(2026年02月09日更新)

プラン・インターナショナルは、2024年2月からインドで「暴力の被害にあった女の子を守る」プロジェクトを実施しています。
性暴力をはじめとするジェンダーに基づく暴力の被害を受けやすい女の子や子どもたちが、必要な支援につながり、安全で尊厳を守られた生活を送れるよう、行政機関や学校、地域と連携した取り組みを進めています。
ここでは、これまでの活動の進捗をご報告します。
支援につながりにくい女の子たちの現状

インドでは、性暴力を含むジェンダーに基づく暴力が依然として深刻な社会課題となっています。被害を受けた女の子たちは、不当な差別や、警察・医療機関における人権を軽視した対応など、複合的な困難に直面しています。
また、司法制度に関する知識不足や経済的困難から、適切な法的支援を受けられないケースも少なくありません。家族が世間体を気にして、被害を受けた女の子に結婚を強いることもあります。このような状況を受け、プランは子どもの保護体制の強化と、被害を受けた子どもが必要な支援につながるための取り組みを行っています。
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行政機関の対応力を高め、早期発見と支援につなげる

行政機関の担当者向け能力強化研修
行政機関、学校、地域が連携し、子どもの保護体制を強化する取り組みを進めました。まず、子どもの安全に日常的に関わる行政の福祉・保健スタッフ189人を対象に、虐待の初期兆候の見分け方や関連法制度、相談対応の手順などを学ぶ能力強化研修を実施。これにより、被害を早期に発見し、適切な支援につなげる体制を整えることができます。
学校と地域で、子どもが自らを守る力を育む

学校での啓発セッション
学校や地域では、子どもの性的虐待やジェンダーに基づく暴力の予防を目的とした啓発セッションを実施し、計1,206人の児童・生徒が、安全な行動や相談方法について理解を深めました。さらに、821人の児童・生徒を対象に、「ライフスキル教育」セッションを提供。意思決定力やコミュニケーション力など、自らを守るための力を高めています。

地域住民への周知の様子
また、被害を受けた9人の子どもには、カウンセリングなどの心理的ケアや、補償制度の利用手続きに関する支援を行いました。加えて、法的啓発キャンペーンでは、子どもの権利や保護に関する情報を地域住民に広く届け、地域全体の理解促進と、子どもの保護につながる成果が得られました。
女の子たちの声
匿名、13歳の女子生徒
母を亡くし、家族の事情で学校を続けられず、とても不安でした。こちらのプロジェクトのスタッフの人が話を聞いてくれて、必要な書類の準備から学校との調整まで、すべて一緒に進めてくれました。今はKGBV(注:インド政府が女子の中等教育の機会を確保するために設置した女子寄宿学校)に入学し、安心して学ぶことができています。友だちもでき、将来は先生になりたいという夢を持てるようになりました。もしあの時、地域の支援とこのプロジェクトのサポートがなければ、私は学校に戻れなかったと思います。今は未来に向けて頑張りたいという気持ちでいっぱいです。
匿名、14歳の女子生徒
学校で行われたライフスキル教育のセッションで、安全な接し方と危険な状況の違いについて初めて理解することができました。以前は“なんとなく怖い”と思っても、どう対処すべきかわかりませんでしたが、今は危険を感じたら信頼できる大人に相談することが大切だと学びました。先生たちも私たちの話をよく聞いてくれるようになり、友だちとも勇気を出して話し合えるようになりました。学校の雰囲気も少しずつ良い方向に変わり、みんなが助け合おうとする姿勢が強くなっていると感じます。
プランは今後も、暴力の被害を受けた女の子や子どもたちが、安心して声をあげ、必要な支援につながる社会の実現に向けて、行政機関や学校、地域と連携した取り組みを続けていきます。
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