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「女性のための生計向上プロジェクト」報告~ウガンダ~

ウガンダ

生計向上

更新)

Girl’s Project2016年度活動報告

女性たちの経済活動を後押し。希望を捨てず、あきらめない気持ちが大事

「ケータリングで起業。自立した女性に」
ジョゼフィンさん(19歳・トロロ県の女の子)

ジョセフィンさん

ジョセフィンさん

ジョゼフィンさんはきょうだい8人と両親とで暮らしています。経済的に苦しいなかで、両親は兄や弟たちの教育を優先したため、彼女は小学校を修了することができませんでした。将来の選択肢は結婚以外にありませんでした。そんなときにプランの「女性のための生計向上プロジェクト」を知りました。

ケータリング(料理の出前をする仕事)をするのが夢だったので、参加が決まった時はとても喜びました。ケータリングの夢を実現するためにプランの職員から具体的なアドバイスを受けました。その後3カ月間調理のトレーニングをうけて、必要な備品も支給され、商売を始めることができました。さらに村落貯蓄貸付グループにも参加し、売上げの運用を始めています。

仕事場でプラン職員と話すジョセフィンさん

仕事場でプラン職員と話すジョセフィンさん

「貧困から抜け出す一番の近道は、自分が自分の雇い主になることです。学校に通っていないからといって、女の子たちは諦めてはいけないと思います。手に職をつける方法を見つけるべきです。何もしないでいると、早すぎる結婚やドラッグや売春などに巻き込まれる危険が高まります。ここのコミュニティは女の子が学校を中途退学するのは当然だと考えています。親たちはお金がないので男の子たちを優先しようとするからです」と彼女は言いました。

今、ジョゼフィンさんの夢は、「コミュニティで自分と同じように学校を中途退学し、希望を失った女の子たちを自分の店で雇い、一緒に商売を拡大すること」。さらなる夢を実現するためのジョゼフィンさんの挑戦が始まっています。

VSLAのミーティング / ©プラン・インターナショナル

VSLAのミーティング / ©プラン・インターナショナル

活動備品の支給 / ©プラン・インターナショナル

活動備品の支給 / ©プラン・インターナショナル

機械工コース / ©プラン・インターナショナル

機械工コース / ©プラン・インターナショナル

職業訓練をうけた女性たち / ©プラン・インターナショナル

職業訓練をうけた女性たち / ©プラン・インターナショナル

美容コース / ©プラン・インターナショナル

美容コース / ©プラン・インターナショナル

縫製コース(1) / ©プラン・インターナショナル

縫製コース(1) / ©プラン・インターナショナル

縫製コース(2) / ©プラン・インターナショナル

縫製コース(2) / ©プラン・インターナショナル

料理コース / ©プラン・インターナショナル

料理コース / ©プラン・インターナショナル

VSLAのミーティング / ©プラン・インターナショナル

活動備品の支給 / ©プラン・インターナショナル

機械工コース / ©プラン・インターナショナル

職業訓練をうけた女性たち / ©プラン・インターナショナル

美容コース / ©プラン・インターナショナル

縫製コース(1) / ©プラン・インターナショナル

縫製コース(2) / ©プラン・インターナショナル

料理コース / ©プラン・インターナショナル

実施地域 トロロ県とカムリ県
実施期間 2015年7月~2016年6月
対象 15歳~24歳の若年層の女性たち1005人
背景 住民の多くが安定した収入を得ることができない地域で、特に女の子や女性たちは弱い立場におかれています。男の子が優先される社会で、女の子の教育と就労の機会が限られており、貧困から抜け出せずにいることが大きな問題でした。プロジェクトでは、女の子や女性たちが必要なスキルを身に付け、新しい収入を得るために貯蓄貸付グループの立ちあげ、活動しました。
今期の主な活動
  • 女性たちによる村落貯蓄貸付グループ(VSLA)※1 の立ち上げと運用を支援(1005人、35グループ)
  • VSLAの運用を指導するファシリテーターのトレーニング(10人)
  • 市場ニーズがある職業の技術訓練(100人)
  • 農業や養鶏に関する技術トレーニング(34人)
  • ライフスキル教育(210人)
活動のハイライト 最初に女性たちの村落貯蓄貸付グループを立ち上げました。参加したのは、学校を中途退学した10代の女の子からすでに子どもがいる20代の若い母親たちです。皆、様々な事情により経済的に困窮した女の子や女性たちでした。グループ別に分かれ、貯蓄とその運用を始めると、徐々にグループの基金が増え始めました。グループは毎週集会を開き、さらに毎月1回はトレーニングを受けたファシリテーターが基金の運用情況を確認しながら、メンバーを指導しました。
さらに、メンバーのなかから100人の女性たちが縫製や料理、整備士など様々な需要の高い職業の訓練を受けました。また、限られたリソースで養豚や養鶏、バナナ栽培を成功させるための技術トレーニングを34人の女性たちが受けました。一方、地域での女性の就職や起業を後押しする体制が最も重要であることから、地元のホテル、食品工場といった主要な雇用主と行政の雇用担当者などとのミーティングを重ね、協力を求めました。

※1 村人により組織された自発的で非公式に預金貸付を行う相互扶助的な小グループのこと。メンバーはできる範囲で少額を定期的に預金し、グループの基金を増やす。この基金からメンバーが必要に応じてある程度のまとまった金額を借り入れることができる。借りたメンバーが利子をつけて、基金に返済することで、さらに基金が大きくなる。簡単でわかりやすい方式であるため、参加しやすいのが特長で、村人の経済的自立の後押しにつながる。

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