東ティモールでは、人々の暮らしを支えてきた森林が近年急速に失われています。2003年から約10年間に失われた森林の面積は、東京都23区のおよそ3倍に相当するとされています。焼畑や森林火災、生活のための薪の採取によって森が減ると、雨水を蓄える力が弱まり、洪水や土砂災害が起こりやすくなります。その影響は、人口の約7割が暮らす農村部に集中し、農業による収入や食料生産に大きな打撃を与えています。
特に、自然災害が頻発するアイレウ県は、気候変動の影響を受けやすい地域の一つです。森林の減少によって、自給的農業に依存する住民たちは、生活を支える収入源と食料の確保の両方が脅かされています。
このプロジェクトでは、地域の合意にもとづいて自然資源の利用を定める伝統的なルールである「タラ・バンドゥ」規則の整備を進め、地域森林の保護と持続的な管理に取り組みます。あわせて、苗木の生産や植林活動を行い、失われた森の再生を図ります。さらに、気候変動の影響に強い農業技術の導入を通じて、自然を守りながら住民の生計向上につなげていくことを目指します。
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SDGsへの貢献
このプロジェクトの実現は、持続可能な開発目標(SDGs) の「目標13:気候変動に具体的な対策を」「目標15:緑の豊かさも守ろう」に貢献します。
- プロジェクト番号
- 10518
- 活動の期間
- 2025年8月~2028年6月
- 実施地域
-
アイレウ県、マヌファヒ県、エルメラ県
- 活動内容
(支援策) -
- 樹木伐採など自然資源の利用を規制する地域独自の「タラ・バンドゥ」規則の策定(15村)
- 地域森林利用者グループの設立とトレーニング(100人)
- 林業用具および安全装備の支給
- 苗木生産と植林(7村)
- 気候変動に強い農業技術の導入(6村)
- 対象者
-
地域住民 約3万2,000人
- プロジェクト規模
- 2億3,000万円
- 目指す成果
- 農村地域の土地と水資源を守るために、地域の人々が気候変動に対応した、地域に合った自然資源管理を自ら実践できるようになることを目指します。特に、地域の森林を将来にわたって守り、適切に管理・保全していくための知識と技術を広めることで、住民の生計向上につながる気候変動への対応力を高めていきます。
- ※このプロジェクトはJICA(国際協力機構)などと共同で実施しています
- ※各国の男女格差を測るグローバル・ジェンダー・ギャップ指数では、
東ティモールは148カ国中86位(『The Global Gender Gap Report 2025』世界経済フォーラム)
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現地の状況に合わせて、支援内容や期間が変更になる場合があります。プロジェクトの進捗状況は、活動レポートでご報告しています。

