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【開催報告】プラン×UNFPA東京事務所「女性に対する暴力撤廃の国際デー」記念イベント

Because I am a Girl

イベント

(2020/12/10更新)

11月25日は国連が定める「女性に対する暴力撤廃の国際デー」です。プラン・インターナショナルは国連人口基金(以下UNFPA)東京事務所と共催で記念イベントを開催しました。

今もなお世界の女の子、女性が受けている暴力

イベントの第一部では、UNFPA東京事務所が発表した日本語版の『世界人口白書2020』で取り上げた女性性器切除(FGM/C)、早すぎる結婚、男児選好が紹介されました。今、FGM/Cの危険にさらされている女の子は410万人、1日あたり3万3000人の女の子が早すぎる結婚をし、男児選好によってこれまで1億4000万人の女性が「消失」しています。こうした課題は、過去には日本でも起きていました。
UNFPA東京事務所の佐藤摩利子所長は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、FGM/C対策のプログラムが中断されることで、さらに200万人の女の子がFGM/Cの被害にあう可能性があること、ロックダウンにより今後10年間で早すぎる結婚が1300万件増える可能性を指摘。新型コロナウイルス感染症に立ち向かいながら、女の子、女性に対する有害な慣習を是正していくには、国際的な連帯が必要であることを強調しました。

写真:世界人口白書2020を説明する佐藤UNFPA東京事務所長

世界人口白書2020を説明する佐藤UNFPA東京事務所長

日本国内のジェンダーに基づく暴力をなくすために

第二部の「日本におけるジェンダーに基づく暴力」に関するセッションでは、内閣府男女共同参画局の林伴子局長から、女性の13人に1人は性暴力を受けた経験があり、4人に1人は配偶者からDVを受けていることが共有されました。女性の性暴力被害者の6割、DV被害者の4割は誰にも相談ができてないことが明らかになっています。
林氏は、「被害を受けたらすぐに行政からの支援を受けるようにしてほしい」と呼びかけ、全国共通の短縮電話番号を広く普及する必要性を訴えました。

  • 性暴力被害の相談ダイヤル #8891(はやくワンストップ)
  • DV相談ナビダイヤル #8008(はれれば)

写真:「被害を受けたらまず電話してほしい」林内閣府男女共同参画局長

「被害を受けたらまず電話してほしい」林内閣府男女共同参画局長

刑法改正と性犯罪の厳罰化

2017年、約110年ぶりに改正された刑法により、性犯罪は厳罰化されました。性別を問わず被害者になることが明示され、親などの監護者による加害行為は成立要件がなくても処罰できるなど、一定の改善がなされました。しかし、抵抗できないほどの暴行脅迫があったことを証明しなければならず、立証の難しい点が問題視されています。改正法には3年後をめどに、法律を見直すことが盛り込まれています。6月から法務省の有識者による検討会が開催され、さらなる改正にむけた議論がなされているところです。性暴力被害者を支援している一般社団法人Springの山本潤代表理事からは、暴行脅迫要件を廃止し、性的同意を要件とすること、公訴時効の廃止、女性の性交同意年齢の引き上げなどを求めていることが共有されました。

若年女性が受けているオンライン・ハラスメント

プランから参加したユースグループメンバーは、日本のユース世代が体験しているジェンダーに基づく暴力のひとつとして「オンライン・ハラスメント※1」の現状を紹介し、改善を訴えました。プランが実施した調査から、日本の若年女性の51%がソーシャルネットワーキングサービス(以下、SNS)でハラスメントを目撃した(自分自身の被害を含む)ことが明らかになっています。一方、被害者はハラスメントを無視する、SNSの利用頻度を減らすなど、自衛対策を取る傾向があり、加害を減らすための有効な対策が取られていないことを指摘。加害行為を減らすためにも、SNSの機能改善・被害者のサポート体制構築が必要であることを訴えました。

写真:「課題解決のための連帯を訴えるプランのユース

課題解決のための連帯を訴えるプランのユース

  • ※1「オンライン・ハラスメント」とは、インターネット/モバイルテクノロジーを利用して実行され、ストーキング(付きまとい)、いじめ、ハラスメント、名誉きそん、ヘイトスピーチ、搾取、虐待、またすべての迷惑行為をさします

最後に、プラン理事長の池上清子が閉会の挨拶をし、イベントを締めくくりました。女の子、女性が安全に暮らせるようにするために、男性の理解を促し巻き込んでいくことは不可欠です。ジェンダーに基づく暴力などの課題を可視化させるためには、国連機関、NGO、行政、メディアなどの連携が必要です。課題を解決していくためには、市民の代表である国会議員の方々に課題についてよく理解していただくことも重要です。

このイベントは新たなスタートです。これからもプランは、さまざまな関係者と連携し、課題解決のために働きかけていきます。

写真:女性の対する暴力のない世界を願うイベント参加者

女性の対する暴力のない世界を願うイベント参加者

  • ※イベントを視聴くださいました皆さまへ
    今回のオンライン配信では、冒頭音声トラブルにより一部出席者のメッセージが正しく配信されない問題が発生いたしました。
    本イベントにご参加いただきました皆さまに多大なるご不便をおかけしましたことをお詫びします。当日の様子は、UNFPA東京事務所サイト内の動画でご覧いただけます。

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