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(2024年02月13日更新)

3月8日は、「国際女性デー(International Women‘s Day)」です。女性の権利を守りジェンダー平等の実現を目指すため、1975年に国連により定められました。平和と安全、開発における役割の拡大、組織やコミュニティにおける地位向上に努めている女性たちを称える日であるこの日は、近年日本でもその存在が認知され始めています。

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国際女性デーが3月8日の理由

日本では、国際女性デーを、男女ともにジェンダー平等について考えアクションする日として、「国際女性デー|HAPPY WOMAN FESTA」を全国で展開し、新たな文化として社会的ムーブメントを起こしています。そもそもこの記念日がなぜ3月8日に制定されたのでしょうか。ここでは、国際女性デーの成り立ちについて解説いたします。

  • ※国連広報センター、国連人口基金、内閣府男女共同参画局、公益財団法人・一般社団法人など官民多くの団体や企業など志を同じくするHAPPY WOMAN実行委員会が実施
写真:女性リーダーとして活躍する女の子と代議員(スペイン)
女性リーダーとして活躍する女の子と代議員(スペイン)

国際女性デーの歴史

国際女性デーは、1904年3月8日、アメリカのニューヨークで女性労働者が婦人参政権を求めてデモを起こしたことに由来します。
その後、国際婦人年にあたる1975年に、国際連合によって3月8日を「国際女性日」とすることが決定されました。国際連合は女性の地位向上をめざして国際的な規模の活動を行うことを提唱し、世界会議を開いた1975年を国際婦人年に定めました
1977年の国連総会で「女性の権利と国際平和を祝う日=国際女性デー」が正式に定められてからは、国際女性デーに関する催しが、国連が毎年定めるテーマに基づき世界各地で開催されるようになりました。2023年のテーマは「全てをデジタルに:ジェンダー平等のためのイノベーションとテクノロジー(Digit ALL: Innovation and technology for gender equality)」でした。

国際女性デーが祝日となっている国もある

世界には、アフガニスタンやカンボジアなど、3月8日の国際女性デーを祝日に定めている国が20カ国以上存在します。ドイツでは2019年から、ベルリンでのみ国際女性デーが祝日に認定されました。

ミモザを贈る?国際女性デーの過ごし方

別名「ミモザの日」とも呼ばれる国際女性デー。毎年ミモザの旬である2月~3月にかけて、鮮やかな黄色のアレンジメントやリース、ドライフラワーが花屋の店先を飾ります。「ミモザの日」とは、3月8日の国際女性デーに、イタリアで行われていた、男性から女性にミモザの花を贈る習慣から命名されたと伝えられています。

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ミモザの花をプレゼントする

西洋では春を象徴する色とされている黄色。ヨーロッパでは、黄色いミモザの花は寒く厳しい冬が終わり暖かな春の訪れを告げる「幸せの花」と言われており、女性のシンボルとして多くの人々に愛されています。
ミモザの花言葉には「感謝」「思いやり」「真実の愛」などがあり、「大切な人やお世話になった人に贈る花」として親しまれています。

身近でお世話になっている女性に感謝を伝える

海外では男性がミモザを贈る相手は、妻や恋人だけでなく、友人や職場で関わる人など、普段お世話になっている女性も含まれることが多く、自分にとって大切な女性へミモザの花束をプレゼントすることで、日頃の感謝の気持ちを伝えることが習慣となっています。
あわせて、国際女性デーを、ジェンダー平等や女性活躍について考える日とすることも推奨されており、この時期には、女性の権利についてのワークショップやイベントなどが数多く催されます。

イタリアでは「ミモザの日」も!国際女性デーに関連する世界の取り組み

世界では、国際女性デーにどのような取り組みが行われているのでしょうか。日本では、毎年HAPPY WOMAN実行委員会が「国際女性デー表彰式|HAPPY WOMAN AWARD」を開催し、女性のエンパワーメントおよびSDGs推進に貢献し、持続可能な社会づくりに向けた挑戦や活動を行い、今後も期待できる個人や企業を表彰しています。2023年は、国際女性デー当日の3月8日に都内のホテルを会場として表彰式を開催し、個人部門「HAPPY WOMAN賞」・企業部門「女性応援ブランド賞」を授与しました。この模様はプレスリリースを通じ、テレビ番組や新聞、ウェブメディアなどの関心を呼び数多く報道されました。

写真:女の子の権利を訴えるShe Leads Project(シエラレオネ)
女の子の権利を訴えるShe Leads Project(シエラレオネ)

イタリアの「ミモザの日」

イタリアでは、3月8日が「FESTA DELLA DONNA(フェスタデラドンナ)=女性の日」とされ、春の象徴である黄色いミモザの花を、男性が母親や妻、同僚の女性などに日頃の感謝や尊敬の気持ちを込めてプレゼントする慣習があります。今では、この「国際女性デーに男性から女性へミモザを贈る」というイタリアの文化が世界中に広まっています。

アメリカの「女性史月間」

アメリカでは、1978年に国際女性デーを祝う一環として開催された「女性史週間」が発展し、1980年に当時のカーター大統領が、3月8日の週を「全国女性史週間」とすることを宣言。その後、1987年に「女性史月間」が制定され、毎年3月の期間中は各都市で女性の歴史を学んだり、ワークショップが開かれたりします
学校のカリキュラムでは、科学、数学、政治、芸術、スポーツなどの分野における女性の業績だけでなく、アメリカにおける婦人参政権運動など女性の業績について学ぶ機会が設けられ、女性の歴史や貢献、活動などに焦点を当てる期間となっています。

世界の女性が活躍するためにプラン・インターナショナルが行っている取り組み

プラン・インターナショナルは、世界の女性や女の子たちの権利を推進し彼女たちを応援するため、女の子の課題解決に特化したプロジェクトの実施や、国際女性デーに合わせたイベントなどを開催しています。

途上国での「ジェンダー平等推進のための教育」プロジェクト

プランは、国際女性デーで謳われているエンパワーメントを通じ、女性たちが活躍できる社会を構築することを目指し、途上国でもさまざまな活動を展開しています。
例えば、経済・社会の両面で発展から取り残されたネパールのマデシ州では、「排除されたグループ」と呼ばれる少数民族マデシの女の子を対象に教育支援を実施しています。

写真:机も椅子もない教室で、密集して学ぶ子どもたち
机も椅子もない教室で、密集して学ぶ子どもたち

少数民族への差別、ジェンダーやカーストに基づく差別など、複数の差別に直面しているマデシ州ダヌシャ郡の女の子や障害のある子どもを含むすべての子どもたちが、ジェンダー差別のない環境で質の高い教育を受けられるよう、地域全体で質の高い教育を支援する体制を築き、教育政策にジェンダー平等促進や障害への配慮が適切に反映されることを目指しています。そのために、学校の教室や衛生設備の修繕を実施し、教育環境を整えるほか、現地の教師を対象に、ジェンダー平等や子どもの保護に関するトレーニングも実施しています。
このプロジェクトは2026年の3月まで実施する予定です。

日本で行った「シオリーヌさんと考える『性教育』~互いを尊重しあえる人間関係を築くには?~」

日本では、2023年の国際女性デーに際し、「包括的性教育」をテーマに、SRHR(性と生殖に関する健康と権利)を取りあげました。イベントには、助産師/性教育YouTuberのシオリーヌさんが登壇。ジェンダー平等や性の多様性を含む人権尊重を基盤とした性教育である「包括的性教育」についての分かりやすい言葉で説明しました。イベントを通じ、自身の身体は自身だけのもので、体に関する決定権は自分にしかないとの認識を促し、女の子や女性たちが生き方の幅を広げ豊かな人生を歩むためにも必要な「包括的性教育」の重要性を訴えました

写真:オンライン形式で開催
オンライン形式で開催

すべての女性たちが自分らしく活躍できる社会を目指して

ここまでお読みいただいて、国際女性デーの成り立ちと目的をご理解いただけたのではないでしょうか。女性の参政権を求める声から生まれたこの記念日も、時を経て、世界中の女性たちが、自らの権利を享受し、ジェンダー平等な社会のなかで自分らしく生きられる世界を求める動きに変遷してきました。国際女性デーが定められて半世紀近くを経た今も、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントは、途上国、先進国を問わず取り組み続けなければならない課題として、SDGs(持続可能な開発目標)の目標5でも謳われています

写真:タイル職人として起業した女の子(ガーナ)
タイル職人として起業した女の子(ガーナ)

格差や分断が叫ばれている現代、女性たちがますます弱い立場に置かれてしまうことがないよう、日本のみならず国際社会が一丸となって女性に対する差別や不平等、偏見をなくすために取り組むことが求められているのです。すべての女性たちが毎日を元気に前向きに過ごすことができれば、世界は変わるはずです。
国際女性デーを機に、私たちも女性の活躍推進にむけSNSへの投稿や寄付など、各々にできることからアクションを起こしてみませんか?

世界の女の子や女性が活躍するために

国際NGOプラン・インターナショナルについて

国際NGOプラン・インターナショナルは、誰もが平等で公正な世界を実現するために、子どもや若者、さまざまなステークホルダーとともに活動しています。子どもや女の子たちが直面している不平等を生む原因を明らかにし、その解決にむけ取り組んでいます。子どもたちが生まれてから大人になるまで寄り添い、自らの力で困難や逆境を乗り越えることができるよう支援します。

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