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国際NGOプラン・インターナショナル、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大で横行する女の子への暴力に警鐘 隔離状態の中で声をあげられずにいる女の子たち

プレスリリース

(2020/04/24更新)

国際NGOプラン・インターナショナル(所在地:東京都世田谷区 理事長:池上清子 以下、プラン)は、世界中で拡大している新型コロナウイルス(COVID-19)感染の陰で、女の子や女性たちに対する暴力が急増していることに危機感を抱き、各国が喫緊に支援に取り組むべきであると考えます。
プランでは現在、各国の難民や国内避難民などの弱い立場に置かれた人々が暮らすコミュニティを支援し、ホットラインの開設、オンライン診療やオンライン授業、啓発活動を通じ、特に女の子や若い女性たちが様々な困難に遇うリスクの軽減に努めています。

支援を即刻に行わなければ、何百万人もの女の子や女性たちが暴力や虐待の犠牲になってしまいます

支援を即刻に行わなければ、何百万人もの女の子や女性たちが暴力や虐待の犠牲になってしまいます

新型コロナウイルスのパンデミックのため、7億4300万人の女の子たちが学校に通えずにいます

新型コロナウイルスのパンデミックのため、7億4300万人の女の子たちが学校に通えずにいます

現在、世界90カ国以上で、政府によって発令されたロックダウン(都市封鎖)のため、40億人以上の人々が自宅待機を余儀なくされ、大きなストレスを抱えています。ロックダウンによる社会活動や経済の急速な停滞に伴い、性的虐待や身体的虐待、心理的虐待などの犠牲になっている女の子や女性の数が激増しています。感染が最初に確認された中国湖北省では、家庭内暴力の発生件数が従来の2倍に増加し、そのうちの9割以上はロックダウン、隔離政策に起因していると、現地より報告されています。
現在、多くの女の子や女性たちにとって家は安全な空間であるとは言えず、また声を上げられない状況にあります。近親者による暴力や虐待の危険にさらされている女の子や女性たちは、社会との繋がりがない場合が多いため、電話相談やシェルター、心のケアなどの必要不可欠な公共サービスを利用できずにいます。

大部分の国では、新型コロナウイルス感染対策の中で、女の子や女性への支援は見過ごされています。特に、既存の支援体制が脆弱であったり、感染拡大阻止にのみ注力していたりする国々の事態は深刻です。各国政府が即座に対処しなければ、何百万人もの女の子や女性たちが、栄養、安全、性と生殖に関する健康と権利、能力の向上といった面で十分な支援を得られず、時として暴力や虐待の犠牲になってしまいます。

新型コロナウイルスの感染拡大により不安な日々を送るバングラデシュ、ロヒンギャ難民キャンプの女の子

新型コロナウイルスの感染拡大により不安な日々を送るバングラデシュ、ロヒンギャ難民キャンプの女の子

外出自粛のため娘とともに自宅で過ごすブラジルの十代の母親

外出自粛のため娘とともに自宅で過ごすブラジルの十代の母親
 

プランは、2015年に実施した西アフリカ諸国におけるエボラ出血熱支援を含む、これまで世界中で展開した様々な活動から得た以下の4つの学びを今回の新型コロナウイルス感染対策にも生かしています。

教訓1: 待ったなしで、即座に取り掛かる支援

2014年に世界保健機関(WHO)がエボラ出血熱についての緊急事態宣言を発出し世界中がウイルスの感染予防や医療体制の確立を最優先に取り組みました。その結果、1年後には、1万6000人以上の子どもたちが片親あるいは両親をエボラ出血熱で失い、500万人の子どもたちが学校に通えなくなり、女の子たちへの性的暴力や10代の妊娠、ジェンダーに基づく暴力も急増しました。この経験を踏まえ、プランはパンデミックのような緊急事態においては、弱い立場に置かれた子どもや女の子たち、若者たちに対する支援を迅速に進めるべきであることを学びました。

教訓2: 女の子たちへの支援

ジェンダーに基づく不平等や偏見が多く存在している社会では、緊急事態において最も影響を受けるのは女の子たちです。2014年~2015年のエボラ出血熱流行の際には、経済的困窮により家庭内暴力や性的搾取、金品と引き換えに行われる性行為(transactional sex)が増え、何千人もの女の子たちが望まない妊娠を経験しました。シエラレオネでは、早すぎる結婚が急増し、性と生殖に関する健康と権利についての情報やサービスを提供する機関が完全に閉鎖されました。プランはこの経験を踏まえ、新型コロナウイルス対策においては、思春期の女の子たちの保護に優先的に取り組んでいます。特に自宅に閉じこもり「見えない存在」となっている女の子たちの状況に配慮して、リモート形式の教育や心理ケアの提供への切り替えが重要であると考えます。

教訓3: 思春期の女の子や若者のエンパワーメント

様々な人道支援において、若者たちは、情報の伝達や行動変容の促進といった面で重要な役割を担うだけでなく、復興期においても多大な能力を発揮し、コミュニティに希望をもたらします。そのため、プランは、女の子や若者たちが、困難な状況でも能力を発揮し生きていく力を身に付けられるよう支援します。

教訓4: 長期的な支援

危機状況下では、政府の不合理な政策や制約により、女の子たちの人生が変わってしまう可能性があります。女の子たちは十代の妊娠や早すぎる結婚により、教育や収入を得る機会を失うとともに、コミュニティ内での汚名を着せられ、孤立することもあります。エボラ出血熱の終息後、緊急事態の最中に妊娠をしてしまったシエラレオネの女の子たちは、学校への復学を許されず、社会から取り残される状態となりました。プランはこういった不当な対処が行われることがないよう、アドボカシー(政策提言)活動を含めた支援活動を長期にわたり粘り強く実施します。

プラン・インターナショナル ジェンダー専門家 ティノテンダ ホンドのコメント
多くの女の子たちが、隔離期間中、知り合いや家族から虐待を受けているとの報告が多数寄せられています。東南部アフリカ諸国においては、ロックダウンの期間中に収入の手立てを失った家庭による早すぎる結婚の増加が深刻化しています。とりわけ、国内避難民や難民、紛争地域に暮らす思春期の女の子たちは危険な状態にあります。

プラン・インターナショナル 危機状況下にある女の子たちに関するプログラム担当 シャロン チカヤのコメント
学校や学習センター、子ども広場といった女の子たちを保護する環境を閉鎖してしまうと、女の子たちの教育に悪影響を及ぼすだけでなく、児童婚や性的搾取、児童労働などの他に、ネグレクト(育児放棄)身体的・心理的虐待が増加するなど、女の子の保護の面からもリスクが高まります。

●プランの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への支援活動に関する情報は以下でご覧いただけます。

【プラン・インターナショナルとは】
子どもの権利を推進し、貧困や差別のない社会を実現するために世界70カ国以上で活動する国際NGOです。創立は1937年。長年にわたり、子どもや若者、地域の人々とともに地域開発をすすめてきました。すべての子どもたちの権利が守られるよう、とりわけ女の子や女性への支援に力を入れています。

このリリースに関するお問い合わせ

公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン
広報担当 平田・寺田
TEL:080-1017-4200
E-mail:press@plan-international.jp

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