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【おしえて!プラン】「難民」について知りたい

お知らせ

(2020/11/27更新)

おしえて!プラン」は、プラン・インターナショナルの活動や報告に出てくる用語をわかりやすく説明するシリーズ記事です。

世界で増え続ける「難民」。どのように避難先にたどり着き、どんな暮らしをしているのでしょう?今回はそんな疑問にお答えします。

国外に逃れたシリア難民の人々

Q.「難民」とは?

A.紛争や人種、宗教などさまざまな理由により迫害され、他国に逃れざるをえなかった人々のことです。

世界では、紛争や迫害が多発し、またそれらは長期化する傾向にあります。自分や家族の生命を守るため、住み慣れた故郷を追われ、国内外への避難を余儀なくされている人々が大勢います。
国外に避難した人を「難民」、国境を越えずとも国内の別地域に逃れた人を「国内避難民」といいますが、どちらも住み慣れた土地を離れざるを得ないという苦境は同じです。また、このような人々の数は近年増加しています。

ロヒンギャの難民キャンプ(バングラデシュ)

ロヒンギャの難民キャンプ(バングラデシュ)

難民の数は増え続けている

難民の数は、2019末時点で2600万人※1に達しており、これは2010年の1540万人※2から9年で約1.7倍の増加になります。近年の難民のおもな出身国は、シリア、ベネズエラ、アフガニスタン、南スーダン、ミャンマーといった国々です。

一方で、難民と同等な理由で住み慣れた場所から逃れ、国境を越えずに自国内で避難生活を送っている人々は「国内避難民」と呼ばれます。彼らも難民と同じような過酷な状況にあることから、同様の支援を必要としており、その数は2019年末で4570万人※1にのぼります。

シリア難民キャンプ(ヨルダン)

シリア難民キャンプ(ヨルダン)

  • ※1:UNHCR Global Trends 2019
  • ※2:同 2010

過酷な道のりと待ち受けるリスク

危険な場所から逃れるため、ときには酷暑や豪雨の中、安心して寝ることも十分な食べ物をとることもできずに、必死に安全な場所を目指し移動します。バスや船などで逃げる人もいれば、着の身着のまま歩いて隣国にむかう人たちもいます。紛争による悲劇を目撃したり、家族との離別・死別を経験したりすれば、身体的にも精神的にも疲弊します。

やっとの思いで逃げることができても、適切な支援がなければ安全を得ることはできません。多くの人を受け入れる難民キャンプなどは、密集した生活となるため感染症などのリスクが高まります。清潔で安全なトイレが不足したり、支援が届かない場所にいる場合は、病気などで衰弱しても、必要な手当を受けられないこともあり得ます

雨季で泥だらけのキャンプ内(バングラデシュ)

雨季で泥だらけのキャンプ内(バングラデシュ)

さらに子どもや女性たちにとっては、人身取引や誘拐、虐待や早すぎる結婚・妊娠といったリスクが高まります。性的搾取の被害にあう可能性もあります。

難民を受け入れるホストコミュニティ

生命の安全や保護を求めて、短期間に、たくさんの人々がある場所に急に逃れてきます。そのため、多数の人が安全に暮らせる場所や水などを、急いで確保する必要があります。診療所や学校なども整備しなければなりません。受け入れ国と援助団体が協力し合って、ときには道路をつくることもあります。

「ホストコミュニティ」とよばれる受け入れ地域側の負担も決して小さくありません。慌ただしい中で新しい暮らしを始める難民と、急に人が増え生活に変化が生まれる地域の人々との間に、ギスギスとした感情が生まれてしまうこともあります。そのような負担を軽減し、軋轢を生まないようにするためにも、ホストコミュニティへの支援も欠かすことはできません

画像:支援物資を待つ人々(ナイジェリア)

支援物資を待つ人々(ナイジェリア)

画像:ベネズエラからの避難民と地元住民が交流(ペルー)

ベネズエラからの避難民と地元住民が交流(ペルー)

幅広い支援が求められる

近年、民族対立や紛争による避難は長期化してきています。南スーダン難民やシリア難民は、すでに5年以上にわたって母国に帰ることができていません。20年以上、難民として避難生活を送る人もいます。

子どもたちにとっては、大切な子ども時代を避難先で過ごすことになります。安全の確保はもちろんのこと、長期的な視野で、健やかに成長するための幅広い支援が必要になります。

就学前教育センターで学ぶ子どもたち(ヨルダン)

就学前教育センターで学ぶ子どもたち(ヨルダン)

支援活動の例
  • 家族とはぐれた子どもの再会支援、養育者への支援
  • 栄養サポート、衛生状況の改善
  • 年齢や発達に合わせた教育支援、職業訓練など
  • 子どもの保護と心のケアのための「子どもひろば」設置
  • 「早すぎる結婚」や暴力防止のための活動

など

難民キャンプの女の子たちと生理について話し合う(エチオピア)

難民キャンプの女の子たちと生理について話し合う(エチオピア)

各国での難民支援の様子

母国を離れ、いつ戻れるのか先が見えない日々にあっても、人々がよい関係を構築し、精神的に落ち着いて暮らすことが、心の安定につながります。生きる力の源になる楽しい時間を計画することも、大事な支援のひとつです。

子どもたちに配られた学習キット(ヨルダン)
/ ©プラン・インターナショナル

子どもたちに配られた学習キット(ヨルダン)/ ©プラン・インターナショナル

キャンプに新たに到着する難民を歓迎する活動する女の子たち(バングラデシュ)/ ©プラン・インターナショナル

キャンプに新たに到着する難民を歓迎する女の子たち(バングラデシュ)/ ©プラン・インターナショナル

難民キャンプに住む家族(エチオピア)
/ ©プラン・インターナショナル

難民キャンプに住む家族(エチオピア)

石けんづくりを学んだ難民たち(ウガンダ)/ ©プラン・インターナショナル

石けんづくりを学んだ難民たち(ウガンダ)/ ©プラン・インターナショナル

アクティビティで過酷な経験を癒す子どもたちの手芸クラブ(ヨルダン)
/ ©プラン・インターナショナル

アクティビティで過酷な経験を癒す子どもたちの手芸クラブ(ヨルダン) / ©プラン・インターナショナル

「子どもひろば」で楽しく遊ぶ子どもたち(ザンビア)
/ ©プラン・インターナショナル

「子どもひろば」で楽しく遊ぶ子どもたち(ザンビア) / ©プラン・インターナショナル

衛生に関する啓発セッションをきく女性たち(バングラデシュ)/ ©プラン・インターナショナル

衛生に関する啓発セッションをきく女性たち(バングラデシュ)/ ©プラン・インターナショナル

難民キャンプの仮設診療所の床は砂のまま(スーダン)/ ©プラン・インターナショナル

難民キャンプの仮設診療所の床は砂のまま(スーダン)/ ©プラン・インターナショナル

子どもたちに配られた学習キット(ヨルダン)
/ ©プラン・インターナショナル

キャンプに新たに到着する難民を歓迎する活動する女の子たち(バングラデシュ)/ ©プラン・インターナショナル

難民キャンプに住む家族(エチオピア)
/ ©プラン・インターナショナル

石けんづくりを学んだ難民たち(ウガンダ)/ ©プラン・インターナショナル

アクティビティで過酷な経験を癒す子どもたちの手芸クラブ(ヨルダン)
/ ©プラン・インターナショナル

「子どもひろば」で楽しく遊ぶ子どもたち(ザンビア)
/ ©プラン・インターナショナル

衛生に関する啓発セッションをきく女性たち(バングラデシュ)/ ©プラン・インターナショナル

難民キャンプの仮設診療所の床は砂のまま(スーダン/ ©プラン・インターナショナル

難民キャンプの現状をご覧いただけます。

私は難民~暴力と紛争から逃れ12年~(マラウイ) / プラン・インターナショナル(2分2秒)

難民自身がボランティアとなって支える活動

難民キャンプでは、難民自らがボランティアとして活動することも多くあります。研修を受けて知識を得て、同じ苦労を経験した難民同士が支え合うことはとても大切です。苦難を分かち合える仲間がいることで、長期化する避難生活の中でも、前向きに生きていくことができるようになります。

音楽のクラスを担当するボランティア(ヨルダン)

音楽のクラスを担当するボランティア(ヨルダン)

安心して暮らすために、希望に寄り添った支援を

難民が生まれる背景には、紛争、宗教、人種、政治など多面的な課題が絡み合っているため、根本原因の解決には時間がかかります。 
しかし厳しい環境に暮らしながらも、子どもや若者たちは「友だちと遊びたい」「夢中になれるものがほしい」といった思いや、「将来は看護師になりたい」「立派な家を建てたい」など希望も抱きながら生活しています。安全な環境で社会性を身につけ、精神的にも安定した生活を送ることができれば、苦しい経験から立ち上がる力も育まれます
人々が安心して生活できるように、そしていつか自分の力で夢を叶えられるように、気持ちに寄り添いながら、継続した取り組みと支援を行なっていきます。

ボードゲームで遊ぶ子どもたち(ペルー)

ボードゲームで遊ぶ子どもたち(ペルー)

難民キャンプにできた新しい学校(エチオピア)

難民キャンプにできた新しい学校(エチオピア)

こちらもご覧ください

寄付で難民を支援する

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