(2025年01月20日更新)

インドでは依然として女性に対する暴力が深刻な社会問題となっており、多くの女性が暴力や虐待の被害に遭っています。
このプロジェクトでは、暴力の被害を受けた女の子や女性(サバイバー)が適切な裁判を受けるためのサポートやカウンセリングを行うことで、サバイバーが心身の健康を回復して社会に復帰し、自らの権利を実現できる人生を歩めるよう支援しています。これまでの活動と成果をご報告します。
- ※2023年までマハラシュートラ州ムンバイおよびナビ・ムンバイ地区で実施してきたプロジェクトを、2024年1月からテランガーナ州メダック県、オーディシャー州コルダ県で展開しています。
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さまざまなステークホルダーと協働でサバイバー支援と子ども保護を強化

関係者とのプロジェクト開始ワークショップの様子
新しい活動地域でのプロジェクトでは、2023年まで実施したプロジェクトの経験や学びを活かし、より効果的な取り組みができるように検討しました。具体的には、サバイバーへの心理社会的サポート、警察・司法の能力強化に加え、既存の子ども保護制度や子ども・若者やコミュニティへの啓発活動を以前より強化することです。
また、サバイバーが回復のために生活の基盤を整える必要があるため、補償金を早く受け取れるように裁判のプロセスを加速させる取り組みも行うようにしました。プロジェクト開始にあたって、プランは県法務局、子ども保護課、社会福祉課、警察・検察等の多くの関係者と調整を行い、連携が可能となりました。
法務局とともに子どもの性的虐待ケースに直接対応
このプロジェクトの活動のひとつに、法務局とプランが連携して、暴力の被害のケースに直接対応することがあります。2024年10月までに、11件の子どもへの性的虐待のケースを支援しました。プロジェクトチームは、性的虐待を受けた子どもとその家族を訪問し、カウンセリングや必要な支援を提供しました。支援ニーズには、就学支援、社会保護制度への加入支援、そのためのカースト証明書や住民票の作成支援などがあり、これらの情報は子ども保護課にも共有されました。
支援の結果として、サバイバー全員に法務局からの法的サポートと継続的なカウンセリングが提供され、6人に17,000ルピー(約3万円)の補償金が支給されました。また1人の子どもが復学を果たしました。性暴力被害は心理的トラウマを残し、回復には非常に長い年月がかかることが少なくありません。そのため、サバイバーとその家族が中長期的に公的支援を受けられ、支援の過程で人権と尊厳が守られることが非常に重要です。

行政と連携して開催した国際ガールズ・デーでの啓発イベント

啓発イベントに参加した女の子たち
14歳のサバイバー Aさんのストーリー
14歳のAさんは、オーディシャー州のスラムで、4人の兄妹と母親と暮らしています。母親は建設現場で日雇い労働者として働いており、Aさんには生まれつき左手と左足に障害があります。ある日、Aさんは性的虐待の被害に遭い、その影響で中学校を中途退学せざるを得なくなりました。
県法務局はAさんと長期にわたって連絡が取れず、このケースを紹介されたプランのプロジェクトチームは、Aさんと家族を懸命に捜索しました。
ついにAさんと連絡を取ることができ、Aさんは県法務局から50,000ルピー(約9万円)の補償金を受け取ることができました。プロジェクトチームは、Aさんと家族にカウンセリングを行い、中学校への復学と教育の継続を強く勧めました。
Aさんと家族は学校に戻る決心をし、学校とも何度も話し合いを重ねた結果無事に中学校に復学することができました。また、Aさんは身体的障害があるため、公的な支援を受けるための障害証明書を取得する支援も受けました。
多くの困難に直面しながらも、Aさんは徐々に前向きな気持ちと自信を取り戻し、さらに多くのことを成し遂げたいと意欲を持つようになりました。
今後も、暴力の被害にあった女の子と女性たちの権利と尊厳が守られ、彼女たちが安心して人生を歩めるよう支援活動を続けてまいります。引き続き温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
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