- 緊急下の子ども支援プロジェクト
- ポーランド
2022年にロシアとの紛争が激化して以降、多くのウクライナの人々が近隣諸国へ避難しました。ウクライナの隣国ポーランドは、EU諸国で2番目に多くのウクライナ避難民を受け入れてきました。登録されたウクライナ避難民は、ポーランドの公共サービスを利用して避難生活を続けています。しかし、全面的な紛争開始から4年が経過し、ポーランド政府の負担は増大しています。
ポーランドにおけるウクライナ避難民の子どもたちの教育には、言語の壁に加え、学習支援やポーランド人教師とのコミュニケーションを支える体制の不足が大きな課題となっています。同時に、避難民の流入が続いていることや教員不足により、受け入れ側の教育機関の負担も一層深刻化しています。
一方、子どもたちは慣れない環境に適応しながら、日々を過ごしています。多くの子どもたちは、ポーランドの学校に通う一方でウクライナ教育省が提供するオンライン授業も受けているため、十分に遊んだり休んだりする時間がありません。さらに、いまだ停戦は実現せず、未来が見えない状況が続いています。紛争によって思い描いていた進学や就職の夢を絶たれ、長期化する避難生活のなかで、子どもたちはストレスをため込んでいます。その影響は、学業不振や学習意欲の喪失、情緒の不安定さなどの形で表れています。
こうした背景を受け、このプロジェクトでは、独立行政法人国際協力機構 (JICA)と連携し、ウクライナ避難民の子どもたちを取り巻く教育環境を調査・分析します。分析結果と、これまでの4年にわたる活動で得た知見や実績をもとに、子どもたちを受け入れているポーランドの教育機関において、ウクライナの子どもたちを対象としたワークショップや課外活動を実施します。あわせて、必要な備品や教材も提供し、教育環境の改善と心理社会的ウェルビーイングの向上を支援します。
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ウクライナ避難民の子どもたちが安心して過ごせる環境づくりを支援
SDGsへの貢献
このプロジェクトの実現は、持続可能な開発目標(SDGs) の「目標4:質の高い教育をみんなに」「目標16:平和と公正をすべての人に」に貢献します。
- 活動内容
(支援策) -
- ウクライナの子どもたちの教育環境調査および分析
- 言語能力、情操教育のためのワークショップ(6-8歳)
- 演劇ワークショップ(13-15歳)
- アートセラピーワークショップ(9-18歳)
- アートワークショップ+ポーランドの子どもとの交流(14-18歳)
- キャリアガイダンス、将来設計ワークショップや民間企業訪問(14-18歳)
- その他ハイキングなどの課外活動(12-18歳)
- 対象者
-
ポーランドのクラクフ、ワルシャワに暮らすウクライナ避難民の子ども(6-18歳)延べ約2,000人、学校教師
- プロジェクト規模
- 約4,830万円
- 目指す成果
- ポーランドに避難しているウクライナの子どもたちの教育環境と心理社会的ウェルビーイングを改善する体系的なワークショップを通じて、直接的かつ有益な支援を提供すること、およびこれらの活動の影響に関する実用的なエビデンスを創出する。
- ※このプロジェクトは、JICA(国際協力機構)との業務委託契約のもと実施しています。
- ※各国の男女格差を測るグローバル・ジェンダー・ギャップ指数では、
ポーランドは148カ国中45位(『The Global Gender Gap Report 2025』世界経済フォーラム)
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現地の状況に合わせて、支援内容や期間が変更になる場合があります。プロジェクトの進捗状況は、活動レポートでご報告しています。

