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中米北部に位置するグアテマラは、国民のおよそ4割を先住民族が占める、多文化・多民族社会の国です。36年におよんだ中米最長の内戦は1996年に終結しましたが、その影響は現在も社会構造や格差のなかに色濃く残っています。主要産業は農業で、多くの貧困層が農業に生計を依存しています。特に先住民族が多く暮らす農村部では貧困が深刻で、地域間・民族間の格差が拡大しています。さらに、地震や火山噴火、ハリケーンなどの自然災害が頻発し、弱い立場に置かれた貧困層や子どもたちが、最も大きな影響を受けています。

基本データ

首都
グアテマラシティー
面積
10万8889km2(北海道と四国を合わせた広さよりやや大きい)
人口
1,840万人(2024年、世界銀行(推定))
言語
スペイン語(公用語)、その他に22のマヤ系言語他あり
宗教
憲法上宗教の自由を保障。主にカトリック及びプロテスタント

※ 出典:外務省ウェブサイト

グアテマラの歴史・社会情勢

グアテマラは、マヤ文明の中心地として栄え、16世紀以降はスペインの植民地支配を受けました。1821年の独立後も政治的混乱が続き、1960年から1996年まで中米最長の内戦を経験しました。内戦終結後は民主化が進められてきましたが、先住民族を中心とした貧困や格差、治安の不安定さ、汚職問題などが現在も大きな課題となっており、社会の分断が人々の生活に影響を及ぼしています。

グアテマラの宗教

グアテマラでは、カトリックを中心とするキリスト教が広く信仰され、近年は福音派キリスト教も拡大しています。これに加え、先住民族社会ではマヤ文明に由来する伝統的信仰がキリスト教と融合し、祭礼や儀式として受け継がれています。文化面では、色鮮やかな民族衣装や織物、マリンバ音楽、多様な言語が地域ごとに発展し、共同体の結束や人々のアイデンティティを支えています。こうした文化は、先住民族の誇りや文化継承を支える基盤であると同時に、重要な社会的資源ともなっています。

グアテマラが抱える問題

  • 先住民族の女の子の教育機会が制限されていること

    農村地域に暮らす先住民族の女の子は、貧困や性別によるジェンダーロール(性別の役割意識)の影響を強く受け、教育を受ける機会が限られています。女子教育の重要性への理解が十分に浸透しておらず、中途退学や早すぎる結婚(児童婚)が多く、将来の選択肢が狭められています。

  • 就学前教育を含む基礎教育が十分に普及していないこと

    グアテマラでは、幼児教育や就学前教育の整備が遅れており、子どもたちが学びの土台を築く機会が限られています。特に農村部では教育資源が不足し、学習の遅れが初等教育以降にも影響を及ぼしています。

  • 若者の雇用機会が乏しく社会参加が制限されていること

    教育水準の低さや職業訓練の不足により、多くの若者が安定した仕事に就けず、失業や不安定就労に直面しています。経済的自立が難しい状況は、若者の社会参加や将来への希望を阻む要因となっています。

  • 子どもへの暴力と栄養不良に対する保護体制が不十分なこと

    女の子に対する性的暴力や虐待が深刻である一方、子どもを守る仕組みは十分に整っていません。また、多くの子どもが慢性的な栄養不良に陥っており、特に先住民族の子どもには発育への深刻な影響が見られます。

プラン・インターナショナルの取り組み

  • 1.先住民族の女の子を中心とした教育の普及と生計向上

    すべての子どもが安全な学習環境で学べるよう、ジェンダー平等と暴力防止を重視した教育支援を行っています。特に先住民族の女の子が初等・中等教育を修了できるよう、教師や保護者への研修、奨学金支給、行政への働きかけを進めています。あわせて若者への職業訓練や就業支援を行い、生計向上を後押しします。

  • 2.子どもと若者の社会参加と発言力の強化

    女の子や若い女性が地域や社会の意思決定に参加できるよう、女の子グループや市民組織の設立を支援しています。ジェンダー平等や子どもの権利に関する理解を深め、市民社会の中で声を上げ、行動できる力を育成します。

  • 3.性と生殖に関する健康と権利(SRHR)の推進

    農村地域の先住民族の女の子を中心に、性と生殖に関する健康へのサービスへのアクセス改善を支援しています。若者自身によるネットワークづくりを促すとともに、保護者や地域リーダー、行政と連携し、児童婚や性的暴力の防止に取り組みます。

  • 4.子どもの保護体制の強化と乳幼児の健全な発育支援

    女の子や若者が暴力や差別から守られる環境づくりを進めるため、地域を基盤とした保護ネットワークを整備しています。あわせて、乳幼児の健康と栄養状態の改善を目指し、保護者や助産師への指導を行い、行政との連携強化を図っています。

現在支援している地域

グアテマラでは、基幹支援のプラン・スポンサーシップのほか、プラン・グローバルサポーターを実施しています。

「先住民族の小学校教育」プロジェクト(グアテマラ)

支援地域
キチェ県 サン・アントニオ・イロテナンゴ市
支援期間
2024年3月~2026年6月
支援地域の課題
都市部と農村部の格差
  • 農村部に多く暮らす非先住民族の貧困率が高い
  • 農村部の中学校就学率が低い
きょうだいの世話や家事のため十分な教育を受けられないことも

「先住民族の小学校教育」プロジェクト(グアテマラ)の詳細を見る

グアテマラでの活動

グアテマラでの活動一覧

プラン・インターナショナルのデータ

プラン・スポンサーシップを通じて、チャイルドと交流できます。

活動開始年
1978年
チャイルド数
27,285人
日本のスポンサーを持つチャイルド数
1,145人
現地事務所
統括事務所:グアテマラシティ
# 3014 ハラパ
# 3015 バハ・ベラパス
# 3046 アルタ・べラパス
# 4098 キチェ

プラン・スポンサーシップでご支援をいただくと、地域を代表する子ども(チャイルド)と手紙で交流することができます。

※2026年1月現在

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