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【完了報告】令和6年能登半島地震緊急支援

(2025年10月31日更新)

プラン・インターナショナルは、2024年1月から「令和6年能登半島地震緊急支援」の寄付募集を開始し、緊急支援活動を実施してきました。ご寄付の募集は2024年12月27日をもって終了しましたが、被災地での活動はその後も継続し、2025年8月に完了しました。
皆さまの温かいご支援を得てこれまでに実施した主な活動の成果をご報告いたします。

活動のハイライト

  • 写真:提携団体のNPO法人バルビーのスタッフと避難所へ支援物資を配布
    提携団体のNPO法人バルビーのスタッフと避難所へ支援物資を配布
  • 写真:私設避難所となったグリーンハウスにも支援物資を届けた
    私設避難所となったグリーンハウスにも支援物資を届けた
  • 写真:断水中にも保育園や学童施設が再開できるよう物資を支援(七尾市)
    断水中にも保育園や学童施設が再開できるよう物資を支援(七尾市)
  • 写真:人工芝を敷設した運動場で思い切り遊ぶ子どもたち(輪島市)
    人工芝を敷設した運動場で思い切り遊ぶ子どもたち(輪島市)
  • 写真:再開された給食を楽しむ児童(輪島市)
    再開された給食を楽しむ児童(輪島市)
  • 写真:2024年10月、小中学校の修学旅行、遠足
    2024年10月、小中学校の修学旅行、遠足
  • 写真:被災者と地域住民を応援するこどもフェスタを開催(内灘町)
    被災者と地域住民を応援するこどもフェスタを開催(内灘町)
  • 写真:2025年7月、輪島市内の小中学校で開催したサイエンス実験教室
    2025年7月、輪島市内の小中学校で開催したサイエンス実験教室
  • 写真:提携団体のNPO法人バルビーのスタッフと避難所へ支援物資を配布
  • 写真:私設避難所となったグリーンハウスにも支援物資を届けた
  • 写真:断水中にも保育園や学童施設が再開できるよう物資を支援(七尾市)
  • 写真:人工芝を敷設した運動場で思い切り遊ぶ子どもたち(輪島市)
  • 写真:村落教育委員会ミーティング
  • 写真:2024年10月、小中学校の修学旅行、遠足
  • 写真:被災者と地域住民を応援するこどもフェスタを開催(内灘町)
  • 写真:2025年7月、輪島市内の小中学校で開催したサイエンス実験教室

活動内容

命を守る支援から、子どもたちが日常を取り戻すための支援まで

本緊急支援活動では、物資配布・心理社会的支援・教育復興支援の3分野を中心に、1年8カ月にわたり活動を行いました。被災地の支援ニーズは時間とともに変わっていきます。プランはまず、避難所や在宅で避難生活を送る方々の命や健康を守るため、食料や衛生用品など物資配布から活動をスタートしました。

その後、保育園、幼稚園、学校など教育施設の再開と正常化を支援し、日常を奪われた子どもたちが心身の健康を維持できるよう、規則正しい生活を取り戻し、安心・安全に過ごせる環境を整備しました。並行して、被災生活で心理的負担を抱えた子どもたちが被災地を離れて楽しい思い出を作る遠足や修学旅行、子どもイベントや子ども食堂、科学に親しむサイエンス実験教室など、子どもたちを応援する活動も展開しました。
これらの活動の多くは、NPO法人バルビー(熊本県)、NPO法人おむすび(内灘町)、各地の行政機関や社会福祉協議会と連携して実施しました。

被災地では、がれきの撤去や損壊した家屋の解体、隆起した土地や新しい道路の整備が進み、地震の傷跡は徐々に薄れつつあります。学校では授業の平常化が進み、部活動も一部再開されました。しかし、生徒数の減少に伴う学校の統廃合や教育制度改革、仮設住宅退去後の住まいの問題、地元産業の復興など、子どもたちに影響を及ぼす課題は山積しています。

今後、プランは災害対応や復興における子ども支援をよりスムーズに調整・実施できるよう、平時からの地域行政および支援関係者との関係づくり、人材育成を通じたレジリエンス強化を支援していきます。
これまでの温かいご支援に、心よりお礼を申し上げます。

現地の声

  • 輪島市門前中学校体育教諭 橋村駿汰様

    写真:輪島市門前中学校体育教諭 橋村駿汰様

    この度は製氷機を寄贈いただきありがとうございます。昨年の地震と豪雨で、輪島市内では水道水に砂が混入するようになり、水道水は飲料水として使えなくなったうえ、混入した砂が原因で以前の製氷機は壊れてしまいました。今年は猛暑が続き、体育の授業は熱中症に注意しつつも氷がなく、十分な対応ができていませんでした。それが、製氷機の設置により熱中症による体調不良者を出さずに体育の授業ができています。生徒だけでなく、教職員も活用し、暑い夏を乗り切っています。生徒のけがの対応や熱中症対策に製氷機をフル活用していきたいと思います。本当にありがとうございました。

  • 輪島市教育委員会 坂角多恵様

    写真:輪島市教育委員会 坂角多恵様

    発災から1年半以上が経過した現在も、復旧・復興の道半ばにありますが、ここまで歩むことができたのは、ひとえに多くの支援をしてくださった全国の皆さまのおかげです。
    プランは発災直後から輪島市に足を運んでくださり、必要な物資、学校での給食調理に使用する真空冷却器、保健室の製氷機、ミシンや高跳びバーなどの学用品、人工芝の敷設による屋外運動場の整備など多くの支援をしてくださり、心から感謝しています。

    とりわけ、子どもたちに「もの」ではなく「わくわくする経験」を提供した体験型サイエンスショーの実施は、私自身にとっても忘れられない時間となりました。歓声を上げ、目を輝かせて「本当の光の色」を「家族にも見せてあげたい!」と言った子どもたちを見て、「頑張ろう!」と復旧復興への決意をあらたにしました。
    輪島市の小中学校で1,100名いた児童生徒は、発災後、転出や避難で令和7年9月現在746名となり、30%以上減っています。母校が壊れ、友人と離れ、発災から今日まで学び舎を転々としながらも学校生活を送っている子どもたちのことを誇りに思います。

    プランさんには、私の復旧事務の悩みや被災した子どもたちの教育環境のことについて、これまでの経験や実績からいろんな視点でのアドバイスをいただいたことにも感謝しています。エネルギーに満ちた輪島の子どもたちが、いつか全国のみなさまに恩返しできることを確信しています。
    これまでのご支援、本当にありがとうございました。

主な活動の成果

地域 石川県輪島市、内灘町、七尾市、志賀町、金沢市ほか
期間 2024年(2024年1月~2025年8月)
2025年度
主な支援内容と対象
  • 輪島市、志賀町、内灘町、珠洲市の避難所、在宅避難者を対象に物資支給(食料、飲料水、衛生用品、生活用品など)、心理的応急処置リーフレット配布
  • 七尾市の認定こども園に物資支給(食料、衛生用品、清掃用品、給食調理用ガスコンロ、電気ポット、使い捨て食器類、トイレ用凝固剤、ヘルメット、壁掛時計など)(子ども702人、職員約100人)
  • 七尾市内避難所、七尾市役所、市内高校へ防犯ブザーを支給(750人)
  • 輪島市6小学校で運動場、給食室整備(生徒数約400人)
  • 輪島市内児童館、学童施設へ備品支給(児童68人)
  • 輪島市小中学校を対象に物資支援(学用品、教室備品、特別授業備品など)
  • 輪島市内小中学校の修学旅行、遠足を支援
  • 輪島市小中学校を対象にサイエンス実験教室「南極ブリザード&色と光の魔法」を13回開催
  • 内灘町でみんなの食堂(月2回、合計10回)開催(延べ258人)
  • 内灘町で保護者対象講演会(月1回、合計5回)開催(延べ143人)
  • 内灘町の仮設住宅で暮らす被災者を対象にBBQ食事会を開催(28人)
  • 内灘町で子どもフェスタ開催(町民約500人)
  • 内灘町で住民20人を対象に子どものための心理的応急処置研修を開催(20人)
  • ※活動期間中、在籍した全生徒および教員数(輪島市小中学校:生徒数約880人、教員約120人)

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