死に至ることもある慣習
「女性性器切除から女の子を守る」プロジェクト
ガールズ・プロジェクト
エチオピア
スーダン
アフリカと中東地域の約30カ国で、約2000年前から続くと言われる「女性性器切除」(Female Genital Mutilation、以下FGM)。大人の女性になるための通過儀礼・結婚の条件として、幼児期から15歳ごろまでの女の子の性器の一部を切除するものです。不衛生な環境で麻酔なしで行われることも多く、激痛と出血をともない、命を落とす女の子もいます。死に至らなくとも、感染症や出産への悪影響を引き起こし、強い恐怖が心の傷として残る場合もあります。
15歳から49歳の女性のうち、エチオピアでは74%、スーダンでは87%が施術されている
という統計があります※。FGMを禁ずる国際条約を批准し、法律で禁止する国も多い中、法の執行が不十分であるため「慣習」として今も水面下で広く続けられています。被害が公に語られる機会も少なく、心身に及ぼす弊害は一般の人々にはほとんど知られていません。
- ※出典:Female Genital Mutilation/Cutting: A Global Concern(UNICEF, 2016)
このプロジェクトでは、エチオピアとスーダンの2カ国で、被害を受けた女の子の心身のケアと同時に、家族や地域住民、行政にむけてFGMの根絶を働きかけます。
- ※このプロジェクトは2017年7月よりエチオピアのサウス・エチオピア活動地域シェベディーノ郡で実施しており、同地域では行政と協力しながら広く行動変容を起こすことができました。この経験とノウハウを生かして、同国内で未だ施術率が高く、支援のニーズの高いアファール州に活動地域を移します。さらに隣国のスーダンでも施術率が高く女の子や女性の支援ニーズが高いため、活動を開始します。
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元施術師はFGMの有害性を説く側に回る(エチオピア)
2日間のトレーニングに参加する女性教師たち
このプロジェクトの実現は、持続可能な開発目標(SDGs)「目標3:すべての人に健康と福祉を」「目標5:ジェンダー平等を実現しよう」「目標10:人や国の不平等をなくそう」「目標16:平和と公正をすべての人に」に貢献します。
プロジェクト番号 | 10501 |
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活動の期間 | (エチオピア)2017年7月~2023年6月 (スーダン)2020年7月~2023年2月 |
実施地域 | (エチオピア)アムハラ活動地域 アファール州 (スーダン)ホワイト・ナイル活動地域 白ナイル州 |
活動内容 (支援策) |
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対象者 | (エチオピア)
(スーダン)
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プロジェクト規模 | 2億円 |
目指す成果 | FGMを施術された女の子が必要とするケアを受け、少しでも心身の健康を取り戻すこと。被害者になりうる女の子自身とその家族、地域住民がFGMの弊害に関する理解を深めること。司法当局による法的措置の強化やFGM根絶にむけた関係者の協力体制を整えること。上記を同時にすすめることで、長期的にはFGMが根絶されることを目指します。 |
- ※各国の男女格差を測る
グローバル・ジェンダー・ギャップ指数では、エチオピアは146カ国中74位
。スーダンは掲載なし(『The Global Gender Gap Report 2022』世界経済フォーラム)
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お問い合わせ
TEL:03-5481-6100(平日9:00~17:30)
FAX:03-5481-6200
E-mail:hello@plan-international.jp
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現地の状況に合わせて、支援内容や期間が変更になる場合があります。プロジェクトの進捗状況は、活動レポートでご報告しています。
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