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【経過報告】「災害に強い学校づくり」プロジェクト~バングラデシュ・ネパール~
グローバル・プロジェクト
ネパール
バングラデシュ
(更新)
プラン・インターナショナルは、2018年7月から、「災害に強い学校づくり」プロジェクト(バングラデシュ・ネパール)を実施しています。現在までの活動の進捗をご報告します。
背景
アジアでは自然災害の被害に遭う確率が世界の他地域に比べて圧倒的に高く、2000年から2018年の間、世界で自然災害に被災した人の84%、自然災害の結果亡くなった人の55%がアジアに集中しています※。このプロジェクトでは、アジアの中でも、この数年多くの災害に見舞われているバングラデシュとネパールの2カ国にて、学校施設の整備や防災教育などの「予防」に取り組むことで子どもたちの命や安全を守るのと同時に、子どもたちが災害から立ち上がる力を身につけられるようサポートします。
- ※ 出典: Asian Development Outlook 2019 (ADB, 2019)
活動のハイライト
活動内容
プロジェクトの2年目となる今期は、バングラデシュ、ネパールともに前期より多くの関係者を巻き込み、活動を行いました。学校における防災活動支援に加え、周辺地域や自治体の災害への備えを高める活動にも力を入れています。
バングラデシュでは生徒による防災活動のためのタスクフォースを形成し、災害に備えて、緊急時のコミュニケーションや避難訓練の実施方法などを学びました。一方、地域の若者で組織された防災グループが、地域住民に対して防災啓発を行いました。
ネパールでは自治体との連携にも力を入れています。プロジェクトの対象校および周辺地域において、行政と災害マネジメントに関する意見交換会を開きました。プランの活動のモニタリングに行政の担当者も参加するなど、地域の防災・気候変動対応プランの策定も自治体と協力して行いました。
2020年4月以降は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、大幅に活動を制限していますが、3年目は慎重に感染対策を実施した上で精力的に活動を実施していく予定です。
おもな活動の成果
地域 | 【バングラデシュ】クリグラム県 【ネパール】スンサリ県 |
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期間 | 3年(2018年07月~2021年06月) |
2020年度 おもな支援内容と対象 |
【バングラデシュ】
【ネパール】
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関連リンク
現地の声
シリナさん、17歳、ユースクラブメンバー(バングラデシュ)
「私はもともとユースグループの活動に参加することに対してとても消極的でした。しかし、地域で活躍し、貢献しているみんなをみて、私も参加することにしました。学校だけでなく、学校の周辺地域も災害に備えられるように、たくさんの活動に参加したいです」
二ランさん、対象校の教師(ネパール)
「プランが実施する多くの研修に参加し、災害リスクや気候変動に関して学びました。学校では、課外活動を通じて、学んだ知識を生徒たちに伝えています。また、家族とも相談し、災害に備えて防災用品を用意するようにしました」