(2026年07月01日更新)
2026年6月から、東ティモールにおける「森林再生」プロジェクトの寄付募集を開始しました。対象とするのは、森林の減少が著しく、気候変動の影響で住民の生活が脅かされている地域です。プロジェクトでは、自然資源の利用を定めるルールづくりや地域森林の保護、新しい農業技術の導入を通して、失われた森の再生と住民の生計向上を目指します。
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プロジェクト紹介
2002年に独立した東ティモールでは、就業者(15歳以上)の約42.9%が、1日約3ドル未満で暮らしています※1。これは、2025年時点でアジア大洋州の中でも2番目に高い水準です。もともと干ばつや洪水、土砂災害が多い国ですが、近年は焼畑や森林火災、薪の採取などによる森林破壊が進み、その影響がさらに深刻化しています。特に人口の約8割を占める小規模農家にとって、食料を安定して得ることや、暮らしを支えていくことがますます難しくなっています。
- ※1. Asian Development Bank (ADB) Economic Research and Development Impact Department, 2026 Basic Statistics, April 2026
こうした状況に対して、このプロジェクトではJICA(国際協力機構)が開発した自然資源管理モデルを活用し、自然資源の利用ルールづくりや森林の保全、気候変動に対応した農業の導入に取り組みます。現地の行政や住民とともに、失われた森の再生と人々の暮らしの安定を目指します。


プロジェクト担当者の声
日本:プログラム部
船越 美奈
このプロジェクトでは、森林面積が急速に減りつつある東ティモールにおいて、森林再生と人々の生計向上に取り組みます。苗木の生産や植林活動とあわせて、伝統的な自然と暮らしのルールである「タラ・バンドゥ」を住民と一緒に各地に設定することも特徴の一つです。
森林再生への取り組みは、東ティモールの人々の今の生活を支えるだけでなく、未来の世代を守ることにつながります。より多くの方に、この取り組みに関心を持っていただければうれしいです。
東ティモール:プロジェクト担当
マリア・マダレナ・ドス・サントス
プロジェクトを通じて、暮らしの安定や食料の確保、環境保全を実現していくためには、地域の人々自身が自然資源を守り、管理していく力を身につけることが欠かせません。そのためには、住民の声を丁寧に取り入れること、とりわけ社会的に弱い立場にある人々にも参加の機会を広げていくことが重要です。
日本の皆さまのご支援のもと、地域のアイデアを活かしながら、森林保護や気候変動への対応を進め、災害に強い地域づくりにつなげていきます。
「森林再生」プロジェクトへの支援を受けつけています
実施地域 :
【東ティモール】アイレウ県、マヌファヒ県、エルメラ県
活動内容 :
- 樹木伐採など自然資源の利用を規制する地域独自の「タラ・バンドゥ」規則の策定(15村)
- 地域森林利用者グループの設立とトレーニング(100人)
- 林業用具および安全装備の支給
- 苗木生産と植林(7村)
- 気候変動に強い農業技術の導入(6村)
対象者 :
地域住民 約3万2,000人
- ※このプロジェクトはJICA(国際協力機構)などと共同で実施しています
- ※各国の男女格差を測るグローバル・ジェンダー・ギャップ指数では、東ティモールは148カ国中86位(『The Global Gender Gap Report 2025』世界経済フォーラム)
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