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「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム」(WAW! 2015)に参加
女の子だから
(更新)
2015年8月28日(金)、29日(土)、グランドプリンス新高輪ホテルにて、「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム」(World Assembly for Women in Tokyo:WAW2015!:以下WAW)が開催されました。プラン・インターナショナル・ジャパンからは佐藤事務局長が参加し、女の子の教育の重要性やプランの取り組みをアピールしました。
世界各国からジェンダー平等に取り組むリーダーが参加
今年が2回目となるWAWは、日本政府の最重要課題の一つである「女性が輝く社会」を実現するための取り組みの一環として開催されました。世界各国そして日本各地からジェンダー平等を進めるリーダーや有識者が154名出席し、日本国内および世界における女性活躍推進について議論が繰り広げられました。
28日の公開フォーラムで安倍内閣総理大臣は、人権侵害のない世界の実現のために、UN Womenと協力を進めていくこと、女性が経済的に自立し、自らの意志で自らの人生を決定できるよう、女性・女の子への質の高い教育に今後3年間で420億円以上のODAを実施するとスピーチしました。また、2016年のG7サミット議長国の日本としては女の子への教育を含む女性のエンパワーメント、保健、起業などのテーマを重視していきたいとの見解も述べられました。
ファーストレディーが女の子の教育についてディスカッション
女の子の教育をテーマとするパネル・ディスカッションには、安倍総理夫人、オバマ大統領夫人側近のチェン米大統領夫人首席補佐官、イリーナ・ボコバUNESCO事務局長、ケニヤッタ・ケニア大統領夫人、ガーニ・アフガニスタン大統領夫人、ブレア元英首相夫人が登壇しました。
各国における女の子の教育の現状と教育の効果、教育へのそれぞれの想いが語られました。いまだに6200万人の女の子が初等・中等教育を受けられていないことを受け、教育によって早すぎる結婚を防止できること、乳幼児死亡率の減少にも貢献し、命を救うことにつながると強調しました。また、アフガニスタン大統領夫人からは、多くの子どもたちが教育を受けられるようになった一方で、トイレがないため、多くの女の子が学校に通うことができない状況が伝えられました。
ファーストレディーが大集合!
女の子と教育に関するラウンド・テーブル
29日のハイレベル・ラウンドテーブルは「女性と経済」および「グローバルな課題」の2つのテーマで複数のラウンド・テーブルが展開されました。プラン・インターナショナル・ジャパンの佐藤事務局長は、「女児と教育」のラウンド・テーブルに参加。女性のエンパワーメントの鍵となる教育を妨げている要因として、早すぎる結婚の影響が大きいこと、女の子の教育を推進するために必要な資金が足りないことを指摘しました。他の参加者からは、初等教育のみならず中等教育の普及の重要性、家族や男性/男の子の意識改革の必要性、通学時間が長い、女の子用のトイレが学校にないことなどが指摘されました。
発言する佐藤事務局長
ラウンド・テーブルには安倍首相も参加
プラン・インターナショナル・ジャパンは今回のシンポジウムで女の子への教育支援の重要性が強調されたことを歓迎しています。引き続き、優先度に見合った予算配分がなされるよう、政府への提言を強化していきます。
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