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障害のある子どもが学べる社会をともに目指す仲間たち~トーゴ便り~

プログラム部
武田 めぐみ

Africaアフリカ

更新)

プログラム部の武田めぐみです。2022年3月からトーゴに駐在し、「障害のある子どもの教育支援」プロジェクトの現地事業責任者として活動しています。さて、12月3日は「国際障害者デー」です。障害についての理解を深め、障害のある人もその権利が尊重され、持てる能力を発揮し、ともに参加できる社会の実現を目指す啓発の日です。プランのプロジェクトでも、障害のある子どももない子どもも、一緒に学べる社会をつくるための活動を実施しています。
今回は、障害のある子どもたちが置かれている現状を変えるために、私がともに働いている力強い仲間たちをご紹介します。

学校建設や医療器具の支援だけでは解決しない問題

今年3月に対象地域の1つであるバサール県の小学校を訪問した時のこと。もう1つの対象地域であるモー県で見かけた障害のある子どもの通学風景を、バサール県ではまったく見かけませんでした。障害のある子どもは村にいないのでしょうか?この答えは後ほど。

写真:学校建設や医療器具の支援だけでは解決しない問題

トーゴでは、障害のある子どもの就学率の低さが問題となっています。障害に対する根深い差別や偏見のために、障害のある子どもの存在を隠している家庭もあるため、実態を把握するのは難しい状況です。障害を「呪い」や「神の罰」と考える人々もいるうえ、医療知識が乏しいことも差別を助長する原因となっています。そのため、地域のなかで、障害のある子どもたちが学校へ通ったり、村で友だちと遊んだりする機会も限られてしまっています。障害のある子どもに医療器具を支給し、通学しやすい学校を建設するだけでは、問題の解決にはなりません

地元NGOと連携し、人々の意識や行動を変えていく

プロジェクトでは障害のある子どもを支援することはもちろんですが、地域の人々に対し、障害に対する差別や偏見をなくすよう働きかける活動も重要視しています。プロジェクトを実施するチームで毎週行うミーティングでは、活動内容の進捗確認とともに、障害のある子どもに対する人々の意識や行動変容にどこまで取り組めているかということも、話し合いのポイントとなります。

写真:今後の活動予定を話し合う地元NGOメンバー

今後の活動予定を話し合う地元NGOメンバー

人々の意識や行動を変えるための活動は、プランだけで行うわけではありません。このプロジェクトでは、プランの活動に賛同するパートナー団体である2つの地元NGOとともに行います。これにより、プランのプロジェクトが終了した後も、ノウハウを学んだ地元NGOが活動を続けることができます。人々の意識や行動を変えるには長い年月が必要となるため、地元に根づいて長く活動できるパートナー団体の存在が重要となるのです

トーゴ発の地元NGOのご紹介

それでは、今回活動をともにする地元NGOをご紹介します。

パスディ・アフリーク(以下:パスディ)

写真:バタカさん

バタカさん

2002年からモー県がある中央州を中心に活動しているNGOです。この団体のディレクターを務めるバタカさんは元プランのスタッフ。退職後にパスディに参加し、障害のある人々への支援を行っています。すでにかわいらしいお孫さんのいるバタカさんですが、片道5時間かけてプロジェクト実施地域へ行き、地域住民とともに活動を行っているパワフルおじいちゃんです。

アファック

写真:アケイさん(右)

アケイさん(右)

1993年からバサール県があるカーラ州を中心に活動を行っているNGOです。ディレクターのアケイさんご自身も足に障害があることから、当事者の視点でプロジェクトに参加しています。実はアケイさん、ディレクターになったのは今年に入ってから。新米ディレクターとして慣れない仕事に試行錯誤しながらも頑張っています。

2022年4月に、パスディとアファックが、プロジェクトのために一緒に働くスタッフの採用を行ったところ、7人枠に対し100人の応募がありました。障害のある子どもの教育支援に対する、地域の人々の関心の高さを感じました。選ばれた7人は「トーゴの障害をめぐる問題を解決したい」という熱い思いでこのプロジェクトに参加してくれています。

写真:新規採用された2つのNGOのスタッフたち

写真:新規採用された2つのNGOのスタッフたち

新規採用された2つのNGOのスタッフたち

現地語に長けたスタッフが地域住民に寄り添う

写真:収支の確認作業を行う会計担当スタッフ

収支の確認作業を行う会計担当スタッフ

活動を実施する村では、コトコリ語、バサール語など主に5つの言語が話されています。プランのスタッフはもちろん、地元NGOスタッフも現地語に長けた人を採用しているため、住民の意見を良く聞きながら、活動を行うことができています。プロジェクトの予算を管理する会計担当スタッフたちも、ご支援いただいた資金が適切に使われるよう収支報告書を毎月確認し、支援が最大限、子どもたちに届くよう工夫しています。

写真:地域ワークショップの準備の様子

地域ワークショップの準備の様子

このブログを書いている11月現在、スタッフたちは学校建設や国際障害者デーイベントの準備で大忙しです。学校が無事に建設され、イベントが成功したときを迎えたスタッフたちの達成感あふれる笑顔を見るのが今から楽しみです。

実態調査で障害のある子ども200人以上を特定

写真:障害支援ボランティアから地域の状況を聞くスタッフ

障害支援ボランティアから地域の状況を聞くスタッフ

2022年9月には、地元NGOのスタッフたちがバサール県の村々を歩き、障害のある子どもの実態調査を行いましたスタッフたちの足で稼いだ努力のもと、200人以上の障害のある子どもたちを探し当てることができました。バサール県にも障害のある子どもは多くいて、把握ができていなかったのです。障害のある子どもたちが暮らす村それぞれに障害支援ボランティアを配置し、この子たちが学校へ通えるように支援を開始します。

  • ※もう1つの対象地域であるモー県では、2018年7月~2021年6月に実施したプロジェクトを通じて、障害のある子どもの実態調査を行いました

写真:頼もしい仲間たちと

頼もしい仲間たちと

障害のある子どもが学べる社会づくり。人々の意識や行動に変化には時間がかかります。このプロジェクトでは、活動はもちろん、地元NGOとの関係構築や一緒に働くスタッフの採用にも細心の注意を払い、長期的に障害のある子どもが学べる社会づくりができるようにしています。プロジェクトはスタートしたばかり。活動を続けていくなかで、困難にぶつかることもあるかもしれません。これからは、ともに働くスタッフたちとともに多くの障壁を乗り越え、子どもたちのために奮闘する様子をお伝えできたらと思います。引き続き応援をどうぞよろしくお願いいたします。

  • ※このプロジェクトは、外務省(NGO連携無償資金協力)の支援のもと実施しています

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