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【完了報告】障がいのある子どもたちの支援体制づくりプロジェクト~トーゴ~
トーゴ
障がいのある子どもたち
(更新)
プラン・マンスリー・サポーター2017年度活動報告
障がいのある子どもたちが地域で生活できる体制を整備
子どもたちへのリハビリテーション、障がいのある若者たちへの職業訓練と就労支援などの活動を継続して実施しました。国連が定めた「国際障害者デー」(12月3日)には、プランのプロジェクト担当者らがラジオ番組に出演。障がいを理由とした差別やいじめをなくしていこうと呼びかけました。
地元の子どもクラブと障がいのある子どもたちがともに中心になって、地域でイベントを開催したり、リハビリテーションセンターの「オープンデー」を催すなどの啓発活動も行いました。
主な活動内容
地域 | 中部チャオウジョ県、ビリッタ県、東モノ県の計24村 |
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期間 | 2011年7月~2017年6月 |
対象と支援内容 | 障がいのある子ども約3100人と地域住民、保健・教育・社会福祉分野の職員
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背景
トーゴでは何らかの障がいのある人の割合は、人口の約10%にのぼるとみられていますが、生活に十分な支援サービスが整えられていると答えた人の割合はわずか2%に過ぎません。障がい者のための社会サービスのほとんどが有料で都市部に集中しているため、農村部の貧しい家族には手が届かないのが現状です。プロジェクトでは、農村において、障がいのある子どもの保健、教育、就業等のニーズに応えていける体制を整えました。また意識啓発や技能訓練を行い、障がいのある子どもが地域社会の一員として認められ権利を享受できるよう推進しました。
関連リンク
現地の声
以前は、私は村で障がいのある子どもに出会うことはほとんどありませんでした。障がいのある子どもは家の外に出ることが少なく、存在しないものとして扱われていたからだと思います。でも、今は違います。このプロジェクトで一番よかったのは、障がいのある子どもは決して『恥』ではないという当たり前のことを、地域の人々に理解させたことです。村の人たちの、障がいのある人たちにむけるまなざしも変わってきました。私は、このプロジェクトが終了しても、障がいのある子どもたちのための活動は継続していきたいと思っています。
(セイドウさん 村議長)