(2019年10月30日更新)
グローバル・プロジェクト2019年度活動報告
背景
過去10年の間、世界で自然災害の影響を受けた人の約90%、亡くなった人の約80%がアジア地域に集中しています。また、自然災害の影響や求められる災害対策は、性別や年齢により異なることが最近の研究では指摘されています。

プロジェクトでは、アジアのなかでも、この数年多くの災害に見舞われているバングラデシュとネパールの2カ国において、女の子・女性を含む子どもたち、学校関係者、地域住民が適切に災害に対する備えを高められるようサポートします。プラン・インターナショナルのこれまでの活動の進捗を報告します。
活動のハイライト
活動内容
3年プロジェクトの1年目は、バングラデシュ、ネパールともに、対象地の理解を十分に高めることから取り組みました。具体的には、対象校ごとの災害リスク分析を行い、校内の施設の状態を確認しつつ、災害リスクおよび防災に備えた体制がどの程度整備されているか調査しました。また行政や学校関係者とも綿密に調整を行い、地域住民とともにプロジェクトを実施していくための環境を整えました。両国において、学校災害対策委員会が設置され、防災に関連するさまざまな研修も開始しました。
どちらの活動地も、対象校の学生たちの防災に関する知識は限られており、自然災害が女の子にもたらす影響に関しても、正しい理解は広がっていないことがわかりました。これを受け、災害とジェンダーに特化した研修を両国で行い、生徒たちを含む関係者全員の能力強化を図りました。
おもな活動の成果
| 地域 | バングラデシュ クリグラム県 ネパール スンサリ郡 |
|---|---|
| 期間 | 3年(2018年7月~2021年6月) |
| 2019年度 おもな支援内容と対象 |
【バングラデシュ】対象校12校、4100人
【ネパール】対象校5校、1450人
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現地の声
プージャ シュレスタさん、ネパールのプランのプログラム・コーディネーター
「学校を中心としてコミュニティ全体の防災能力強化を図るプロジェクトは、生徒、保護者、教師、行政職員、地域住民といったさまざまな人たちとともに作り上げるプロジェクトです。それぞれが主体的に関わっていくことが本来は望ましいのですが、それぞれが忙しいこともあり、実現させるのが難しい状況です。今後は、より多くの女の子たちがリーダーとしてこのプロジェクトに関わることができるように、子どもたちと一緒に頑張っていきたいと思います。子どもたちは素直で、この事業の大切さを十分に理解しているのです」