「Gift of Hope~ギフト・オブ・ホープ~」は、自然災害や紛争の影響を受けたり、「女の子だから」という理由で弱い立場に置かれている子どもたち、少数民族や難民の若者たちに、プロジェクトを通じてギフトを贈るご寄付のかたちです。
未来へ歩む子どもたちへ、笑顔を届けませんか?
3月、日本では各地で卒業式が行われ、子どもたちや若者が新しいステージへ踏み出す季節です。一方で世界には、学校に通うことが「当たり前」ではない子どもたちが大勢います。
プラン・インターナショナルでは「ギフト・オブ・ホープ」を通じて、今期はネパールの子どもたちに「通学バッグと学用品」を届けています。
Gift of Hope
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ギフトを受け取った子どもたちの「いま」
前回実施の「ギフト・オブ・ホープ」を受け取った子どもたちのその後について、ネパール駐在の伊藤職員が現地からお伝えします。皆さまからのギフトが子どもたちの学びと未来をどのように支えているのか、感じていただけたら幸いです。
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中途退学の危機から夢は弁護士へ
ソニア(14歳、8年生)
家庭の問題と貧困により、ソニアは以前ほとんど登校できず、中途退学の危機にありました。現地スタッフが継続して家庭を訪問し、「ギフト・オブ・ホープ」による支援や研修参加などを重ねたことで、少しずつ学校に通えるように。今では課外活動にも積極的に取り組み、校内で表彰されるなど、学校を代表する生徒の一人になっています。
ご両親のことを話すと涙ぐむ姿に胸が痛みましたが、ソニアの夢は「弁護士」。自分の経験を力に変え、同じように苦しむ人を助けたいという、まっすぐな思いを語ってくれました。
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学用品を受け取り大きく成長した男の子
アビセック(9歳、4年生)
昨年の補習授業で、ひときわ強い印象を残したアビセック。じっと座っていられず、友だちをたたいたり歩き回ったりと、やんちゃな一面が目立っていました。明るく元気な子でしたが、数は3までしか数えられず、学びの基礎につまずいている様子も見られました。
ところが今年、久しぶりに会うと別人のように落ち着き、学習面でも大きく成長。ネパール語も英語も、100以上までしっかり数えられるようになっていて、その変化に思わず涙ぐんでしまいました。レスリングは相変わらず大好きで、伝統レスリング「クスティ」の練習にも夢中(しかも上達していました)。今の夢は「軍隊に入りたい」。学びが、次の目標へつながり始めています。
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贈り物を肌身離さず大切に使う
ラギーニ (10歳、5年生)
前回のギフト・オブ・ホープで贈られた傘を、ぼろぼろになるまで大切に使っていたラギーニ。ネパールでは日差しが強く、傘は晴雨を問わず暮らしの必需品です。ラギーニは、靴がなく裸足で登校していた子でした。冬は凍えるように冷たく、夏はやけどするほど熱い地面で足を傷つけ、学校を休みがちになることも。それだけに、ギフトで靴と靴下を受け取ったときの「うれしい」という言葉が印象的でした。ピンクが好きで、ピンクの傘やハンカチをいつもそばに置いている姿も、とても愛らしく感じられました。
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ギフトが支えた日常の一歩
ロヒート(11歳、6年生)
家庭環境が大きく変わり、現在はおばの家族と暮らすロヒート。きょうだいもおらず、口数も少なく、どこか寂しそうな表情が印象的でした。新しい環境に十分なじみきれていないようにも見えました。とても危うい状況にいる子どもの一人であり、今後も注意深く見守っていく必要があります。
一方で学習面では、コンパスや分度器、定規を正しく使えるなど、理解力の高さもうかがえました。適切な支えがあれば、力を伸ばしていけるはずです。
子どもたちの学びを支えるギフトを
ギフト・オブ・ホープを通じて届けられる通学バッグや学用品は、子どもたち一人ひとりが夢を追いかける力となり、学びを続ける希望につながります。卒業・入学シーズンのこの時期、ご自身や身近な方のお祝いとともに、世界の子どもたちの「学ぶ未来」にも目を向けてみませんか。
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プログラム部
伊藤職員
子どもたちに聞き取りを行った伊藤職員のメッセージ(ネパール駐在)
物を支給する支援は、ときに批判されることもあり、確かに課題はあります。それでも、苦しい状況にいる子どもたちにとって、受け取った『物』には『物』以上の意味があるのだと、あらためて実感しました。
嬉しいのは物そのものだけではなく、『誰かが自分を気にかけてくれている』という感覚が、つらさを抱える子どもたちの心の支えになる。涙ぐんだソニア、勉強につまずいたアビセック、裸足だったラギーニ、さみしそうなロヒートに、遠く日本から“物を超えた何か”が確かに届いていると感じます。その思いが、支援者の皆さんに伝われば嬉しいです。