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実話をもとにしたストーリー

ホームレスだった私たち母娘に降りてきた希望の光。

(ラティファさん/タンザニア)

STORY 10

STORY 10

私は、今、15歳。東アフリカのタンザニアに住んでいる。私には、もうすぐ1歳になる娘がいる。今は母娘で、毎日楽しく暮らしているけれど、これまでの私の人生は、あまりに過酷だった。

私が育ったのは、タンザニアのモシという町の高台にある、小さなレンガ造りの家。2人の兄と、姉がひとり。六人家族。悲劇は、父の暴力が原因で母が家を出ていってしまってから始まった。父が再婚。兄や姉が進学して家を離れてから、継母のいじめはエスカレートした。私はご飯もろくにもらえなかった。ある日、私は父に呼ばれ「明日から学校に行かなくていい」と言われた。「おまえはサラムという男と結婚するんだ。結納金ももらった。村の長老も承認した」継母は、私に婚礼用のドレスを着せて、夫となるサラムを待つように言った。35歳のサラムは私を迎えに来た。バスに揺られ、首都ダルエスサラムに到着。家に着くと、ドレスを脱がされた。彼から逃げたくても、私には他に行くあてがなかった。そうして私は子どもを身ごもった。出産は大変だった。私はまだ若すぎたのだ。娘は可愛かった。ゼイナブと名付けた。

イラスト:カムラリ(家事使用人)になった

ある日、サラムは突然いなくなった。家は施錠され、二度と入れなかった。私たち母娘は捨てられたのだ。ブルンガリの市場、地面に薄いスカーフだけを敷いて、私たちのホームレス生活が始まった。いくつかのお店からご飯や豆、たまに果物をもらったけれど、いつも空腹だった。2カ月くらい経った頃、ハッピーという名の女性がやってきて、「なぜ、道端で暮らしているの?」と尋ねた。私がこれまでのことをすべて話すと、彼女の家に連れていってくれた。ハッピーは、スラムで支援活動をしているプラン・インターナショナルの存在を教えてくれた。女性が自分の力で稼ぎ、貯蓄していくための方法を教えてくれる活動に参加できることになった。

私はハッピーと一緒に、市場で衣類や食べ物を売り、お金を稼げるようになった。娘のゼイナブには、私がした苦労をさせたくない。学校に通い、好きな人と結婚できる人生を歩んでほしい。そう思って彼女に微笑むと、天使のような笑顔を返してくれる。

イラスト:私たち母娘に降りてきた希望の光

写真:ラティファさん

女の子たちの輝く未来のために

東アフリカの国タンザニアは、人口の70%近くが、国際貧困ラインの1日1.25米ドル以下の生活を余儀なくされている最貧国の1つでもあります。
今回の主人公ラティファさんは、13歳までは学校に通い、仲の良い友達もいる普通の女の子でした。親から言われた突然の結婚で生活は一変。プランでは、ラティファさんのような女性たちをサポートし、自立できるよう支援しています。

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