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プランの組織運営にユースの声を
プラン・ユースグループ
村田さん(大学生)
事務局より
(更新)
プラン・ユースグループメンバーの村田です。プラン・インターナショナルの活動や意思決定のプロセスに若者の考えや意見を反映させる「アドバイザリー」の活動に参加しています。私がプラン・ユースグループに入ったきっかけや活動への思い、これまでの経験から得たものをお伝えします。
ジェンダー問題への強い関心
私は高校生のときから、国際協力の分野のなかでも、とりわけジェンダー課題の解決に強い興味を持っていました。そのため、ジェンダー平等に取り組む国際NGOのプランに、ユースの立場から参加できる機会を心待ちにしていました。2020年の大学入学を機にプラン・ユースグループに加入し、現在に至ります。
ユースが組織運営に携わる「アドバイザリー」
プラン・ユースグループには、プランに対しユース視点からの助言を行う「アドバイザリー」と、ジェンダー課題に対する啓発活動・政策提言活動を行う「アドボカシー」の、2つの活動部門があります。「NGO職員」を将来のキャリアの選択肢に入れていた私は、組織の内部を覗いてみたいという好奇心のもと、ユースが役員レベルでプランの経営や組織運営に携わることができる「アドバイザリー」を志望しました。
ユースが抱える課題に2つの活動部門で取り組む
「アドバイザリー」の使命は、ユースの視点をプランの経営に反映させること。私たちがユースの声をプランに届けることで、子どもや同世代の若者たちのエンパワーメントに貢献できる点に、活動の意義を感じています。
経営戦略にもユースの視点を反映
同じ志を持つ仲間たちと
私たちは、プラン・ユースグループの活動目標である「世界中の子どもたちのために、同世代の人々とともに、プランを世界でいちばん子どもに近いNGOへ」の達成にむけて、事務局内でのアドバイザリー活動に積極的に取り組み、ユースの存在感を高めることに力を入れています。2021年には、「ユース・エンゲージメント検討会」を発足。事務局とユースの連携を強化するための課題をまとめ、改善に取り組みました。また、2022年には、2023~2027年度の中期事業計画の策定にも参加しました。職員の方々による今後5年間の経営戦略の議論に参加したことは、私にとって大変貴重な経験となりました。
事務局の「持続可能性」をテーマに調査・提言を実施
これまでの活動のなかで最も大きな自信につながったのは、2021年度の活動の一環として、「サステナビリティレポート」の調査・提言を行ったことです。企画から調査、執筆まで、「アドバイザリー」のメンバーが主体となって行い、得られた結果や提言を、職員や役員むけの報告会で共有しました。
サステナビリティレポートの表紙
目的
事務局を「より地球にもプラン職員にもやさしい、サステナブル(持続可能)なオフィスにする」こと
調査内容
- 地球環境への配慮
- 働くうえでのジェンダー平等・障害や特性への配慮
- 職員の心身の健康
準備段階から多くの職員の方々の協力を得て開催した報告会では、沢山のコメントをいただきました。「私たちユースの声や行動に、大勢の人たちが耳を傾け反応してくれた」。このとき得た確かな手応えが、積極的に意見を発信していくうえでの大きな自信につながっています。
ユースの声を組織に反映させるということは、組織に新たな視点をもたらすのみならず、ユースのエンパワーメントにもなります。今後もメンバーとともに、ユースとプランのパートナーシップの強化に取り組み続けたいです。
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