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【完了報告】学校における水と衛生プロジェクト~バングラデシュ~
バングラデシュ
水と衛生
(更新)
プラン一般プロジェクト2017年度活動報告
トイレや給水設備の設置で、清潔な環境を提供
対象24校で新しいトイレと給水設備が完成しました。子どもたちは清潔なトイレを使い、石鹸で手洗いができるようになりました。知識普及の方法として、“子どもから子どもへ伝えるアプローチ”を利用。トレーニングを受けた子どもたちが別の子どもたちに指導することで、さらに知識が深まり、主体性が高まる方法です。生徒会メンバーが中心となり、学校内外での正しい衛生知識の普及と定着のために活動しました。
世界手洗いデー(2016年10月15日)には対象24校でイベントを開催。学校内外の環境美化がすすみました。この結果、石鹸を使った手洗いをしている子どもの割合は35%から90%にまで増えました。
主な活動内容
地域 | ニルファマリ県ジャルダッカ・ウポジーラ |
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期間 | 2016年7月~2017年6月 |
対象と支援内容 | 支援実施対象24校に通う児童、教師、学校運営委員会のメンバー
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背景
バングラデシュでは、大勢の子どもが不衛生な環境から、赤痢や下痢などで命を落としています。長年、政府は安全な水の確保や衛生改善に取り組んできましたが、いまだ多くの学校には十分な衛生、給水設備がありません。ニルファマリ県の小学校でも、児童数に対してトイレの数が不足していました。雨季乾季に影響されずに使用できる井戸などの給水設備も整備されていません。また、人々には石鹸で手を洗うといった衛生への知識が不足しており、正しい衛生習慣を定着させるのが課題でした。
関連リンク
現地の声
プロジェクトの対象校のひとつ、バシュドホ小学校では新しいトイレと給水設備が完成し、学校で学ぶ約400人の子どもたちも教師も大喜びです。3年生のシリンさんは、「学校のトイレが新しくなって、みんなとても喜んでいます。とくに男女別のトイレは女の子にとって安心です。プライバシーが守られるからです。清潔な水で手洗いができるようになったのもうれしいです」と喜びを語りました。また、学校長のムンジュアラ先生は、「子どもたちも、教師も正しい衛生習慣を身につけることができました。子どもたちは学校で学んだことを、自分の家族や地域の人たちに伝えるでしょう。学校を拠点として、地域に正しい衛生習慣が広がることを期待します」と語りました。