 面積
- 3万6,125km2(九州とほぼ同じ)
- 人口
- 215万人(2023年 世界銀行)
- 言語
- ポルトガル語(公用語)
- 宗教
- 原始宗教、イスラム教、キリスト教
※ 出典:外務省ウェブサイト
ギニアビサウの歴史・社会情勢
ギニアビサウは西アフリカに位置し、長くポルトガルの植民地支配を受けた後、1970年代に独立を果たしました。独立後はクーデターや政権交代が続き、政治体制は安定途上にあります。経済は農業や漁業が中心で、カシューナッツ輸出が重要な役割を担っています。社会インフラや教育・医療の整備には課題が残る一方、多様な民族や言語が共存する文化的な豊かさが特徴であり、人々はより良い社会づくりに向けて歩みを続けています。
ギニアビサウの宗教
ギニアビサウは多民族社会で、イスラム教・キリスト教・伝統宗教が共存する宗教的多様性が特徴です。イスラム教徒が比較的多く、沿岸部にはキリスト教、地域によっては精霊信仰などの土着宗教が受け継がれています。文化面では、民族ごとの音楽やダンス、仮面儀礼、語り部による伝統芸能などが生活に根づいています。公用語はポルトガル語ですが、クレオール語や各民族語も広く使われ、言語・宗教・慣習が重なり合う独自の文化的多様性を形成しています。
ギニアビサウが抱える問題
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女の子や障害のある子どもが十分に学べないこと
ギニアビサウでは質の高い教育を受ける機会が限られ、教室や教材も不足しています。障害の有無や家庭環境による格差が大きく、学びの継続が難しい状況です。
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若者が意思決定に参加できないこと
若者の意見が政策づくりに反映されにくく、社会課題に自ら関わる機会が限られています。若者が参加するための仕組みも整っておらず、声を届けにくい状況です。
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女の子が早すぎる結婚や妊娠を強いられること
女の子の早すぎる結婚や望まない妊娠により、女の子が教育を続けられず将来の選択肢が狭まっています。その結果、女の子自身が将来を選ぶ機会を得にくい現状があります。
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多くの子どもが暴力や搾取の危険にさらされていること
農村部での児童労働や人身取引のリスクが高く、暴力や搾取の被害が深刻です。障害のある子どもや孤児はさらに危険にさらされやすく、安全に暮らすための支援が十分ではありません。
プラン・インターナショナルの取り組み
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1.基礎教育の普及
弱い立場に置かれた子どもや若者、特に障害のある女の子たちが、安全で質の高いインクルーシブ教育(障害の有無や貧富の差、都市や農村といった居住地による区別なく、すべての子どもたちが分け隔てなく学べる教育)とジェンダーを考慮した基礎教育を受けられるよう支援します。教育へのアクセスを改善し、経営技術や生活技能の習得を通じて、将来の自立につながる学びの機会を広げます。
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2.意思決定への参加
弱い立場に置かれた若者、女性が、コミュニティや国・地域レベルの意思決定に参加できるよう、必要なスキルの習得を後押しします。若者の参画を促し、社会文化・経済・市民分野でリーダーシップを発揮できる環境づくりを進めます。
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3.性と生殖に関する健康
弱い立場に置かれた子どもや若い女性が、危険な伝統的慣習や性差別から守られ、性と生殖に関する健康の権利(SRHR)を尊重された環境で暮らせるよう支援します。自分の身体や人生に関する選択ができる力を育み、安心して生きられる社会の実現を目指します。
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4.弱い立場に置かれた子どもたちの環境
弱い立場に置かれた子ども、特に0~6歳の女の子たちが、ジェンダー平等を大切にした子どもにやさしい環境で育つことを推進します。差別や暴力から守られ、安全で学びと遊びが保障された成長の場づくりを支援します。
ギニアビサウでの活動
プラン・インターナショナルのデータ
プラン・スポンサーシップを通じて、チャイルドと交流できます。
- 活動開始年
- 1995年
- チャイルド数
- 16,699人
- 日本のスポンサーを持つチャイルド数
- 352人
- 現地事務所
- 統括事務所:ビサウ
# 1014 バファタ
# 1037 ガブ
プラン・スポンサーシップでご支援をいただくと、地域を代表する子ども(チャイルド)と手紙で交流することができます。
※2025年11月現在






