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「読書」という形のアプローチ

夏休み読書感想文コンクール2015 高校生の部・特別賞
広島大学教育学部2年 仲間愛梨さん

事務局より

日本

更新)

プラン・インターナショナル「夏休み読書感想文コンクール2017~想像するチカラ。行動するチカラ。」 に寄せて、2015年の入賞者、仲間愛梨さんが中学生、高校生に熱いメッセージを届けてくれました!

母から学んだ読書の大切さ

母は私に読書の大切さを教えてくれました。「本は読めば読むだけ賢くなれるのよ。だからたくさん本を読みなさい」。それが母の口癖で、彼女自身よく本を読む人でした。その影響もあってか、私は幼い頃から読書が大好きで、休み時間には運動場ではなく図書館へ走って向かうような子どもでした。怪談ものや図鑑、伝記、物語などあらゆるジャンルのものを読みました。中学生以降は自己啓発本を読みあさり、自分はどんな人生を歩みたいのか、生きることの大切さを学び考えるきっかけになりました。

写真:緑の中で読書

緑の中で読書

私を変えた本との出会い

私が『Because I am a Girl わたしは女の子だから』(英治出版)を通じてプランに出会ったのは高校3年生の時、近所の図書館でした。勉強に集中できず、「気分転換に本でも読もうか」という軽い気持ちで手にした本でしたが、そこには「女の子だから」という理由で差別に苦しむ女の子の実例が生々しい言葉でつづられていました。私がのんびり読書している間に世界ではこんな事が起きているのかと、ひどくショックを受けました。その話を母にすると、「そんな事を知ったところで何もできない。ただ暗い気持ちになるだけだから知らない方がマシよ」と言われてしまいました。

写真:図書館で調べ物

図書館で調べ物

しかし、この本を読んでから、「私と同じ女の子が世界でこんな目にあっているのに、見ないふりをするのが本当に正しいのだろうか」と疑問に思うようになりました。「不当な扱いを受け続けている女の子たちのために声をあげたい」。そんな思いからプランの夏休み読書感想文コンクールに応募したのです。

これからのアクション

私は、読書感想文コンクールをきっかけに知ったプランとは今後も関わり続けたいと思っています。プランは、不当な理由で差別されている世界中の女の子や子どもたちを守る活動をしています。今の私には本を読むとか、プランの活動を広めることくらいしかできませんが、将来は現場でお手伝いできたらいいなと思っています。

8月からタイに留学します。首都のバンコクは世界でも有名な売春街。貧しい人々や山岳少数民族、難民の娘などは選択の余地なく性産業に就いてしまうそうです。自身も教育を受けていない彼女らの母親たちは、娘の教育に理解がなく、現金になる売春を安易に紹介してしまうのです。留学期間中には、この悪循環を止めるためにタイの山岳地方で活動している日本のNPOでお手伝いをさせていただくことになりました。この機会に、しっかり現状を見て、私にできる事をしたいと思っています。

写真:新入生に留学体験をシェアするイベント(左から二人目)

新入生に留学体験をシェアするイベント
(左から二人目)

今あなたにできること

読書は最高の教育だと思います。本はいろいろなことを教えてくれるだけでなく、私たちを異世界に導いたり、時には一人の人間の人生を変えることもあります。本は私たちの教師であり、友でもあるのです。読書を通じて、世界の現実を直視するには勇気がいりますが、そこから目をそらさず、私たちが生きるこの世界をよりよくするために、自分にできることを探してみてください。

写真:大学で新入生に英語劇を披露する仲間さん

大学で新入生に英語劇を披露する仲間さん

ボランティア活動や寄付などを通じて女の子を支援する形もあります。中学生や高校生の皆さんには遠い話のように聞こえるかもしれませんが、少しの勇気をもてば不可能ではありませんよね。はじめの一歩を踏み出して何かアクションを起こすこと、それが大事なのです。
あなたに今できることは何ですか?


※仲間さんの入賞作はこちらからご覧いただけます。

あなたの寄付で、誰かの人生に可能性が生まれる。

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