ガーナは1957年にアフリカで最初に植民地から独立をはたした国です。アフリカ西部に位置し、国土は沿岸サバンナ、森林ベルト、北部乾燥サバンナという3つの植生帯に分かれています。ガーナでは、人口の大部分が子どもと若者が占めています。多くの人々が農村地域に暮らし、農業に従事しています。経済は農業・鉱業などの一次産品に依存しており、国際市場価格や、農作物の不作をもたらす自然災害の影響を受けやすく不安定です。
基本データ
- 首都
- アクラ
- 面積
- 23万8,537km2(日本の約3分の2)
- 人口
- 約3,443万人(2024年 世界銀行)
- 言語
- 英語(公用語)、各民族語
- 宗教
- 国民の約70%がキリスト教徒,イスラム教約17%,その他伝統的宗教等
※ 出典:外務省ウェブサイト
ガーナの歴史・社会情勢
ガーナは1957年にサハラ以南アフリカで最初に独立した国で、古代の交易やアシャンティ王国など豊かな歴史を持ちます。独立後はクーデターが続きましたが、ローリングス政権の改革を経て1990年代に民主化が進み、現在は比較的安定した政治体制です。金やカカオに加え、2010年の石油生産開始で経済は成長していますが、財政赤字や若者の失業、地域格差などの課題にも直面しています。
ガーナの宗教
ガーナは多様な宗教が寛容に共存しており、国民の約7割がキリスト教、約2割がイスラム教を信仰し、北部ではイスラム教がより強く根づいています。また、精霊信仰や祖先崇拝などの伝統宗教も生活や祭礼に影響を与えています。文化面では、アシャンティ族のケンテ布やアディンクラ模様、語り文化、太鼓と舞踊が有名で、ハイライフやヒップライフなどの音楽も盛んです。また、葬儀で個性を反映する棺桶アートや、カカオ収穫祭などの年中行事が人々を結び付け、多民族社会ならではの豊かな文化が息づいています。
ガーナが抱える問題
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子どもの権利が十分に守られていないこと
ガーナでは子どもの権利に対する理解がまだ十分でなく、性的・身体的虐待、人身取引、児童労働などの問題が続いています。特に女の子は早すぎる結婚(児童婚)や一部地域に残る女性性器切除(FGM)の危険にさらされ、安全に育つ環境が整っていません。
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女の子が教育を継続しにくいこと
保護者の教育への理解不足や学校での体罰、通学路での性暴力への不安が女の子の中途退学につながっています。思春期の女の子は特に学びが途切れやすく、教育機会の欠如が将来の選択肢を減らし、貧困の連鎖を生む要因となっています。
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家庭の経済が不安定で若者が働く機会を得にくいこと
多くの農家は雨に頼る伝統的農業に依存し、収穫が安定せず収入も不安定です。都市に出た若者も必要な職業スキルを得られず、安定した仕事に就けません。こうした状況が家計の不安定さや地域格差の拡大につながっています。
プラン・インターナショナルの取り組み
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1.子どもの保護
出生登録を管轄する行政機関の能力強化を支援し、全国的な子どもの保護制度の充実を図ります。また、子どもへの暴力をなくすことを目指し、子どもの保護や権利に関する情報提供や意識啓発を進め、人々の行動変容を促します。
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2.平等な教育機会の提供
貧困や障害、ジェンダーに基づく差別によって社会から疎外されている子どもや、学校を中途退学してしまった子どもたちが、質の高い初等教育を修了し、中等教育へ進学できるよう支援します。学校運営委員会の能力強化を進めるとともに、女の子も通いやすい学校づくりを促します。
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3.家計の安定と保健の改善
コミュニティ貯蓄貸付組合の立ち上げと運営を支援し、若者が適切なスキルを身につけて安定した職業に就けるようトレーニングを実施します。また、組合に参加する女性を中心に、5歳未満の子どもを対象とした小児疾患への総合的な取り組みを進め、家計の安定を図りつつ、母親が安心して子どもを診療所へ連れて行ける仕組みを整えます。
ガーナでの活動
プラン・インターナショナルのデータ
プラン・スポンサーシップを通じて、チャイルドと交流できます。
- 活動開始年
- 1992年
- チャイルド数
- 20,879人
- 日本のスポンサーを持つチャイルド数
- 549人
- 現地事務所
- 統括事務所:アクラ
# 1030 ノーザンガーナ
# 6109 サウザンガーナ
プラン・スポンサーシップでご支援をいただくと、地域を代表する子ども(チャイルド)と手紙で交流することができます。
※2025年11月現在






