(2026年09月09日更新)
支援物資搬入の様子(ラスワ郡)
ネパールと中国の国境付近で8月26日に発生した大規模洪水・土石流により、ラスワ郡やヌワコット郡などで甚大な被害が発生しています。
プラン・インターナショナルは、ネパール政府および現地パートナー団体と連携し、被災した子どもたちや家族への緊急支援を継続しています。食料や安全な飲料水、衛生用品の提供に加え、子どもたちが安心して過ごせる環境づくりや、学びの再開に向けた支援も進めています。
被災した子どもたちとその家族に、安心を届けるために。
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クレジットカード/各種Pay決済/コンビニからの寄付
※ 寄付先名称は「緊急下の子ども支援プロジェクト」と表示されます。
ご寄付は現在、ネパール洪水緊急支援を優先して活用しますが、現在実施中のその他の緊急支援や今後新たに災害・紛争などが発生した際の迅速な支援活動にも活用する場合があります。
土石流により広範囲で被害が発生
土石流はラスワ郡、ヌワコット郡、ダディン郡を中心に大きな被害をもたらし、その影響は周辺地域にも広がっています。
ネパール国家災害リスク軽減・管理庁(NDRRMA)によると、9月3日時点で1,259人が死亡、5,083人が行方不明※1となっています。また、支援を必要とする人々は6郡17の被災自治体で8万4,270人(約1万9,284世帯)※2にのぼります。
教育分野への影響も深刻です。9月1日時点で29校が被災しており、このうち9校が全壊または流失、12校が一部損壊しました。さらに、8校は避難所として使用されており、多くの子どもたちが安全な学習環境を失っています※2。
- ※1 Nepal: Rasuwa Flood Situation Report No. 6 (As of 3 September 2026)
- ※2 Nepal: Rasuwa Flood - Flash Appeal (4 September 2026)


道路や橋などのインフラが損壊したことで、一部地域では支援物資の搬送や支援活動へのアクセスが依然として困難な状況が続いています。
食料や生活必需品の配布を実施
プランは、最も被害の大きかった地域を中心に、食料や生活必需品の配布を進めています。
これまでに、被災した家族の当面の生活を支える以下のような支援を実施しました。
- ヌワコット郡で約1,000世帯へ食料セットを配布
- ラスワ郡およびヌワコット郡の避難所で食料や生活用品を提供
- 国内避難民約2,700人を対象にシェルターキットや台所用品キットを配布
- 避難所の運営や通信環境の維持を支援するため発電機を提供
安全な飲み水と衛生環境を届けるために
洪水発生後は、飲み水の不足や衛生環境の悪化による健康被害も懸念されます。
プランは、7カ所の避難所に容量1,000リットルの給水タンク14基を設置しました。これにより、約700人が安全な飲料水を利用できるようになっています。
また、ヌワコット郡で避難生活を送る家族へ衛生キット300セットを配布し、約1,200人の衛生環境の改善を支援しました。
しかし、一部の避難所へ続く道路は損壊や悪路のため大型車両が通行できず、支援物資の輸送に時間を要しています。

地元政府への給水タンクの引き渡し

設置された手洗い用タンク
子どもたちのための「子どもひろば」を開設へ
災害は、子どもたちの心や日常生活にも大きな影響を及ぼします。
プランは、子どもたちが安心して遊び、学び、心のケアを受けられる「子どもひろば」の設置準備を進めています。現在、6カ所分の設備や資材を被災地へ搬送し、自治体などと連携して開設に向けた準備を進めています。また、職員やパートナー団体への研修も実施し、子どもたちへの心理社会的支援や保護活動を強化しています。
一方で、土石流により保護者と離ればなれになった子どもや、親族宅などへ移動した子どもたちの把握・支援には依然として課題が残っています。
学びを止めないために
被災地域では学校施設にも被害が発生しており、多くの子どもや若者が学習の機会を失っています。プランは教育分野の支援団体と連携しながら被災地の教育ニーズ調査を実施するとともに、避難所に滞在する子どもたちに向けた教育キットの調達を開始しました。
学びの中断は、特に女の子や若者たちの将来に長期的な影響を及ぼす可能性があります。プランは、子どもたちができるだけ早く学びを再開できるよう支援を進めています。
「この先どうなるのか分からないことが一番不安です」
被災した子ども若者たちは、生活だけでなく将来への不安も抱えています。
ヌワコット郡に住む思春期の女の子
洪水で服がすべて流されてしまい、着替えもありませんでした。今回受け取った支援物資のおかげで、清潔な服に着替えられるようになりました。
避難所で暮らす大学生
今は家を失ったため、まずはこの状況を乗り越えることが優先です。どこへ行くのか、どう生活を立て直すのか見通しが立たないことが一番の不安です。大学の勉強も中断されてしまいました。幼い弟や妹たちが今後も教育を受けられるのかも心配しています。それが今、私にとって最も大きな不安です。
現地で活動を行う緊急人道支援グループ
道山職員のコメント
ネパール中部のヌワコット郡の被災地域では、川沿いにあった多くの家々が流された跡を目の当たりにしました。家族と離ればなれになったり、大切な人との突然の別れを経験したりした人も少なくないと聞いています。そのような状況のなかでも、懸命に生活の再建に向かおうとする人々の姿があり、心のケアの重要性をあらためて感じました。
洪水が発生した当時、多くの子どもたちは学校にいました。先生たちの迅速な避難の呼びかけにより、多くの子どもは安全な場所へ避難できましたが、保護者と離ればなれになったり、家族の安否が分からないまま過ごしたりしている子どもたちもいます。
プラン・インターナショナルは、水や食料、生活必需品の支援に加え、子どもたちが安心して過ごせるよう心のケアにも取り組んでいます。また、学びが途切れることのないよう、仮設の学習スペースの開設準備も進めています。こうした場所は、学習を続けるだけでなく、子どもたちが日常を取り戻し、安心感を得るためにも大切です。就学再開が遅れると学校に戻れなくなるリスクも高まるため、早期の教育再開が重要です。
プラン・インターナショナルは、ネパール政府や現地パートナー団体と連携し、被災した子どもたちや家族への支援を続けています。食料や安全な水、衛生用品の提供に加え、子どもたちが安心して過ごせる環境づくりや学びの再開に向けた支援も進めています。皆さまからのご寄付は、こうした活動に活用させていただきます。
被災した子どもたちとその家族に、安心を届けるために。
寄付の方法
受付期間:2026年8月28日(金)~11月30日(月)17時
寄付手続きに進む すでに選択しています。 画面下側の「あなたにできること」ボタンより手続きにお進みください。
クレジットカード/各種Pay決済/コンビニからの寄付
※ 寄付先名称は「緊急下の子ども支援プロジェクト」と表示されます。
ご寄付は現在、ネパール洪水緊急支援を優先して活用しますが、現在実施中のその他の緊急支援や今後新たに災害・紛争などが発生した際の迅速な支援活動にも活用する場合があります。
- 専用払込用紙での寄付
※「ネパール洪水緊急支援 払込用紙希望」とご記入いただき、メールでご連絡ください - 銀行からの振込み
※「ネパール洪水緊急支援」もしくは「G88」とご指定ください
※ ご寄付は「緊急下の子ども支援プロジェクト」として受け付け、現在はネパール洪水の被災地での緊急支援を優先して活用しています。なお、現在実施しているその他の緊急支援のほか、今後新たに災害や紛争などの緊急事態が発生した際の迅速な支援活動にも活用させていただく場合があります。






