(2025年10月30日更新)
プラン・インターナショナルは、ソマリアとスーダンで「女性性器切除から女の子を守る」プロジェクトを実施しています。現在までの活動の進捗をについてご報告いたします。
プロジェクト背景
女性性器切除(FGM)は、アフリカ、中東、アジア地域の約30カ国で約2000年前から続く慣習で、女性の外部生殖器を部分的または全体的に切除する行為を指します。多くは大人になるための通過儀礼や結婚の条件として行われ、激痛や出血、時には命の危険を伴ううえ、後遺症や心の傷が生涯にわたって残る場合もあります。
国際条約や法律で禁止する国は多い一方、ソマリアでは法整備が十分ではないため、15歳から49歳の女性のうち99%が施術を受けているというデータがあり
※1、スーダンでも法の執行が十分でないため、同年代の女性の約86.6%がいまだに施術を受けています
※2。
このプロジェクトでは、ソマリアとスーダンでFGMの被害を受けた女の子の心身のケアを行うと同時に、FGMの根絶を目指して家族や地域住民、行政への働きかけを行っています。
- ※1 Female Genital Mutilation Date (UNICEF,2024)
- ※2 Female Genital Mutilation in Sudan Factsheet (UNICEF, 2022)
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活動のハイライト
活動内容
【ソマリア】
住民に対する意識啓発の強化
昨年に引き続き、巡回診療による医療サービスの提供、母子保健などに関する意識啓発セッションを実施したことに加え、2025年は特に男性へのアプローチを強化しました。対象地域では、女性が手術を受ける際に男性の同意が必要であり、FGMや家族計画などに男性の関与が重要であることから、男性を対象にした意識啓発セッションを実施し、女性が受診する際に男性も同行するよう促しました。
また、「乳幼児は家の外に連れ出さない方が良い」と考える人が多い地域では、乳幼児への医療サービスが届けにくいという課題があったため、巡回診療チームが戸別訪問を開始。意識啓発セッションで子どもの健康について学んだ住民が巡回診療に乳幼児を連れてくるようになったこともあり、今後も引き続き住民の意識啓発に力を入れてきます。
【スーダン】
FGM根絶に向けた子どもの保護・ジェンダー意識の促進
昨年育成したファシリテーター36人が中心となり、2,687人の女の子・男の子、若者に継続的なトレーニングを実施。トレーニングを受けた子どもたちは、地域住民5,000人以上に啓発セッションを行い、地域全体でFGM根絶への機運を高めました。
また、裁縫や刺しゅう、パンや石けん作りなどの職業訓練を受けた女の子たちが起業し、自立に向けた第一歩を踏み出しました。今後、彼女たちが経済的・社会的に自立し、地域のジェンダー平等促進のロールモデルとなることが期待されます。
さらに、昨年構築した行政および住民からなる「子どもの保護メカニズム」を通じ、女の子に対する性暴力や早すぎる結婚の事案が報告され、適切に対処されました。地域からFGMを根絶するためには、子どもの保護とジェンダー平等の意識を浸透させることが大前提です。今後も継続的な啓発セッションを通じて人々の意識と態度の変化を促し、FGMをやめるという行動の変容まで目指していきます。
現地の声
主な活動の成果
| 地域 | (ソマリア)トグデール州、スール州、マローディ・ジェーハ州 【活動国詳細】ソマリア (スーダン)ガダーレフ州 【活動国詳細】スーダン |
|---|---|
| 期間 | (ソマリア)2023年1月~2027年12月 (スーダン)2023年8月~2025年10月 |
| 2025年度 主な支援内容と対象 |
【ソマリア】
【スーダン】
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