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緊急事態宣言下、プランの職員も在宅勤務で奮闘中
広報マーケティング部
久保田 恭代
Japan日本
(更新)
今回、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けられている皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により発出された緊急事態宣言を受け、2020年4月8日からプラン・インターナショナルでもすべての職員が在宅での勤務に切り替えております。皆さまには、一部ご対応に遅れが出るなどのご迷惑をおかけしており、大変申し訳ございません。
慣れない在宅勤務は、試行錯誤の連続です。そんななか、皆さまに「安心と信頼をお届けし続けたい!」と奮闘する職員たちの様子をお届けします。
とうとう事務局への出勤停止の日が……
感染拡大が一日も早く収束するようプランも社会の一員として協力するべき。そんな思いに基づいた判断をさせていただき、3月に入ってから、徐々に在宅勤務へと移行しはじめました。発表される感染者数が日に日に増えてきた3月中旬過ぎ、「最悪の事態を想定した綿密な準備をするべき」という方針が打ち出されました。
ひとくちに「プランの事務局」と言っても、海外や国内の関係者との打ち合わせや提案書作成など、在宅勤務がすぐに可能な部署がある一方で、事務局にある機能を必要とする部署もあります。そのため、在宅勤務の移行は、部署により差が見受けられました。
※個人情報の取り扱いは、個人情報保護の方針に則り万全を期しております。
慣れない在宅での業務に右往左往
現在プラン職員は、従来の業務を慣れない在宅環境でこなしながら、緊急下のさまざまな突発的な対応に追われています。たとえば、「支援者の皆さまにお届けする新型コロナウイルス(COVID-19)に関する情報発信」「進行中のプロジェクトへの影響を現地に確認し、支援企業にご説明する」「途上国での新型コロナウイルス(COVID-19)対策支援の政府への提言活動」「日本の女の子や女性への影響を社会へ警告」などです。
在宅勤務で、不慣れな各種オンライン・ツールを使いこなさなければならず、また、事務局であれば複数人で確認して30秒で共通認識を持てる案件に、わざわざチャットで何人も呼び出したりと機器に翻弄されストレスを感じる職員も。また、海外のプランもロックダウンのため在宅勤務になり、コミュニティでの活動も制限され、思うような情報がすぐに収集できず普段以上に業務に追われています。
職員たちの“ある一日”
そんな職員たちの“ある一日”のスケジュールをご紹介します。
職員T(広報マーケティング部)
- 9:00-10:00
- メールチェック
- 10:00-11:30
- 部署横断オンライン・ミーティング
- 11:30-12:00
- 報告原稿作成
- 12:00-13:00
- 昼休み
- 13:00-14:00
- 外部業者とオンライン・ミーティング
- 14:00-15:00
- チームでオンライン・ミーティング
- 15:00-17:30
- 実績分析、報告書作成
職員M(プログラム部)
- 8:00- 9:00
- メールチェック
- 9:00-11:00
- 現地活動に「新型コロナウイルス(COVID-19)対応」を加えるための書類作成
- 11:00-13:00
- 夜間の会議に備え少し長めの昼休み
- 13:00-16:00
- プロジェクト案件形成準備
- 16:00-17:00
- スーダンのスタッフと週例オンライン・ミーティング
- 17:00-20:00
- 一旦、業務を離れ休憩
- 20:00-21:00
- 他国のプランのスタッフと「新型コロナウイルス(COVID-19)後の活動について」合同ミーティング
総勢30人でのオンライン・ミーティング
そして、皆がだんだんと在宅勤務にも慣れてきたある日。「新型コロナウイルス(COVID-19)対策で、ほかのチームや部が今何をしているかを知りたい」「ご支援者の皆さまのため、現地の子どもたちのため、私たちが部署を超えて一緒にできることはないか?」という声が大勢の職員からあがり、なんと30人を超えるメンバーでのオンライン・ミーティングを実施しました。
「進行中のプロジェクトに新型コロナウイルス(COVID-19)対策を盛り込んですすめるように鋭意交渉中」
「新型コロナウイルス(COVID-19)対策はもちろん重要。でも、それ以外の大切な活動もちゃんと続くようにしなくては」
「支援者の皆さまにお送りする機関誌の内容を大幅に変えて、新型コロナウイルス(COVID-19)に誌面を割く予定」
「ウガンダではメガホンを使って衛生習慣を伝えるなど、感染拡大を防ぐために社会的距離(ソーシャル・ディスタンシング)を保ちつつ活動している」
各自が今考えていること、実行すべきこと、現地情報で知っていることを発言。最後には、「一言も発言していない人、何でもいいからしゃべって!」と促し、全員が思いを共有し合う場になりました。 皆が自分の持ち場をしっかり守っていること、そのうえで「連携し合って成果を生みたい」という思いが共有され、何よりも久しぶりに仲間の声を聴くことができたため、安心感や連帯感が広がった時間でした。
在宅勤務は、つい根を詰めて働いてしまったり、コミュニケーションが不足したり、他部署の人が何をしているかが見えずに連携不足になったりと、さまざまなリスクの可能性があります。しかし、そこを上手に乗り越えながら、皆さまがお寄せくださる信頼を守るべく、そして新型コロナウイルス(COVID-19)に立ちむかう現場の仲間たちを支え、もちろん子どもたち・女の子たちを守る一助になるべく、職員たちはそれぞれの自宅で奮闘しています!
「こんな情報がほしい」「こんな企画をしてほしい」など、アイデアやご要望がありましたら、ぜひお寄せください。
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