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3年間の活動成果を語るグアテマラの女の子たち~先住民族の女の子の収入向上プロジェクト~

(2024年05月07日更新)

写真:「先住民族の女の子の収入向上」プロジェクト(グアテマラ)

経済格差が大きいグアテマラでは、農村部に住む先住民族の若者が仕事に就ける機会は非常に限られています。特に先住民族の女性は、職業技術を習得する機会が少ないことから貧困に陥りやすくなっています。プラン・インターナショナルは、2021年3月から、グアテマラのなかでも最も貧困率が高いアルタ・ベラパス県で、「先住民族の女の子の収入向上プロジェクト」を実施してきました。

プロジェクトを開始する前、対象地域ではトマトやキュウリなど手をかけて育てる野菜の栽培がほとんど行われておらず、地域にあった栽培法を指導できる専門家も乏しい状況でした。そのようななか、プロジェクトに参加した若者たちは、試行錯誤を繰り返しながら、新たな収入源とする農産物の栽培・販売方法について実践を通して学びました。3年間にわたり実施してきたプロジェクトも、2024年6月に終了します。今回は、活動に参加する女の子たちの声をご紹介します。

“野菜の収穫や販売を通じて自信を持つことができました”

写真:ジュリッサさん(17歳)

ジュリッサさん

写真:収穫されたトマト

収穫されたトマト

ジュリッサさん(17歳)
高校で学んでいるジュリッサさんは、同じコミュニティに住む若者たち26人と一緒にプロジェクトに参加しました。

「小規模農業クラブを結成し、私たちのなかから、活動を進めるリーダー、会計などの役員を決めました。先日は、約130箱(約3トン)のトマトを収穫し、市のマーケットで販売したり、学校給食として小学校の子どもたちに配られる食材として売ったりしました。得られた収入は参加した皆で分け、私は家計を助けたり、学校の制服や学用品を買ったりするために使いました。活動に参加してみて、『自分にはこんなことができる』と気づき、自信を持ちました。自分たちの土地を活用して収入を得ることを教えてくれたプラン、またプロジェクトを支援くださった日本の皆さんに、とても感謝しています。将来は学んだことを活用して、もっともっと収穫を増やしていきたいです。そして収穫した農産物を売って得た収入で、自分の車を持ち、市の外にある町にも商品を売りに行きたいです」

“自分の生まれた地域で頑張りたいです“

写真:シルビアさん(左から3番目)

シルビアさん(左から3番目)

シルビアさん(21歳)
起業クラブに参加したシルビアさんは、市の中心部から1時間ほど山中に入ったところにあるコミュニティに暮らしています。彼女のコミュニティは、香辛料の原料であるカルダモンが自生している地域で、トマトなどの野菜栽培は行われていませんでした。シルビアさんも野菜栽培の経験はありませんでしたが、他の若者たちと協力して、急傾斜の丘の開墾や、肥料や農薬散布を当番制で行い、初めてトマトを実らせました。

「私たちは、約0.5ヘクタールの土地でトマトの栽培に挑戦し、約5トンを収穫できました。上手くいったので、家族と相談し、今は自分たちの土地で栽培に挑戦しています。プランや日本の皆さんに感謝しています。プロジェクトで学んだことは、自分たちが持っているものを活かして、収入を得ることができるということです。グアテマラでは、仕事を探すためにアメリカなどに不法渡航を試みる若者が多くいますが、私は自分の生まれた地域で頑張りたいです」

プロジェクトを通して、多くの若者たちが農業技術・販売技術を向上させる知識や技術を身につけることができました。3年間のプロジェクト終了まであとわずかですが、多くの若者たちがプロジェクトで得た学びを活かし、引き続き自分たちの力で農産物生産による収入向上の活動を続けていく意志を持っています。

皆さまのご支援によって実現した若者たちの活動の成果を動画でもご覧ください。

「先住民族の女の子の収入向上」プロジェクト~プロジェクト参加者の声~(グアテマラ)/ プラン・インターナショナル(4分55秒)

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