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【おしえて!プラン】私のチャイルドは何年生?~途上国の教育制度~

お知らせ

(2021/03/30更新)

「おしえて!プラン」は、プラン・インターナショナルの活動や報告に出てくる用語をわかりやすく説明するシリーズ記事です。

「チャイルド」とは、プラン・スポンサーシップでプランとともに活動し、地域を代表してその成果を伝えてくれる子どもたちのこと。今回はチャイルドの学校についてお伝えします。

途上国の教育制度

Q.私のチャイルドは10歳ですが、何年生でしょうか?

A.国や個人の事情によって異なります。

チャイルドのプロフィールや「一年の歩み」には、チャイルドが学校に通っている場合「初等教育(中等教育)を受けています」と書かれています。
つい日本の学校制度に照らし合わせ「何年生だろう」と考えてしまいますが、プランの活動国ではさまざまな要因によって、学校に通うことが当たり前ではありません。一律にその年齢から学年を割り出すことは難しいので、まずは交流するチャイルドに、手紙で「何年生ですか?」とお聞きになってみてください。

チャイルドのプロフィールと「一年の歩み」

チャイルドのプロフィールと「一年の歩み」

国によって大きく違う教育制度

教育制度は国によって異なり、入学時の年齢や就学年数も多様です。途上国においても、小学校は多くの国で「義務教育」とされていますが、中学校は国によります。

※制度が変わる場合もありますので、本ページに掲載されている情報は目安としてお考えください。

主な年数例

  • 初等教育6年+中等教育3年(タイ、エジプト、グアテマラなど)
  • 初等教育5年+中等教育4年(ベトナム、コロンビアなど)
  • 初等教育6年+中等教育4年(フィリピン、セネガル、トーゴなど)

地域別の傾向

地域 小学校 中学校
アジア5または6歳からの5年間3~4年間
アフリカ6または7歳からの6~8年間2~5年間
中南米5または7歳からの6~9年間3~6年間

また、アフリカのほとんどの国では、義務教育が小学校のみです。その代わりに小学校が長く、ザンビアやタンザニアなどは7年、エチオピアやケニアは8年となっています。
各活動国の教育制度については、こちらをご覧ください。

「義務教育」でも学校に通っていない?

「義務教育」と決められていても、さまざまな理由から学校に通わなかったり、退学してしまうチャイルドも多くいます。
10代後半になっても小学校に通っている場合もあれば、一部の国で導入されている学年終わりの進級テストで不合格になり退学してしまうケースも。出生登録がされておらず卒業試験が受けられない、家庭の方針で通わせない、通学が困難になり退学してしまう…など、さまざまな事情のチャイルドがいます。

山岳地帯の小学校 ベトナム

山岳地帯の小学校 ベトナム

グアテマラの学校事情の例

人口の約半数が先住民族で占められているグアテマラ。プランは、先住民族が多く暮らす地域で活動しています。

グアテマラでは小・中学校9年間が義務教育です。しかし、先住民の女の子が小学校を修了するのは約2割。原因は、地域に根付く伝統的な男性優位の考えです。大人たちは女の子が学校へ行く必要はないと考え、女の子たち自身も学校へ行くのは男の子だけだと思っています。

ジェンダー平等についてのメッセージが掲示された学校 グアテマラ

ジェンダー平等についてのメッセージが掲示された学校(グアテマラ)

これらの人々は一日2ドルで生活する最貧困層にあたり、女の子を学校に行かせてもいずれお金を稼ぐという見返りがなく、意味がないという考えが地域の慣習となってしまっています。

これはグアテマラに限った特殊な例ではありません。義務教育であっても周りの大人の考えや地域の慣習などから、教育を受けられない子どもたちがたくさんいるのです。

学校に通うことを難しくするさまざまな理由

途上国の子どもたちは、「教育を受ける」という当たり前の権利に対して、さまざまな困難を抱えています。

学校に通うことを難しくするさまざまな理由

貧困

途上国の貧困家庭では農業に従事する親が多く、気候変動により収入が低下すれば児童労働に出されることも。親が亡くなって働きに出なければならないケースもあります。

ジェンダー不平等

女の子は教育を受ける必要がないとの考えから、家事や兄弟姉妹の世話をさせられる場合や、「早すぎる結婚」により学校をやめる女の子もいます。子どもが多い場合、教育は男の子が優先されることも多いです。

地域や親の理解不足

親も教育を受けていないことが多く、女の子や障がいを持つ子どもの就学をよく思わなかったり、労働で家計を助ける方が重要と考えていたりします。出生登録していないために就学できない場合もあります。

気候・季節

雨季になると未舗装の道路が水没し、徒歩での通学が困難になる活動地域もあります。収穫期は農作業の手伝いが必要になり、家族全員で大規模農場へ働きに出てしまい、学校へ通えない場合も。

学校・教員不足

徒歩で数時間かかる場所にしか学校がなく、下宿や寄宿舎で生活しなければならないケースでは、経済的な事情で通学を諦めてしまいます。生徒数に十分な教室・教師がおらず、指導法も確立していません。

暴力

学校内でもトイレなどの衛生設備が劣悪で、校内での性暴力があったり、通学途中が危険だったりします。教師による体罰を恐れて学校へ通えなくなるケースも。

言語

少数民族の子どもたちは、自分たちの話す母語と学校で使われる公用語が異なるため、小学校に入っても授業についていけずやめてしまうことも。

写真:家族総出で行う農作業(ブルキナファソ)

家族総出で行う農作業(ブルキナファソ)

写真:教室不足による野外教室は天候に左右される(ジンバブエ)

教室不足による野外教室は天候に左右される(ジンバブエ)

写真:園児たちが通園する急斜面(ベトナム)

園児たちが通園する急斜面(ベトナム)

プランの取り組み

プランは、すべての子どもたちが安心して教育を受けられるように活動しています。学校施設や制度を整えることはもちろん、啓発活動も同時に行います。本人と親だけでなく、地域の人々、教師、そして行政に対しても、教育を受けることの大切さを伝えています。

人々の意識を変える、プランの活動

ジェンダー平等の理解促進

【グアテマラ】ジェンダー平等の理解促進
研修の修了証を手にした女の子たち

学校給食で栄養改善と就学率向上

【カンボジア】学校給食で栄養改善と就学率向上
授業の前に楽しく給食を食べる子どもたち

教師の質の向上

【トーゴ】教師の質の向上
点字の研修を受ける教師たち

インクルーシブ教育

【トーゴ】インクルーシブ教育*
クラスメートと楽しく遊ぶ障がいのある女の子

インクルーシブ教育

【ベトナム】就学前教育の促進
ペアで読み方を練習する子どもたち

出生登録推進

【ケニア】出生登録推進
出生登録申請に集まった数百人の人々

今すぐ学校に通うことが難しくても、非公式教育や自立のための職業訓練など、一人ひとりの状況にあわせて、何らかの形で学び続け、未来につながる支援を目指しています。

  • *インクルーシブ教育:障がいの有無などによる分け隔てなく学べる教育

学校給食やトイレの整備で就学率アップ!?

プランの活動国では、就学率が低いだけでなく、子どもたちの栄養不足や衛生環境の不備などが共通して見られます。

学校給食の支給
子どもの栄養不足が大きな問題となっている国では、学校給食を支給することが、健やかな成長と学習意欲につながります。「給食があるから学校へ行く」という子どもの声も聞かれました。

男女別のトイレを整備
衛生的な男女別のトイレを整備することによって、トイレでの性暴力を防いだり、月経期間中は学校を休むことを余儀なくされていた女の子たちが安心して使えるようになり、就学率がアップしました。

完成した男女別トイレ(ガーナ)

完成した男女別トイレ(ガーナ)

見守るスポンサーの声が大きな励みに

チャイルドが学校に通っていないという連絡を受けると、プランは復学できる方法を一緒に検討します。一人ひとりの事情を深く理解し、子どもたちを後押しすることができるのが、プラン・スポンサーシップという支援方法です。

スポンサーの皆さまも、ぜひ手紙を通じて、励ましの言葉や通学を促すメッセージを送ってください。チャイルドにとって、スポンサーからの手紙で遠い国の様子を知ることは、大きな刺激になります。 「手紙を自分で書けるようになりたい」と思うことが学習への励みにもなり、自信を持ち人生を変えていくきっかけにもなるのです。

完スポンサーへの手紙を書くチャイルド

スポンサーへの手紙を書くチャイルド

写真:教室で学ぶ子どもたち(ガーナ)

教室で学ぶ子どもたち(ラオス)

写真:スポンサーからの手紙を読むチャイルド(ブルキナファソ)

スポンサーからの手紙を読むチャイルド(ブルキナファソ)

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