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増田明美さんがネパールを訪問 子どもたちと走り学び、語り合う~ジェンダー平等推進のための教育プロジェクト~

(2026年09月18日更新)

プラン・インターナショナルは2023年から3年間にわたり、ネパールのマデシ州で「ジェンダー平等推進のための教育」プロジェクトを実施。子どもたちが安心して学べる環境づくりや、ジェンダー平等についての理解促進、若者のエンパワーメントに取り組んできました。

写真:増田明美さん(後列中央)とネパールの子どもたち

増田明美さん(後列中央)とネパールの子どもたち

2026年7月、スポーツジャーナリストでプランの評議員でもある増田明美さんが活動地を訪問し、スポーツを通じた学びの機会や学校環境の改善、そして支援を受けた若者たちの成長など、プロジェクトがもたらした変化を視察しました。

スポーツを通じてジェンダー平等への理解を広げる

ネパールでは、地域によっては「スポーツは男の子のもの」という考え方が残っており、女の子がスポーツに参加する機会が限られている地域もあります。

こうした状況のなか、プロジェクトでは、女の子も男の子もともに活動し、お互いを尊重し合える環境づくりを進めてきました。その一環として、今回現地ではファンランが開催されました。増田さんも子どもたちと一緒に準備体操を行い、合図に合わせて皆で一斉にスタート。子どもたちは学校周辺の道路や田んぼのあぜ道を元気よく走り、沿道では地域の人々が声援を送りました。

今回のファンランは、プロジェクトが進めてきたジェンダー平等推進の取り組みを地域の人々にも広く知ってもらう場となりました。また、女の子と男の子が共にスポーツを楽しみながら交流し、性別にかかわらず誰もが自由に参加できる環境の大切さについて考える機会となりました。

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誰もが安心して学べる学校環境づくり

写真:プランの支援で整備された学校

プランの支援で整備された学校(中央:駐在の伊藤職員 右:増田さん)

プロジェクトでは、子どもたちが安心して学べる環境づくりにも取り組んできました。
増田さんは、プロジェクトによって整備された学校施設を訪問しました。

新しい教室には、子どもたちが楽しく学べるよう壁一面に教科ごとの学習内容がイラストとともに描かれ、先生たちが工夫して作成した教材も活用されていました。
また、案内をしてくれた生徒が誇らしそうに紹介してくれたのが校内のゴミ箱です。以前はゴミを決まった場所に捨てる習慣が十分に定着していませんでしたが、学校環境の改善を通じて、衛生への意識にも変化が生まれているといいます。

見学の後は、子どもたちに人気の遊び「カバディ」にも参加。カバディは南アジアで広く親しまれているチームスポーツで、相手陣地に入り、相手にタッチして自陣に戻るまでを競います。増田さんも子どもたちに誘われて参加し、言葉の壁を越え、遊びを通じて自然に交流を深める時間となりました。

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若者たちが地域の変化を生み出す存在へ

プロジェクトやプラン・スポンサーシップを通じた支援を受けて育った若者たちは、現在、地域社会のなかで主体的に活動する存在へと成長しています。

今回の訪問では、増田さんがそうした若者たちと直接対話する機会もありました。その一人が、4歳から18歳までプラン・スポンサーシップに参加していたチャイルドのモニシャさん(20歳)です。
モニシャさんは、スポンサーとの手紙のやり取りや、プランが実施するリーダーシップやジェンダー平等に関するトレーニングを通じて、自信と主体性を育んできました。

当時を振り返り、次のように話してくれました。

スポンサーのお手紙がうれしかったです。手紙を通してさまざまなことを知り、自分の世界が広がりました。

さらに、家庭の変化についてもこう語ります。

私が生まれる前、両親は女の子を望んでいなかったため、中絶を考えたこともあったそうです。でも今では、私が家族のなかで最も教育を受け、働いて収入を得ながら祖父母の世話もしています。両親は今、私を誇りに思ってくれています。

プロジェクトでは、女の子たちが自分の考えや意見を自信を持って伝えられるよう、リーダーシップトレーニングやスピーキングトレーニングを実施しています。また、保護者に対しても、教育の重要性や児童婚の影響などについて理解を深める機会を提供しています。

こうした取り組みを通じて、モニシャさん自身だけでなく家族の意識にも変化が生まれました。現在は、自ら学んだ知識や経験を生かし、学校や行政に働きかけながら、学習環境や衛生環境の改善など、コミュニティ全体をより良くするための活動にも取り組んでいます。
モニシャさんの事例は、一人の女の子への支援が、その子どもの人生だけでなく、家族や地域社会にも変化をもたらすことを示しています。

※増田さんによるネパール訪問記は、「プラン・ニュース133号」に掲載予定です。プランのウェブサイトでも、2026年10月2日以降ebookでご覧いただけます。ぜひご覧ください。

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